≪アリアCD新譜紹介コーナー≫
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5/24(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
OEHMS
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OC424
\2000 |
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
1-4.フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調
BWV1034/
5-7.フルートとチェンバロのためのソナタ
イ長調 BWV1032/
8-11.フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調
BWV1035 /
12-14.フルートとチェンバロのためのソナタ
ロ短調 BWV1030/
15-18.無伴奏フルートのためのソナタ イ短調
BWV1013 |
ヴェレナ・フィッシャー(フルート…2010年マルティン・ヴェンナー製:1760年カルロ・パランカ製を原型とする)/
レオン・ベルデン(チェンバロ…2010年キース・ヒル製:1728年クリスティアン・ツェル製を原型とする) |
録音 2011年10月3-6日 ミュンヘン=ゼントリンク
昇天教会 Recording Producer & Editing:
Bernhard Hanke
トランスバース・フルート(トラベルソ)は現代のモダン・フルートの前身となった楽器のこと。ヴィヴァルディの時代くらいまでは、フルートと言えば縦型のリコーダーが主流であったため、わざわざ「トランバース(横向きの)」という形容詞を付けて呼ばれていたのです。
極めてシンプルな構造を持ち、もちろん素材は木でできています。現代のような複雑なキーでなく、トーンホール(音孔)を押さえることで音程を作っていました。
バッハの時代以降、半音を自在に出せるように少しずつ改良されますが、1847年にベーム式のフルートが登場したことで、このトラベルソの時代は一旦終焉を迎えることとなります。
このフィッシャーの演奏する楽器は1760年代のものの複製で、バッハ(1685-1750)の作品の正しい姿を表現するためには、これ以上のものはないと言い切ってしまえるほどの洗練された音色を味わうことが可能です。 |
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OC652
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090 |
マルクス・シュテンツ&ケルン・グルツェニヒ管
マーラー:交響曲 第7番 ホ短調 |
ケルン・グルツェニヒ管弦楽団/
マルクス・シュテンツ(指揮) |
録音 2012年6月23-27日 ケルン・フィルハーモニー
Recording Producer, Engineer, Editing/and
5.0 Mix: Jens Schunemann/SACD Authoring:
Ingo Schmidt-Lucas,Cybele AV Studios
マルクス・シュテンツのマーラー・ツィクルスもそろそろ終盤に差し掛かってきました。
今回はとりわけ複雑怪奇な曲である第7番です。この作品が「夜の歌」と呼ばれる理由は第2楽章と第4楽章に「NAHATMUSIC(夜の歌)」という表題が付されているためですが、第1楽章の冒頭の不穏な雰囲気をはじめ、不気味な第3楽章も夜の空気を醸し出しています。
それにひきかえ最終楽章の祝典的かつ無意味なほどの明るさは、ともすれば空虚ささえ感じさせてしまうことでしょう。とにかく全体をまとめるのが難しい作品ですが、シュテンツの明快な指揮にかかれば雑多な部分はきっちりと整理されたうえで、なおかつ神秘的な雰囲気を残しているのが素晴らしいの一言です。
大編成のオーケストラに加え、特殊楽器(銅鑼、ムチ、カウベル、鐘)やマンドリン、ギターまでをも必要とするこの作品、今回も最高の音質でお届けいたします。
マルクス・シュテンツ&ケルン・グルツェニヒ管弦楽団:マーラー・ツィクルス:
第1番…OC646
第2番…OC647(2SACD)
第3番…OC648(2SACD)
第4番…OC649
第5番…OC650
第8番…OC653
子どもの不思議な角笛…OC657 |
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OC670
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090 |
ドミトリー・キタエンコ&ケルン・ギルツェニヒ管
チャイコフスキー:交響曲 第3番
他
1-5.交響曲 第3番 ニ長調「ポーランド」Op.29(1875)
6-9.組曲「眠りの森の美女」Op.66a
<序奏とリラの精/パ・ダクシオン/パノラマ/ワルツ> |
ケルン・ギルツェニヒ管弦楽団/
ドミトリー・キタエンコ(指揮) |
録音 2010年11月&2011年12月 ケルン シュトラーセ,ストルベルガー
Recording Producer, Editing, 5.1 Mix,Mastering:Jens
Schunemann (all recordings)/Recording Engineer:
Jens Schunemann(Symphony No. 3)&Christian
Feldgen(The Sleeping Beauty)/SACD Authoring:
Ingo Schmidt-Lucas,Cybele AV Studios
1875年に作曲されたチャイコフスキー(1840-1893)の第3番の交響曲は「ポーランド」という副題が付されていますが、これは第5楽章の主題にポーランド舞曲である「ポラッカ」のリズムが用いられているから。それなら第2楽章が「アッラ・テデスカ(ドイツ風)」と題されているので「ドイツ」でもいいのでは?という疑問はさておき、全体に漲る明るさと活気が愛されている作品です。
第1楽章はなぜか「葬送行進曲」風に始まりますが、第1主題はニ長調の美しい音楽。第2楽章は三拍子ですがワルツではなくレントラー(ここがドイツ風)です。第3楽章は落ちつきのある牧歌風の音楽。第4楽章はチャイコフスキーらしい風が戯れるような軽やかなメロディ。そして力強く堂々とした終楽章を迎えます。
カップリングは「眠りの森の美女」から4曲。キタエンコはいつものように壮大で勇壮な部分を強調しながらも、繊細さを打ち出すメリハリのある演奏で楽しませてくれます。もちろん音質は最高です。 |
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OC685
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090 |
シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル
アントン・ブルックナー:交響曲
第0番 ニ短調
WAB100(1896) |
ハンブルク・フィルハーモニー/
シモーネ・ヤング(指揮) |
録音 2012年5月20&21日 ライブ録音 ハンブルク
ライスハレ Recording Producer, Editing, 5.0
Surround Mix & Mastering:Jens Schunemann/SACD
Authoring:Ingo Schmidt-Lucas, Cybele AV
Studios/Sound Engineer: Christian Feldgen
1869年に着手されその年に完成されたと言われる、ブルックナー(1824-1896)の「第0番」。実際の完成は第1番よりも後ですが、なぜかブルックナー自身がこの曲の総譜に「0(ゼロ)」と書き込んでいることからこの番号で呼ばれています。
曲が完成した際、当時ウィーン・フィルを指揮していたオットー・デッソフに感想を求めたところ、「第1主題がわからない」と言われたため、発表を取りやめてしまったというブルックナー。
総譜を破棄することはなかったものの、晩年になって「試作」「無効」などの書き込みを付すことで気持ちの整理をつけたのかもしれません。
初演は彼の没後である1924年。確かに堂々たる主題はわかりにくいですが、音の使い方はいかにもブルックナーらしく、また要所に現れるゲネラルパウゼ(オーケストラの楽器全てが休みとなること)などが彼らしさを主張しています。
もしブルックナーが、この溌剌としたヤングの演奏を聴いたなら発表を取りやめることはなかっただろうに…と思えてなりません。 |
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OC851
(4CD)
\5000 |
マックス・レーガー:オルガン作品集 第1集
<CD1>
1-3. 3つの小品 Op.7<前奏曲とフーガ ハ長調/幻想曲/フーガ
ニ短調>/
4-7.バッハの手法による組曲 ホ短調 Op.16
<序奏とフーガ/アダージョ・アッサイ/インテルメッツォ-トリオ/パッサカリア>/
<CD2>
1.コラール幻想曲「われらが神はかたき砦」Op.27/
2.幻想曲とフーガ ハ短調 Op.29/
3.コラール幻想曲「おおわが魂よ、大いに喜べ」Op.30/
4-8.作品番号なしの作品
<前奏曲とフーガ ニ短調 Wo0IV/10 /
序奏とパッサカリア ニ短調 Wo0IV/6 /
前奏曲 ハ短調 Wo0VIII/6 /
「国王万歳」による変奏曲とフーガ Wo0IV/7
/
前奏曲 ニ短調 Wo0IV/12>/
<CD3>
1-6.6つのトリオ Op.47/7-16.5つのやさしい前奏曲とフーガ/
17-18.作品番号なしの2つのコラール前奏曲
<おお嘆き、おお心の苦しみ Wo0IV/2
/来たれ、甘き死よ Wo0IV/3>/
<CD4>
1-12. 12の小品 Op.59
<前奏曲 ホ短調/パストラール ヘ長調/間奏曲
イ短調/
カノン ホ長調/トッカータ ニ短調/フーガ
ニ長調/
キリエ ホ短調/グローリア ニ長調/
ベネディクトゥス 変ニ長調/カプリッチョ
嬰ヘ短調/
メロディ 変ロ長調/テ・デウム イ短調>/
13-16. 作品番号なしのコラール前奏曲
<キリストは死からよみがえられた Wo0IV/9
/
血潮したたる御頭 Wo0 IV/14 /戸を高くあげよ
Wo0IV/14 /
輝く暁の星のいと美わしきかな Wo0IV/16> |
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ベルンハルト・ブットマン(オルガン) |
録音 <CD1>2012年1月24-26日 ヴィスバーデン,エヴァンゲリスト・マルクト教会,ヴァルッカー・ザウアー・オルガン
Producer, Editing & Mastering: Torsten
Schreier/Balance Engineer: Stefan Briegel/<CD2:4-8,CD4:13-16>2012年6月25-26日
ミュンヘン 聖ルペルト メルツ・オルガン Producer,
Editing & Mastering: Torsten Schreier/Balance
Engineer: Stefan Briegel/<CD2:1-3,CD3>2012年8月13-17日
オベルプファルツ 聖ミヒャエル教会 マックス・レーガー・オルガン
Producer, Editing & Mastering: Lutz
Wildner/Balance Engineer: Klaus Brand/<CD4:1-12>2012年7月9-11日
ヴァイラー・イン・アラガウ 聖ブラジウス教会
スタインメイヤー・オルガン Producer, Editing
& Mastering: Torsten Schreier
2016年に没後100年を迎えるマックス・レーガー(1873-1916)を記念して、OEHMSではバイエルン放送と協力の上、彼のオルガン作品全集のリリースを予定しています(第2集以降は、今後年1回のリリースで2016年に完結となります)。
ドイツの伝統を直接伝える彼の作品は、バッハ以前の古典的な構成とバッハに見られる複雑な対位法、そしてロマン派の拡張された和声感が溶け合い、見事な建築物を形作っています。
ドイツ各地の4つの教会での録音。響きの違いもお楽しみください。 |
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OC869
\2300→\2090 |
オロスコ=エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14 |
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団/
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮) |
録音 2012年10月07日 ライヴ録音 ウィーン ムジークフェライン,ゴルデナー・ザール
Recording Producer & Editing:Florian
Rosensteiner (ORF)/Sound Engineer: Andreas
Karlberger (ORF)
1977年、コロンビア、メデジン生まれの若手指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダ。もともとはヴァイオリニストとして才能を伸ばしていましたが、彼はウィーン国立音楽大学でブルーノ・マデルナ、ハンス・スワロフスキーの弟子であるウーロシュ・ラヨヴィチに指揮を学び、指揮者としての能力を開花させ、各地の歌劇場指揮者として研鑽を積んだ後に、2009年からウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を務めることになりました。
このアルバムはそんな彼とオーケストラの初のアルバムとなります。
最近の若手指揮者の例にもれず、レパートリーは幅広いのですが、彼がとりわけ愛しているのはロマン派とウィーンの古典派であり、また現代音楽とスペイン音楽だそうです。
このアルバムではそんな彼の伸びやかな才能を存分に感じることができるでしょう。 |
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OC881
\2300→\2090 |
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ&アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ:
チェロと通奏低音のためのソナタ集
1-4.プラッティ:ソナタ 第1番 WD698/1/
5-8.プラッティ:ソナタ 第2番 WD698/2/
9-12.プラッティ:ソナタ 第4番 WD698/4/
13-16.ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ イ短調
VIIIRV44/
17-20.ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ ト短調
VIIRV42/
21-24.ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ 変ロ長調
VIRV46/
25.プラッティ:ソナタ 第3番 WD698/3 アダージョ |
ゼバスチャン・ヘス(チェロ)/
アクセル・ヴォルフ(リュート&テオルボ) |
録音 2012年8月14-16日 グロスラングハイム
聖ヤコブ教会 Recording Producer: Thilo Grahmann/Balance
Engineer: Helmut Volkert/Recording Engineers:
Thomas Hirschberg,Johannes Luff
1722年、若き音楽家であったジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697?-1763)は、当時ハンブルクとヴュルツブルクの領主司教ヨハン・フィリップ・フランツ・フォン・シェーンボルンの宮廷にオーボエ奏者として招かれました。彼は領主の弟フリードリヒ・カールにも声楽教師として仕えることとなります。
その6年後、当時既に高い名声を得ていたヴィヴァルディ(1678-1741)が神聖ローマ帝国のカール6世を謁見する機会を持ち、この時、協奏曲集「チェトラ」を献呈したことは有名です。
この2人の作品を並べ聞くことで18世紀初めのドイツ、イタリアの音楽の変遷を味わっていただくことが可能です。
落ち着いた風情のプラッティに比べて、ヴィヴァルディの作品はやはり華やかさの面で一歩先んじています。ヘスの表情豊かなチェロ、そして鮮やかなヴォルフのリュート&テオルボ。この時代の響きを忠実に伝えます。 |
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OC942
(3CD)
\5000→\4590 |
リヒャルト・ワーグナー:歌劇「恋愛禁制」
2幕の大コミーシェ・オペラ ウィリアム・シェークスピア作の戯曲「尺には尺を」原作、
作曲家自身の台本による |
シチリアの総督フリードリヒ…マイケル・ネイジー(バリトン)/
貴族クラウディオ…チャールズ・ライド(テノール)/
その妹イザベッラ…クリスティアーナ・リボア(メゾ・ソプラノ)/
貴族ルチオ…ピーター・ブロンダー(テノール)/
アンジェロ…フランツ・マイヤー(バリトン)/
修道女マリアーナ…アンナ・ガブラー(ソプラノ)/
ブリゲーラ…トルステン・グリュムベル(バス)/
ダニエリ…シム・キーワン(バス・バリトン)/
フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団(マティアス・ケーラー…合唱指揮)/
セバスチャン・ヴァイグレ(指揮) |
2012年5月2.4日 フランクフルト歌劇場ライブ収録
このオペラ「恋愛禁制」はワーグナー(1813-1883)がマクデブルクで指揮者としての修業を重ねていた時代の1834年-1836年に書かれ、その直後、彼自身によってマクデブルクで初演されています。物語は16世紀のシチリア島パレルモ。総督フリードリヒは恋愛を禁じ、違反したものは死刑に処すとし、手始めに貴族クラウディオを捉えます。
それを知った彼の妹の修道女イザベッラはフリードリヒに助命を乞いますが、フリードリヒは「それなら恋愛の素晴らしさを教えてくれれば許してやろう」と彼女に言うのです。そこでイザベッラは、昔フリードリヒに捨てられたという修道女仲間のマリアーナを使ってフリードリヒを懲らしめる作戦を立てるのです。さて、物語の行く末は???
ワーグナー唯一のオペラ・ブッファ的な作品であり、音楽も多分にヴェルディ風ではありますが、なかなか楽しめる軽いオペラです。歌手たちも伸び伸び歌い、ヴァイグレも幾分力を緩めた楽しい音楽を奏でています。 |
COLUMNA MUSICA
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海と子供の頃
シューベルト、ガルシア・アブリル、モンサルバジェ:歌曲集
シューベルト(1797-1828):
船乗り D.536/海の静けさ D.216/漁夫
D.225/漁夫の恋の幸せ D.933
湖上で D.543
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):3つの海の詩法(1995)
海は忘却/海だけだ!/海を思う
シューベルト:
少年時代の喜び D.455/私のゆりかごに
D.927/子供の歌 D.596
子連れの父 D.906
アントン・ガルシア・アブリル:3つの子守歌(1961)
こうのとりの子守歌,黒い花の子守歌,悪い子の子守歌
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):子供のための歌(1953)
風景/とかげは泣いている/ほら貝/ばかな歌/ヨーロッパの中国人の歌
セビリャの小唄 |
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ハビエル・アロンソ(テノール)
アイノア・パドロン(ピアノ) |
録音:2011年12月10-13日、ヘタフェ専門音楽院、スペイン
海と子供時代をテーマとした歌曲プログラム。ハビエル・アロンソはスペインのレオン県ラ・バニェサに生まれ、ギターを修了した後で声楽に転じ、ウィーン音楽大学およびケルン音楽大学でヘレナ・ラザルスカ、エディト・マティス、ローベルト・シュンクに師事。アイノア・パドロンはスペイン領カナリア諸島のサンタ・クルス・デ・テネリフェに生まれ、同市の音楽院を卒業後フライブルク音楽大学およびケルン音楽大学でピ=シエン・チェン、ハンス=ペーター・ミュラー、ユルゲン・グラウスに師事。デュオを組んだ二人は2010年のフーゴー・ヴォルフ国際リート・コンクール(シュトゥットガルト)で第3位に入賞しました。
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1CM 0297
(4CD)
\3600→\3290
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名演奏家多数登場!
モンサルバジェ・ライヴ! エッセンシャル・セレクション
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
[CD 1]
J・S・バッハのシャコンヌの形態学的崩壊(1961)
バルセロナ交響楽団 ローレンス・フォスター(指揮)
録音:2005年、ラウディトリ、バルセロナ
短い協奏曲(1953)
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ) バルセロナ交響楽団
ローレンス・フォスター(指揮) 録音:1999年、ラウディトリ、バルセロナ
魔法)1992)
バルセロナ交響楽団 ヘスス・ロペス・コボス(指揮)
録音:2002年、ラウディトリ、バルセロナ
アルバイシン協奏曲(1977)
ウルズラ・デュチラー(チェンバロ) バルセロナ交響楽団
ジュゼプ・ポンス(指揮) 録音:2000年、ラウディトリ、バルセロナ
レフレクスス序曲(1973)
バルセロナ交響楽団 フランツ=パウル・デッカー(指揮)
録音:2002年、ラウディトリ、バルセロナ
[CD 2]
シンフォニア・デ・レクイエム(1985)
ロサ・マリア・コネサ(ソプラノ) リセウ大劇場交響楽団
ウーヴェ・ムント(指揮) 録音:1988年、リセウ大劇場、バルセロナ
コンチェルティーノ
1+13(1975)
アーラ・ヴォロンコヴァ(ヴァイオリン) カメラータ・メディテラニア
ゲラシム・ヴォロンコフ(指揮) 録音:1993年、エル・ヴェンドレイ
協奏曲の変容(1980)
ジョルディ・クディナ(ギター) ミュンスター青年交響楽団
ヨハヒム・ハルダー(指揮) 録音:1989年、カブリルス、バルセロナ
交響的万華鏡(1955)
バルセロナ交響楽団 エルンスト・マルティネス・イスキエルド(指揮)
録音:2003年、ラウディトリ、バルセロナ
[CD 3]
パルティータ 1958(1957)
バルセロナ交響楽団 ローレンス・フォスター(指揮)
録音:2001年、ラウディトリ、バルセロナ
協奏的詩曲(1951)
アーラ・ヴォロンコヴァ(ヴァイオリン) バリェス交響楽団
サルバド・ブルトンス(指揮) 録音:2000年、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ
照らされた三枚のはがき(1991)
バリェス交響楽団 エドモン・クロメル(指揮)
録音:2003年、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ
ダリ風フォリア(1995)
バルセロナ交響楽団 ローレンス・フォスター(指揮)
録音:1997年、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ
リディア・デ・カダケスへのセレナード(1970)
マグダレナ・マルティネス(フルート) ローレンス・フォスター(指揮)
録音:1998年、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ
サルダナ形式のマドリガル(1946)
バルセロナ市立コブラ・サン・ジョルディ
録音:1999年、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ
ジュリ・ガレタへの悲歌(1946)
バルセロナ市立コブラ・サン・ジョルディ
録音:1997年、大聖堂通り、バルセロナ
私のジロナ(1930s)
コブラ・セルバタナ 録音:2002年、バニョレス
[CD 4]
ヴォカリーズ(1976)
モンセラート・カバリエ(ソプラノ) マヌエル・ブルゲラス(ピアノ)
録音:1992年、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ
5つの黒人の歌(1945;エリアス・アリスクレン編曲版)
クラロン・マクファデン(ソプラノ) イベリア八重奏団
エリアス・アリスクレン(指揮) 録音:1993年、バルセロナ市立音楽院
きくぢしゃ(菊萵苣)の踊り(2000)/戴冠した聖処女(1969)
子守歌(1946)/なでしこ(1998)
黒人の子供のための子守歌
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾソプラノ) メルヴィン・タン(ピアノ)
録音:ヴィンタートゥール・ホール、バルセロナ
聖母の嘆き(1991)
リーダー・カメラ(合唱) アドルフ・プラ(ピアノ) ジュゼプ・ビラ(指揮)
録音:1999年、マタデペラ
冬の牧歌による3つの反映(2002)
アンドラ国立室内管弦楽団 ジェラルド・クラレト(指揮)
録音:2005年、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ
作者不詳の主題による4つの変奏曲(1989)
マグダレナ・バレラ(ハープ) 録音:1995年、トロエリャ・デ・モングリ
モーツァルト風マイクロコラージュ(1991)
ラリー・パッシン(クラリネット) 録音:1999年、ラウディトリ、バルセロナ
問いと答え(アンドレア・ガブリエーリのリチェルカーレによる;1979)
ゴシック・ブラス 録音:1996年、トロエリャ・デ・モングリ |
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20世紀スペイン・カタルーニャの大作曲家モンサルバジェの生誕100年&没後10年(2012年)を記念して、スペインでのライヴ録音から厳選・集成されたアルバム。4枚組ですが1枚半分ほどの価格ですので、演奏家目当てに聴いてみるというのもありでしょう。 |
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献呈
シューマン、シューベルト、ドヴォルジャーク、グリーグ、ショーベリ:歌曲集
シューマン(1810-1856):
献呈/くるみの木/蓮の花/ズライカの歌/花嫁の歌
I/花嫁の歌 II
ハイランドの子守歌/月夜
シューベルト(1797-1828):「ミルテの花」から
君はわが憩い/糸を紡ぐグレートヒェン/岩の上の羊飼い(*)
ドヴォルジャーク(1841-1904):ジプシーの歌(全7曲)
グリーグ(1843-1907):ソールヴェイの歌
カール・レオポルド・ショーベリ(1861-1900):音楽[Tonerna] |
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マルタ・ガルシア・カデナ(ソプラノ)
ジョルディ・クルヌデリャ(クラリネット(*))
ジョルディ・ウメト(ピアノ) |
録音:2011年9月12-15日、パウ・カザルス・ホール、ベンドレイ、スペイン
カタルーニャ高等音楽学校でアスンプタ・マテウに師事したソプラノ、マルタ・ガルシア・カデナのデビューCD。
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クラリネットとピアノのためのヴィルトゥオーゾ音楽
Vol.3
ジュゼプ・パスクアル(1964-):レチタティーヴォとアリア/ブラネッラ
ショーソン(1855-1899):アンダンテとアレグロ
マルセル・オルム(1937-):万華鏡
スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):夜明けのバラード
J・B・メセゲル(1959-):懐かしさ
ドビュッシー(1862-1918):狂詩曲第1番
パブロ・モラス(1983-):狂詩曲
ヘスス・ロドリゲス・ピコ(1953-):それはすばらしい
ロベルト・ムイチンスキ(1929-2010):時間の断片 |
ホセプ・フステル(クラリネット)
イサベル・エルナンデス(ピアノ) |
録音:2012年6月29-30日、マドリード音楽院マヌエル・デ・ファリャ・ホール、スペイン |
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セレスティヌ・ビラ・デ・フォルンス(1829-1915):室内楽作品集
ピアノ四重奏曲ホ短調(+)/
ピアノ四重奏曲ハ短調(*)
大五重奏曲イ長調(#) |
テシドル弦楽四重奏団
イランツ・ズアスティ(ヴァイオリン(*/#))
ジュアン・マルソル(ヴァイオリン(+/#))
ジョルディ・アルメンゴル(ヴィオラ)
シャビエ・ロチ(チェロ)
サンティ・リウ(ピアノ) |
録音:2011年10月1-2日、セルベラ専門音楽院、スペイン(#)
2012年7月5-7日、エンリク・グラナドス・ホール、リェイダ、スペイン(*/+)
セレスティヌ・ビラ・デ・フォルンスはスペイン・カタルーニャ、リェイダ近郊に生まれた作曲家。
ウエスカ大聖堂楽長を務め主に教会音楽を書きましたが、当盤で聴く室内楽作品の水準もあなどれません。世界初録音と表示されています。
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1CM 0319
(2CD)
\3600
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アントニオ・ソレル(1729-1783):
弦楽とオルガンまたはチェンバロのオブリガートのための6つの五重奏曲
第1番ハ長調/第2番ヘ長調/第3番ト長調
第4番イ短調/第5番ニ長調/第6番ト短調 |
ロサ・トレス=パルド(ピアノ)
ブレトン弦楽四重奏団
マウロ・ロッシ(第1ヴァイオリン)
アントニオ・カルデナス(第2ヴァイオリン)
イヴァン・マルティン(ヴィオラ)
ジョン・ストークス(チェロ) |
録音:2012年8月5-10日、コンデ・ドゥケ・ホール、マドリード、スペイン
ロサ・トレス=パルドはマドリードに生まれ、マドリード音楽院でホアキン・ソリアノとグロリア・オラヤに師事、1987年にデビューしたピアニスト。Glossaレーベルに録音したアルベニスの「イベリア」が高く評価されました。ブレトン弦楽四重奏団は主にスペイン音楽を演奏するために2003年に結成されました。
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LINDORO
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無数の窓のある庭園 声とリコーダー、見方を変えて
ヨハンネス・チコーニア(1370頃-1411):
Sus une fontayne en remirant(ヴィルレ)
アスパシア・ナソプル(1972-):Rodia=SO2H4(2003/2005改訂)
ギヨーム・デュファイ(1397頃-1474):
Resvellies vous et faites chiere lye(バラード)
不詳(13世紀後半、イングランド):Stella
maris illustrans omnia(カンティレーナ)
アンティ・アウヴィネン(1974-):FACTA(2006)(*)
ジョン・ダンスタブル(1390頃-1453):Sub
tuam protectionem(アンティフォナ)
ヤコポ・ダ・ボローニャ(活躍:1340頃-1360頃):
Sotto l'imperio del possente prince(マドリガーレ)
カタジナ・アルンホルト(1968-):In the
alchemy of the world’s dream(2005)(*)
レオネル・パワー(1370/1385頃-1445):
Quam pulchra es et quam decora(アンティフォナ)
ジョン・ダンスタブル:Quam pulchra es et
quam decora(アンティフォナ)
エリザベス・ギャスキル(1950-):Balloons(2010)(*) |
エアロダイナミック
ハルマ・エフェルツ(ソプラノ)
ステファニー・ブラント、
マリア・マルティネス・アイェルサ(リコーダー) |
録音:2010年10月4-7日、2011年8月27-28日、レイセルト礼拝堂、エーフデ、オランダ
ハーグ音楽院、アムステルダム音楽院で学んだソプラノ歌手とリコーダー奏者によって2004年に結成された女性トリオ、エアロダイナミックのCDデビュー盤。(*)はエアロダイナミックのために書かれた作品。大小様々な22種類のリコーダーを駆使し、現代(21世紀初め)と約600年前の音楽で構成した興味深いプログラム。録音も鮮烈です。
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新世界 トルヒリョ写本による土着の音楽
[ルーツ] ハレクラ
[メスティソのアメリカ] テペヤックの丘に
[ヨーロッパの影響]
天の元后/ああ、かわいい女よ/夜は招く/美しき処女を
今日、明るい星が生まれた
[トルヒリョ写本]
笛と太鼓を伴う踊り手の踊り(コントラダンサ)
ダイアモンド(トナダ)/ウイチョ・デ・チャチャポヤス(トナダ)
村の雄鳩(トナダ)/トゥパマロ(トナダ)/コンゴ(トナダ)
[フィナーレ]
解放者(コントラダンサ)/チャコナ/ハレクマ/エピローグ |
ムシカ・プリマ
フランシスコ・オロスコ(歌、リュート、ビウエラ、指揮)
ホセ・マヌエル・バケルロ(オルガネット、ハーディガーディ)
ホアンナ・ロセ(ヴィオル)
ビセンテ・パリリャ(リコーダー)
アルバロ・ガリド(打楽器) |
録音:2012年4月、小礼拝堂、キリスト学校、セビリャ、スペイン
南米ペルー北西部の都市トルヒリョの司教マルティネス・コンパニョン(1737-1797)により1782年頃〜1785年に編纂された「トルヒリョ写本」(別名マルティネス・コンパニョン写本)に収められた楽曲を中心に、口承記録による中南米に根付いていた作者不詳の音楽で構成されたプログラム。スペインのセビリャに本拠を置くイベリア半島関連の古楽をメイン・レパートリーとするピリオド楽器アンサンブル、ムシカ・プリマのデビューCDです。リーダーであるフランシスコ・オロスコのラテン感溢れるヴォーカル、「スペインのリコーダー界にこの人在り」のビセンテ・パリリャをはじめ、演奏陣の水準は文句なし。
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エン・エル・ムンド
世界のクラシカル&ポピュラー・アンコール
フアン・カルロス・キンテロ・ムニョス(1903-1980、スペイン):
エン・エル・ムンド(闘牛士のパソドブレ;1930頃)
フリオ・サルバドル・サグレラス・ラミレス(1879-1942、アルゼンチン):
はちどり
不詳(18世紀、フランス)/ジャン=バティスト・ヴェッケルラン(1821-1910)編曲:
ママ、教えて
フランク(1822-1890、ベルギー→フランス):「オルガニスト」第2巻
より 行進曲
プーランク(1899-1963、フランス):
「村人たち」(子供のための小品集)より
スタッカート
アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994、ブラジル):
瞑想/ワン・ノート・サンバ
アストル・ピアソラ(1921-1992、アルゼンチン):ブエノスアイレスの秋
ジェリー・グレイ(1915-1976、アメリカ合衆国):真珠の首飾り
伝承曲(アメリカ合衆国):
ロンサム・ロード・ブルース(ブルーグラス・ヴァージョン)
タピオ・ラウタヴァーラ(1915-1979、フィンランド):ブルー・ドリーム
伝承曲(スコットランド):かわがらすのストラスペイ
伝承曲(アイルランド):ウィリアム王のそぞろ歩き
ヴァルター・デルシュミット(1933-、ドイツ):ボアリッシュ
ヨープ・デ・ルール(1900-1973、オランダ):ゾイデル海
ラルフ・アルニー(1924-2003、ドイツ):アムステルダムのチューリップ
ハイドン(1732-1809、オーストリア):音楽時計のための小品
第30番
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「椿姫」より
あたしたちはジプシー娘
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」から
リモージュの市場
伝承曲(中国):紅豆詞
本居長世(1885-1945):七つの子
瀧廉太郎(1879-1903):荒城の月
伝承曲(ギリシャ): ハサポセルヴィコ
伝承曲(オランダ/フランドル):雪のように白い鳥がいた
伝承曲(ハンガリー):ゲメルの男たちの踊り
バルトーク(1881-1945、ハンガリー):
「子供のために」より 私はつれあいをなくした
ルーマニア民族舞曲集
棒踊り,飾り帯の踊り,足踏み踊り,ブチュムの踊り,
ルーマニアのポルカ,速い踊り |
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ロイヤル・ウインド・ミュージック
パウル・レーンフーツ(指揮) |
録音:2010年11月30日-12月4日、デ・ダウフ、アムステルダム、オランダ
リコーダー合奏が誘う世界への旅。収録曲の大半はパウル・レーンフーツがロイヤル・ウインド・ミュージックの(一部は彼が所属していたアムステルダム・ルッキ・スターダスト・クアルテットの)アンコール・ピースとして編曲したものです。13人の奏者が24種類、約50のリコーダーを駆使して多彩な音楽を楽しませてくれます。
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アンヘレス・イグレシアス(ピアノ)
ショパン(1810-1849):
ピアノ・ソナタ第1番ハ短調 Op.4
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58 |
アンヘレス・イグレシアス(ピアノ) |
録音:2012年4月、カハソル財団ホアキン・トゥリナ・ホール
アンヘレス・イグレシアスはスペインのセビリャ生まれのピアニスト。セビリャとマドリードで学んだ後ウィーン音楽大学でハンス・グラーフに師事。マヌエル・デ・ファリャ・コンクール(カディス、スペイン)第1位入賞。2013年現在マドリードを本拠に演奏・教育の場で活躍しながらブラジリア大学(ブラジル)教授も務めています。
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天使あるいは告天使 16−17世紀スペインにおける歌唱とオルガン
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525/1526頃-1594)/
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(1550頃-1594)編曲:
アヴェ・ヴェルム・コルプス(*)
アロンソ・ロボ(1555頃-1617):
悲しみのうちに引き戻され[Versa est in
luctum](*/+)
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):ティエント第10旋法
マヌエル・ロドリゲス・コエリョ(1555頃-1635):マニフィカト第1旋法(*/**)
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):
ソプラノ声部の音栓分割によるティエント第8旋法
ホセ・デ・トレス(1670頃-1738):聖木曜日のための第3の哀歌(*/#)
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):ティエント第7旋法
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):
めでたし、聖なる処女[Ave Virgo Sanctissima](*/+)
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548頃-1611)/
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ編曲:
私は町を歩きまわり[Vadam et circuibo
civitatem]−
あなたが愛する人[Dilectus tuus](第2部)(*) |
マーク・チェンバーズ(カウンターテナー(*))
ハビエル・ヒメネス(バス(**))
アルナウ・ロドン(コルネット[ツィンク](+))
バルバラ・セラ(ファゴット(#))
アンドレス・セア(クラヴィオルガヌム)
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録音:時期の記載なし、ロレトの聖母修道院、エスパルティナス、セビリャ県、スペイン
ポリフォニー教会音楽を一人の歌手とオルガンで演奏するというプログラム。
パレストリーナとビクトリアの曲はイタリアの作曲家ボヴィチェッリが出版した「マドリガーレとモテットの即興装飾法(Regole,
Passaggi di Musica, Madrigali e Motetti Passeggiati)」に収録された、多声曲の第2声部以下を器楽(当盤ではオルガン)に置き換え装飾(ディミニューション)を施された版。ロボとゲレロの曲ではカノン形式の上2声部をカウンターテナーとコルネットが、下声部をオルガンが担当。
コエリョとトレスの曲は独唱とオルガンのために書かれていますが、トレスの方は独唱、ファゴットとチェンバロで演奏されています。
クラヴィオルガヌムはチェンバロとオルガンが一体化した楽器で、ここでも双方の機能が生かされています。
アルバム・タイトルの告天使(コウテンシ)はヒバリ科の鳥で、天使のように歌うという意味で並列されたようですが、日本語だとぴったりはまります。マーク・チェンバーズは王立ノーザン音楽大学で学んだイギリスのカウンターテナー。
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天使、ジプシーと羊飼い ヴェネツィア、ナポリとローマのルネサンス音楽
アレッサンドロ・オロロージョ(1550頃-1633):イントラーダ第10番(6声)
インノチェンティオ・アルベルティ(1535頃-1615):
アルバートのパヴァーヌとガイヤルド(5声)
シモーネ・モリナーロ(1570頃-1633以後):バッロ「オルランド伯爵」(5声)
ヴィンチェンツォ・ルッフォ(1508頃-1587):苦労[El
travagliato](3声)
ジローラモ・カヴァッツォーニ(1525頃-1577以後):
「Falt d'argens」によるカンツォン(4声)
タルクイニオ・メールラ(1595頃-1665):
カンツォン「ラ・クレマスカ」[la Chremasca](4声)
ジョセッフォ・グアミ(1542-1611):カンツォン「ラ・ポッジーナ」[la
Poggina](4声)
ヤコポ・コルフィーニ(1540頃-1591?):
主よ、御身の聖霊の何と甘美であることか
[O quam suavis est Domine spiritus
tuus](7声)
パオロ・アゴスティーニ(1583頃-1629):
われらは御身を拝む、キリストよ[Adoramus
te, Christe](4声)
アスカーニオ・トロンベッティ(1544-1590):
われは御身を敬愛す、主よ[Diligam te,
Domine](6声)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
プレアンブルム・レガトゥーラ[Praeambulum
legatura](5声)
リチェルカーレ第8番、obligo di non uscir
mai di grado(4声)
アンドレア・ガブリエーリ(1533頃-1585):リチェルカーレ第1旋法(4声)
オラツィオ・ヴェッキ(1550-1605):サルタレッロ「トリヴェッラ」[Trivella](5声)
サロモーネ・ロッシ(1570-1630頃):
答えてくれてありがとう[Odecha ki'anitani](6声)/シンフォニア(5声)
ガイヤルド「ナルシス」[Narciso](5声)
ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575頃-1647):
ガイヤルド第1番「ラ・ガランテ」(5声)/ガイヤルド第3番「ラ・タリアネッラ」
バルダッサーレ・ドナート(1529頃-1603):
ガイヤルドを習いたい人は[Chi la gagliarda,
donne, vo' imparare](4声)
ロドヴィコ・アゴスティーニ(1534-1590):All'arm'
all'arme(5声) |
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ロイヤル・ウインド・ミュージック
パウル・レーンフーツ(指揮) |
録音:2010年4月9-15日、デ・ダウフ、アムステルダム、オランダ
イタリア・ルネサンスから初期バロックの器楽曲、マドリガーレやモテットをパウル・レーンフーツが編曲、14人の奏者が10種のリコーダーを駆使して演奏しています。
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MPC 0122
\2300 →\2090
【旧譜 再入荷予定】
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啓蒙時代のヨーロッパへの旅
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803):
フルート、ヴィオラとチェロを伴うチェンバロのための四重奏ソナタ
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
フルート、ヴィオラと通奏低音のためのソナタ
ホ短調
トマゾ・ジョルダーニ(1730-1806):
フルート、ヴィオラのオブリガートを伴うチェンバロのためのソナタ
ジャン=フランソワ・タプレ(1738-1798):
フルート、ヴィオラとチェロを伴うチェンバロのための四重奏曲第6番
Op.19 |
アンサンブル・カルメン・ベネリス
アナ・ロペス・スエロ(フルート)
パブロ・アルマサン・ハエン(ヴィオラ)
ギリェルモ・マルティン・ガミス(チェロ)
ジュルダン・フマド・ジュルネト(チェンバロ) |
録音:2008年8月26-29日、ロンダ、マラガ県、スペイン |
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MPC 0123
\2300
【旧譜 再入荷予定】
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比喩的な歌 スペイン・ルネサンスの声楽と器楽
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1575頃-1654):グロサダ
LXVI
フアン・デル・エンシナ(1468-1529):不運な悲しきスペイン
マテオ・フレチャ(子;1530-1604):Ay que
vivo en tierra extrana
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
Ad Dominum cum tribularer(ティエント
XIV)
ジョスカン・デプレ(1450頃-1521):あなたは祝福された、天の元后よ(*)
エンリケス・デ・バルデラバノ(活躍:1547頃):
満ち渡る(デュオ)(+)/そしてその憐れみは(デュオ)(+)
アニュス・デイ(デュオ)(+)
アブロシオ・コテス(1550-1603):De virginibus(カンシオン)(*)
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):めでたし、この上なく聖なる処女よ
エンリケス・デ・バルデラバノ:満ち渡る(デュオ)(+)/Per
illud ave(デュオ)(+)
アントニオ・デ・カベソン:ティエント V
フアン・デ・カベソン(1519-1566):ティエント
LXXIV
フランシスコ・ペラサ(1564-1598):メディオ・レヒストロ・アルト第1旋法
アントニオ・デ・カベソン:
ティエント IV(アドリアン・ウィラールトの「Qui
la dira」による)
Pisne me pulvenir(トマ・クレキヨンによる)
エンリケス・デ・バルデラバノ:ソネット(IX)(+)/ソネット(X)(+)
トマス・デ・サンタ・マリア(1510頃-1570):ファンタジア
I
不詳:「牛の番」による5つのディフェレンシア(16世紀後半、スペイン)
エルナンド・デ・カベソン(1541-1602):スザンナはある日
フアン・アラネス(?-1649頃):シャコンヌの夜会
エンリケス・デ・バルデラバノ:
そしてよみがえられた(デュオ)(+)/ベネディクトゥス(デュオ)(+)
ジョスカン・デプレ:あなたと別れる千々の悲しみ
クリストバル・デ・モラレス(1500頃-1553):
ミサ「ミル・ルグレ(千々の悲しみ)」から
アニュス・デイ III(*) |
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カペリャ・サンクタ・マリア(声楽アンサンブル(*))
オルランダ・ヴェレス・イジドロ、
シルヴァ・ダ・シルヴァ(ソプラノ)
ブラム・フェルヘーイェン、
エステバン・マンサノ(テノール)
エンリケ・ロペス=コルトン(バリトン)
三浦英治(バス)
エンリケ・ロペス=カルトン(指揮(*))
アルフレド・フェルナンデス(ビウエラ(+))
ロイヤル・ウインド・ミュージック(リコーダー・アンサンブル(無印))
パウル・レーンフーツ(指揮(無印)) |
録音:2009年5月3-6日、デ・ダウフ、アムステルダム、オランダ |
<メジャー・レーベル>
オーストラリアELOQUENCE
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480 7425
\1200 |
アカデミー室内アンサンブル
メンデルスゾーン:
『弦楽八重奏曲 Op.20』
ボッケリーニ:
『弦楽五重奏曲ハ長調Op.37-7, G.310』 |
アカデミー室内アンサンブル |
【録音】1967年, キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
アカデミー室内管弦楽団の主要メンバーによる室内楽演奏。メンデルスゾーンの「八重奏曲」は交響曲的効果が現れた作品で、ゲーテの「ワルプルギスの夜」から霊感を得た作品といわれています。演奏は悠然として柔軟で、これらの曲にふさわしい美しい歌い口が印象的です。 |
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480 1280
(2CD)
\1800→\1690 |
ブラームス:室内楽曲集
①『クラリネット三重奏曲イ短調Op.114』
②『ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40』
③『シューマンの主題による変奏曲Op.23』
④『ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34』
⑤『クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115』 |
アンドラーシュ・シフ(P:①〜④),
ギュンター・ヘーグナ(Hr:②),
ペーター・シュミードル(Cl:①⑤),
ゲオルク・ショルティ(P:③),
エーリヒ・ビンダー(Vn:②),
フリードリッヒ・ドレシャル(Vc:①),
タカーチ弦楽四重奏団(④),
新ウィーン八重奏団員(⑤) |
ブラームスのウィーン風歌い方の絶品な美しさ
【録音】1980〜1990年, ウィーン(セッション)
ウィーン・フィルのメンバーとA・シフによる、絶品のウィーン風なメロディーの歌わせ方が際立つ演奏です(④を除く)。
ウィーンはブラームスゆかりの地であり、特にクラリネットを含む2曲は、ウィーン特有の呼吸法による伝統的な奏法で演奏されています。その独特な歌い方は、彼らだけからしか味わえないものです。「ピアノ五重奏曲」はブラームスがハンガリーの影響を受けた曲という事で、ハンガリーが誇るタカーチ四重奏団による演奏で。音色もフレージングも非常に濃い色合いでバランスのとれた美しさを感じさせる演奏をお楽しみください。 |
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480 7283
(2CD)
\1800→\1690 |
アストリッド・ヴァルナイ(Sp)
ワーグナー:アリア集
『ワルキューレ』より「ジークムント!私をご覧!」
『ジークフリート』より「太陽に祝福を!光に祝福を!」
『神々の黄昏』より
「いとしい勇士よ!あなたを愛してはいても」
「しっかりとした薪を、私のためにあそこへ」
『トリスタンとイゾルデ』より
「ああ,何ということを!耐えねばならぬのか」
「イゾルデ!愛する人よ!トリスタン!」「イゾルデの愛の死」
『ヴェーゼンドンクの5つの歌』 |
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アストリッド・ヴァルナイ(Sp),
フェルディナント・ライトナー(指揮),
レオポルト・ルートヴィヒ(指揮),
ヘルマン・ヴァイゲルト(指揮) |
最高のワーグナーのソプラノ・ドラマティコ、アストリッド・ヴァルナイ
【録音】1954〜1959年, ミュンヘン、バンベルク(セッション)
アストリッド・ヴァルナイ(1918-2006)は、ハンガリー人声楽家の両親の元にスウェーデンに生まれました。22歳になるまでにハンガリー語、ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語を覚え、ワーグナーの11作品を含む重要な15の役柄を身に付けました。1941年、METに「ワルキューレ」でデビュー。1951年にはフラグスタートのとりなしでバイロイトにデビューしました。それ以来7年間バイロイトに連続出演し、特にワーグナーのソプラノ・ドラマティコとして高い評価を得ています。名状しがたい声を持ち、きわめて人間的で、抑揚を感じさせる歌唱が見事です。 |
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480 7066
\1200 |
ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指環』より
『ワルキューレ』より
「父が約束したひとふりの剣」
「冬の嵐は過ぎ去り」「我が名はジークムント」
『ジークフリート』より
「ノートゥング!宿望の剣」「鍛えろ、私のハンマー」
「あいつが俺の父親でないとわかって」
「もう一度、かわいい小鳥よ」
「陽光明るい頂の心地よい荒野だ!・・・男ではない」
『神々のたそがれ』より
「ジークフリートのラインの旅」「ジークフリートの告別の歌」「葬送行進曲」 |
ベン・ヘップナー(T),
ブルクハルト・ウルリッヒ(T),
ペーター・シュナイダー(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン |
ドラマティックなワーグナー・テノール、ヘップナーの圧倒的な歌声
【録音】2005年9月, ドレスデン、ルカ教会(デジタル:セッション)
1956年、カナダのブリティッシュ・コロンビア生まれのテノール歌手。1988年、カーネギー・ホールの演奏会で米国デビューを飾り、1989年にスウェーデン王立歌劇場で初めて「ローエングリン」を歌い、欧州デビューしました。現代最高のヘルデン・テノールと言っても過言ではないヘップナー。
このアルバムは、『ワルキューレ』『ジークフリート』『神々のたそがれ』から、ジークフリートの生涯を辿る形で選曲がなされています。彼のワーグナー歌唱の魅力を存分に堪能できる一枚です。 |
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480 7055
(2CD)
\1800→\1690 |
クラウディオ・アバド(指揮)&ウィーン・フィル
シェーンベルク:『グレの歌』 |
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィル
ジークフリート・イェルザレム(ヴァルデマール),
シャロン・スウィート(トーヴェ),
マリヤナ・リポヴシェク(山鳩),
ハルトムート・ウェルカー(農夫),
フィリップ・ラングリッジ(道化クラウス),
バルバラ・スコーヴァ(語り),
ウィーン国立歌劇場合唱団,
アルノルト・シェーンベルク合唱団,
スロヴァキアフィルハーモニー合唱団, |
【録音】1992年5月, ウィーン。ムジークフェライン・ザール(デジタル:セッション)
アバドの理知的なアプローチが印象的な演奏。劇的で感情を高めた演奏も可能ながら、この作品に対するアバドの視点はあくまで曲の本質、リートの美しさの追求に向けられています。そこから生み出される緻密で完成度の高い音楽がここに刻まれています。歌手も理知的で、オーケストラ、合唱団全てがそろった響きも美しく、細部まで透けて見えるような精緻な名演です。 |
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480 7064
\1200 |
ジョージ・ロンドン(Bs-Br)
ワーグナー:アリア集
①『ラインの黄金』より
「ワルハラへの神々の行進」
②『パルジファル』より
「我が身に負わされたこの苦しき世襲の役」
③『さまよえるオランダ人』より
「期限はすぎた」
④『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
「リラの花が何と柔らかく」「迷いだ、みな迷いだ」
⑤『ワルキューレ』より
「今生の別れだ、勇気ある輝かしき子よ!」 |
ジョージ・ロンドン(Bs-Br)
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィル(①),
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィル(③〜⑤),
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
バイロイト祝祭管(②) |
ジョージ・ロンドンの威厳ある深い歌唱
【録音】1958年, ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ:セッション),
1962年, バイロイト音楽祭(ステレオ:ライヴ:②)
ジョージ・ロンドン(1920-1985)はモントリオール生まれ。1947年からウィーン国立歌劇場専属歌手となり、モーツァルトやワーグナーの主役を歌いました。1951年〜1960年代初等まではバイロイトにも出演しています。このアルバムの③〜⑤は、ジョージ・ロンドンのためにDeccaがカルショー/プロデュースの元、録音したもので、クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルによる豪華なバックが支えています。
この録音の3ヶ月後には、ショルティの「ラインの黄金」にも起用されました。②は、1962年のバイロイトでのライブ録音からのものです。ワーグナー作品で特にその真価を発揮する彼の威厳のある深い声が堪能できるアルバムです。 |
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480 7093
(2CD)
\1800→\1690 |
クナッパーツブッシュ(指揮)&ウィーン・フィル
ワーグナー:管弦楽曲集
①『パルジファル』より
「第1幕への前奏曲」「場面転換の音楽」「花の乙女たちの場」
②『ジークフリート牧歌』
③『トリスタンとイゾルデ』より「第1幕への前奏曲」
④『タンホイザー』より
「序曲」「ヴェーヌスベルクの音楽」
⑤『リエンツィ』序曲
⑥『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
「第1幕への前奏曲」「第3幕への前奏曲」
⑦『ワルキューレの騎行』
⑧『ジークフリート』より「森のささやき」
⑨『神々の黄昏』より
「夜明けとジークフリートのラインへの旅」「葬送行進曲」 |
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
【録音】1950〜1959年, ウィーン
巨人指揮者クナッパーツブッシュ。1909年バイロイトでハンス・リヒターの助手を務めた経験上、ワーグナーを得意としていました。バイロイト音楽祭やバイエルン国立歌劇場で、伝説的なワーグナーの名演奏を刻んできました。殊に晩年になってから会得した演奏スタイルである悠揚迫らぬ巨大なスケールと内面の激しい燃焼は、余人の到達し得ぬ境地に達していると言っても過言ではないでしょう。
このアルバムは、1950〜1959年の彼の晩年にウィーン・フィルと録音した、彼の芸術の粋を伝えるワーグナー・アルバムです。 |
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480 7065
\1200 |
ジェス・トーマス(T),
ワーグナー:アリア集
①『ジークフリート』より
「あいつがおれの父親じゃないとは」
「歌っておくれ、きいているから」
「陽光を浴びた高みの至福の荒れ地だ!」「男ではない!」
②『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
「始めよ!」「朝はバラ色に輝きて」
③『ワルキューレ』より
「父は私に剣をくれると約束した」
④『ラインの黄金』より
「恩を仇で返されるのが」
⑤『リエンツィ』より
「全能の父よ、見そなわせたまえ」
⑥『パルシファル』より
「役立つのはひとつの武器」
⑦『ローエングリン』より
「これ以上ない信頼を寄せてくれて」
「名乗りの歌」「労いの言葉を受けてくれ、愛しい白鳥よ」 |
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ジェス・トーマス(T),
カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル,
サヴァリッシュ(指揮)
バイロイト祝祭管,
ヴァルター・ボルン(指揮)
ベルリン・フィル |
【録音】1962〜1969年
ジェス・トーマス(1927-1993)は、ワーグナーを主要レパートリーとする一級のヘルデン・テノール。1958年カールスルーエの歌劇場と専属契約し、「ローエングリン」でデビュー。1960年にはミュンヘンの「ナクソス島のアリアドネ」、1961年にはバイロイトでクナッパーツブッシュの「パルジファル」に出演。長身で知的な才能と緻密な表現力を持ち合わせ、オペラの主人公にふさわしい歌手とたたえられました。
ボルン指揮による1963年の彼のオリジナル・アルバムと、カラヤン&BPO、サヴァリッシュ&バイロイトなどの全曲盤からの名アリアを抜粋したアルバムです。 |
5/23(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ATMA CLASSIQUE
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ACD2 2490
(2CD)
\3600
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クリスチャン・レオッタ(Pf )
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.5
CD1:
第14番嬰ハ短調Op.24「月光」、
第2番イ長調Op.2-2、第16番ト長調Op.31-1
CD2:
第6番ヘ長調Op.10-2、第18番変ホ長調Op.31-3、
第22番ヘ長調Op.54、第28番イ長調Op.101 |
クリスチャン・レオッタ(Pf ) |
イタリアのベートーヴェン弾きクリスチャン・レオッタ、ピアノ・ソナタ全曲シリーズ遂に完結!
録音:2012 年グスタフ・マーラー音楽堂(ドッビアーコ、イタリア)
今最も注目されるベートーヴェン弾きの一人、クリスチャン・レオッタによるベートーヴェン・ソナタ集。2002
年に22 歳という若さでベートーヴェンのソナタ全曲演奏会を成し遂げ、バレンボイム以来の快挙として一躍注目を集めたレオッタ。2008
年よりリリースされてきた彼のベートーヴェン・チクルスも、この第5
弾をもって遂に完結致します。2013 年2 月には待望の来日コンサートがあり、独自のベートーヴェン像を日本の聴衆に披露しました。
32 曲のピアノ・ソナタの中でも表題付きソナタの人気作品である第14
番「月光」が収録されています。研ぎ澄まされた音色で、ベートーヴェンの音楽の深淵なる世界を描いています。また後期の傑作群を作曲する前の過渡期にあたる重要な作品第28
番。中期の力強さと後期の複雑な内面性をあわせ持った曲で、全体を通してベートーヴェンのピアノ・ソナタを深く研究したレオッタならではの、充実した演奏を聴かせてくれます。 |
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フランス・デュオ作品集〜クラリネットとフルート
ケクラン:
フルートとクラリネットとソナチネ・モダーレ イ長調Op.155、
フルートとクラリネットのための古代様式のモテット、
フルート、クラリネットとピアノのためのパストラーレOp.75bis、
クラリネットのためのモノディ イ長調Op.229第4,6,7,8,9,10番
シュミット:
フルートとクラリネットとハープシコードのためのトリオ・ソナチネOp.85
ジャン・リヴィエ:フルートとクラリネットのためのデュオ
ジャン・カルタン:フルートとクラリネットのためのソナチネ
ウジェーヌ・ボザ:フルートとクラリネットのための3
つの楽章 |
ジャン=ギィ・ボワヴェール(Cl)
クリスチャン・ラフラーム(Fl)
ジャン=ウィリー・クンツ(Clavecin,Pf) |
優雅さ、美しさ、繊細さが凝縮したフランス音楽の魅力が詰まったデュオ作品集
録音:2012 年
フランスの作曲家によるフルートとクラリネットのためのデュオ作品集。1921
年から1974 年の間にパリ音楽院の課題曲として作曲されたもの。エスプリ溢れる美しい旋律が魅力のケクラン。フランスの響きとドイツの形式美をあわせ持った作風のフローラン・シュミット。颯爽とした雰囲気と遊び心が感じされる作風のジャン・リヴィエ。主に室内楽作品を書いたジャン・カルタン。色彩的な和声とロマンティックな旋律が特徴のウジェーヌ・ボザ。フランス音楽の美しさと魅力を堪能できる1
枚です。
演奏は現代作品も積極的に取り上げるカナダ人クラリネット奏者ジャン=ギィ・ボワヴェール。モダン楽器はもちろんバロック・フルートも吹きこなすクリスチャン・ラフラーム。オルガニストとしても活躍するジャン=ウィリー・クンツと、多才な顔ぶれです。 |
WERGO
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「zeit(t)raume 〜時代」
(1)シュトックハウゼン(1928-2007):
星座のための十二のメロディ(黄道十二宮)(1975)
〜
ソプラノとピアノによる演奏
(2)ベリオ(1925-2003):セクエンツァIII〜女声のための
(1975)
(3)シュトックハウゼン:ピアノ曲IX (1961)
(4)ベリオ:4 つの民謡(声とピアノ)(1947) |
クラウディア・ベッチャー(ソプラノ)
ヨヴィタ・ツェール(ピアノ) |
シュトックハウゼンの名曲、ティアクライス(星座のための十二のメロディ)のソプラノ&ピアノ版!ベリオの4つの民謡も収録!ソプラノとピアノで編む、20
世紀最大の作曲家二人へのオマージュ
録音:(1)(4)2012 年2 月、(2)2011年9月、(3)2011年11月/ケルン(ドイツ)
シュトックハウゼンのティアクライス(黄道十二宮、または星座のための十二のメロディ)。これまでにもトロンボーンのスヴォボダ率いるアンサンブル版や、オルガン版などをリリースしてきたWERGO
レーベルから今回登場するのは、ソプラノとピアノによる演奏です。
「黄道十二宮」は、もともとは舞台作品「MUSIK
IM BAUCH(胃の音楽)」(1974 年)にルーツを持ちます。この作品は、6
人の打楽器奏者のためのもので、彼らの頭上には”
Miron” という大きな鳥男がぶら下げられていて、その鳥男の胃にはオルゴールが隠されていて、物語の進行に沿って、演者達がそのオルゴールを動かす、というもの。このオルゴールに仕込まれたメロディが、シュトックハウゼンが書いたもので、12
の星座の特徴を、ピッチ、リズム、ハーモニー、そしてデュナーミクで表したものとなっています。このメロディを、この盤ではソプラノが歌い、ハーモニーをピアノが担当します。歌詞は、各星座人の特徴を述べたテキストを用いての演奏ということだけあって、非常にユニークな仕上がりとなっています。
シュトックハウゼンのピアノ曲IXは、1952-61
年にかけて彼が書いた11 のピアノ曲の中の1
曲。セリー的要素の強い作品です。
セクエンツァは、ベリオが1958 年から2002
年にかけて取組み続けた、様々なソロ奏者のための曲集(14
曲から成る)。第3 番は、唯一の声楽曲です。「4
つの民謡」は、彼が、伝統に対して、真摯でありながらも常に革新的な姿勢で向き合っていたことを示す作品。意欲的なソロ作品と、伝統に対するリゲティの姿勢をみることのできる興味深い組み合わせといえるでしょう。
演奏するのは2008 年からデュオを組んでいるクラウディア・ベッチャーとヨヴィタ・ツェール。このプログラムは、実際に2010
年に演奏会で取り上げたもの。満を持しての録音となっています。 |
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グバイドゥーリナ(b.1931):作品集
(1)ソナタ〜コントラバスとピアノのための(1975)
(2)パントマイム〜コントラバスとピアノのための(1966)*
(3)イン・クローチェ(作曲者編曲によるコントラバスとバヤン版(2009)
[原曲:チェロとオルガン(1979)、チェロとバヤン(1991)])*
(4)プレリュード(作曲者編曲によるコントラバス版(2009)
[原曲:チェロとオルガン(1974)])*
*= 世界初録音 |
ダニエレ・ロッカート(コントラバス)
ファブリツィオ・オッタヴィウッチ(ピアノ)
マッシミリアーノ・ピトッコ(バヤン) |
雄弁に語るコントラバス、グバイドゥーリナ作品集
録音:2009&2012 年
グバイドゥーリナによる、コントラバスのための作品集(うち2
作品は原曲はチェロのためのものですが、コントラバスのためにグバイドゥーリナ自身が編曲したもの)。
「ソナタ」では比較的伝統的な雰囲気の作品。ですが、フィンガリングなどは演奏者の自由にゆだねられている部分も大きいです。イン・クローチェでは、バヤンの音色がロシアのフォークロアを思わせる中、コントラバスが嘶きます。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
HMF GOLDシリーズ
2 枚組 6 タイトル新譜
ハルモニア・ムンディ・フランスは2008年創立50周年を迎えたのにあたり、HM
GOLDエディションのリリースを開始。選りすぐりのタイトルを、新たに書かれ編集された充実のフルカラーブックレットと、豪華装丁ディジパックで再上程。再リリースながら、歌詞(欧文のみ)もきちんと掲載、さらに裏ジャケットには、オリジナル・ジャケット写真も掲載されているなど、どこまでも心配りの行き届いたシリーズ。
そんなこともあってすっかり定番化したこのシリーズ、先日の6タイトル(こちらの下のほう)に続いて今回またもや注目の新譜が登場。 |
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HMG 501578
(2CD)
\2400 →\2190
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J.S.バッハ:管弦楽組曲(全曲)
[CD1]
第3番 ニ長調 BWV 1068
第1番 ハ長調 BWV 1066
[CD2]
第4番 ニ長調 BWV 1069
第2番 ロ短調 BWV 1067 |
ベルリン古楽アカデミー |
絶妙なリズム感が冴えわたる緊密なアンサンブル、ベルリン古楽アカデミーによる管弦楽組曲、復活!
録音:1995 年9 月
カタログ付CD(2008) としても発売された名盤、ベルリン古楽アカデミーによるバッハの管弦楽組曲が復活します!組曲第1番プレリュードの冒頭の、品格漂うテンポ感と音色はさすが。第2
番の終曲「バディヌリ」で魅せる絶妙なリズム感覚が冴えたアンサンブルは絶品です。名人たちによる抜群のアンサンブルをたのしめるセットです。 |
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HMG 508396
(2CD)
\2400 →\2190
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テレマン:管弦楽組曲集
[CD1]
(1)組曲 ニ長調 TWV55: D18
(2)組曲「諸国民」TWV55: B5
(3)ヴァイオリン協奏曲 イ長調「雨蛙」
(ヴァイオリン独奏:ミドリ・ザイラー)
(4)序曲「風変わり」ト長調
録音:2001 年3 月
[CD2]
(1)序曲 ニ長調 TWV 23:1
「ハンブルク自由都市海軍学校創立百周年に寄せて」
(2)組曲「アルスター」ヘ長調 TWV 55:F11
(ホルン四重奏を含む)
(3)組曲「ミュゼット」 ト短調 TWV 55:g1
(4)組曲「狩」ヘ長調 TWV55: F9
(5)序曲と悲喜劇組曲 ニ長調 TWV55: D22 |
ベルリン古楽アカデミー |
ベルリン古楽アカデミーの名人たちによるユーモアたっぷり、多彩なヘンデル作品集
録音:1997 年12 月
テレマンの管弦楽曲集。テレマンはバッハやヘンデルより4
年早く生まれ、そのどちらよりもずっと長生きしました。多作家で、間違いなく何千曲という作品(バッハやヘンデルよりずっと多い)を手掛けたうえ、そのどれもがユーモアとセンスに溢れており、彼の作品群はいわば宝箱のよう。ベルリン古楽アカデミーという名手たちによるこの録音は、テレマンの真価を問う名盤として名高いものです。
「雨蛙」は、蛙の鳴き声を楽器が模すユーモラスな作品。「諸国民」は様々な国を音楽で表現したもので、異国情緒あふれる「トルコ人」、クレムリンの鐘をユーモラスに描写した「モスクワ(ロシア)人」、ラテン的な明るい「ポルトガル人」など、多彩な魅力に満ちています。「風変わり」は声部間のぎこちないやりとりが、通常のフランス風序曲とは一味違う効果を生み出しています。ベルリン古楽アカデミーの大胆なアプローチは必聴の演奏です。 |
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HMG 501498
(2CD)
\2400 →\2190
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ヘンデル:メサイア(全曲) |
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
バーバラ・シュリック(S1)
サンドリーヌ・ピオー(S2)
アンドレアス・ショル(A)
マーク・パドモア(T)
ネイサン・バーグ(Bs) |
美しく端正、高貴なるメサイア、豪華なソリスト陣も魅力
録音:1993 年12 月
クリスティによる絶美のメサイアの復活。序曲から非常に美しい端正な高貴さに満ちており、演奏への期待が高まります。パドモアにピオー、そしてアンドレアス・ショルら、非常に豪華な歌唱陣にも注目の名盤です。 |
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HMG 508235
(2CD)
\2400 →\2190
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ようやく復活!
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
[CD1]
協奏曲RV401 ハ短調,RV417ト短調,
RV423 変ロ長調,RV405 ニ短調*,
RV400 ハ長調,RV419 イ短調、RV415 *
[CD2]
協奏曲RV420 イ短調,RV408 変ホ長調,
RV411 ヘ長調,RV407 ニ短調,
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
「プロテウス」RV544 ヘ長調,
RV421 イ短調,
ヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲RV561
ハ長調 |
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ロエル・ディールティエンス
(Vc &指、ピッコロ・チェロ*)
アンサンブル・エクスプロラシオン |
ヴィヴァルディの珠玉のチェロ協奏曲、ディールティエンスのしっとり美しい音色で!
録音:[CD1]1997 年 [CD2]2001 年
発売当時、朝日試聴室推薦、レコード芸術特選ときわめて高い評価を得た、ディールティエンス率いるアンサンブル・エクスプロラシオンによるヴィヴァルディの名盤が再登場。ヴィヴァルディのチェロ協奏曲は、音楽史上初めて、チェロがソロの楽器として活躍するように書かれたもの。RV405ニ短調のデモーニッシュな冒頭と、続くチェロのソロで奏でられる美しい旋律、RV415
ト長調協奏曲のターフェルムジークを思わせるきらびやかな音世界・・・ヴィヴァルディが腕によりをかけて書いたことがよくわかる秀作ぞろいです。ディールティエンスの奏でるしっとりとした音色がまた魅力です。 |
夏が終わる。
空を見上げることすらできないほどに容赦なくその威力を見せ付けた太陽も、虫の鳴き声に促されるようにやや手加減し始めた。
しかし、人の感性も知性も鈍らせた今年の異常に暑い夏でも、このヴィヴァルディだけは、切なく悲しく美しく響いた。
昔リリースされて人気を得たディールティエンスの2枚のチェロ協奏曲集。
ヴィヴァルディはご存知のとおり多作家である。その中にあってチェロ協奏曲はあまり目立った作品群ではない。
そのちょっと控えめなたたずまいは、「四季」などの華美なヴァイオリン協奏曲と比べるまでもなく、軽く聴き流してしまうと地味にしか聴こえない。
・・・が、よく耳を澄ますと、控えめなロマンの中に、ときおりどうしようもなく切ない旋律が現れる。
それに気づいて聴き込み始めると、その深く沈んだ、まるで宗教的アリアのような抒情が胸にしみこんでくるようになる。
ヴェネツィアの喧騒に隠れた裏通りの平穏な一角。破廉恥な仮面舞踏会で残されたわずかな道徳。ヴァイオリン協奏曲が「陽」だとしたらこれは明らかに「影」。
だからあんな強烈な太陽の下でも、この音楽だけは不思議と自然に心に入り込んできたのだろう。
人生、そうしたふと足を止める影のようなものが必要なときもある。(当時のコメントから) |
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HMG 508394
(2CD)
\2400 →\2190
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プーランク:合唱曲集
[CD1]
7つの歌
(白い雪,ほとんどゆがまずに,新しい夜のために,
すべての権利,美とそれに似たもの,マリー,光る)
小カンタータ「ある雪の夕暮れ」.カンタータ「人間の顔」,
アッシジの聖フランシスコの4 つの小さな祈り,酒飲みの歌
[CD2] 宗教合唱曲集
(1)悔悟の時のための4つのモテット(1938
〜 39)
(2)神をたたえよ(詩篇80) (3)サルヴェ・レジーナ
(4)クリスマスのための4つのモテット (5)ミサ曲 ト長調 |
[CD1]
ダニエル・ロイス(指)
RIAS 室内合唱
[CD2]
マルクス・クリード(指揮)
RIAS 室内合唱 |
プーランクによる極上の合唱曲集
[CD1]録音:2004 年9 月/ [CD2]録音:1995
年6, 8 月/《ジャケット絵画:ルネ・マグリット「不謹慎な宝石」》
RIAS 室内合唱団によるプーランクの名盤2
枚も復活。[CD1] は前音楽監督のロイス( 任期:2003-2006)
指揮によるもので、プーランクの無伴奏合唱曲の傑作「人間の顔」を中心に据えています。プーランクの無伴奏合唱作品が持つ、美しい旋律と繊細で豊かな内声の動きが織りなす、独特の空気感をこの上なく再現しています。[CD2]
は前々音楽監督のクリード( 任期:1987-2003)
指揮による宗教合唱曲集。敬虔で崇高な世界を、RIAS
室内合唱団の面々が見事に表現しています。 |
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HMG 507356
(2CD)
\2400 →\2190
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中世の不思議な響き
[CD1]
ザ・エイジ・オブ・カテドラル
[CD2]
ホケトゥス〜中世ヨーロッパの声楽 |
ポール・ヒリアー(指揮)
シアター・オブ・ヴォイセズ |
録音:[CD1]1995年5 月14-17日、[CD2]1997年5
月6-12 日
ポール・ヒリアー率いるシアター・オブ・ヴォイセズがお届けする中世の響き。どこかワールド音楽を聴いているような気分になる不思議な世界へと誘われます。 |
<国内盤>
若林工房
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「葬送 〜 ライヴ・イン・大阪2011 ヴァレリー・アファナシエフ」
ベートーヴェン:バガテルop.119より 第1〜4番
リスト:
4つの小品S.192、暗い雲S.199、
悲しみのゴンドラ 第2稿S.200/2
ドビュッシー:
前奏曲集 第1巻より「帆」「雪の上の歩み」「沈める寺」
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第12番 op.26 より第3楽章「葬送行進曲」
ショパン:
ピアノ・ソナタ 第2番op.35 より第3楽章「葬送行進曲」
ワーグナー/リスト&アファナシエフ編:
聖杯への厳かなる行進〜「パルシファル」より
リスト:葬送〜「詩的で宗教的な調べ」S.173
より |
ヴァレリー・アファナシエフ(ピアノ) |
沈黙のうちに映し出される陰と影。過去・未来を包み込む、永遠の一瞬。葬送〜ライヴ・イン・大阪2011、ヴァレリー・アファナシエフ
録音:2011 年11 月20 日、大阪、いずみホール(ライヴ録音)/STEREO/24-Bit
Digital 録音、発売元:若林工房
現代屈指の鬼才アーティスト、ヴァレリー・アファナシエフによる2011
年来日公演時のライヴ録音。主題は「葬送」、リストと彼を取り巻く(リスト以前・以降の)作曲家たちが取り上げられ、後半には葬送行進曲が並ぶという前代未聞のプログラムです。(同年三月に起こった東日本大震災との因縁を感じさせる内容ですが、公演曲目は震災以前から決まっていました)。収録曲のいくつかは過去にスタジオ(セッション)録音があるものの、今回の演奏は近年のアファナシエフ・スタイルを反映したものとなっており、その変貌ぶりに驚くファンも多いことでしょう。ある種の過酷さをもって容赦なく刻まれる律動。形而上学的な「重み」はそのままに、光り輝くような「軽み」の加わった、独特の陰影に彩られた変幻自在のタッチ。2011
年時点でのアファナシエフの立ち位置を記す貴重な記録です。
「…このリサイタルは鏡の間だといえる。そこでは葬送行進曲ですら互いに響き合うのだ。ゆえに、このプログラムにあるのは葬送行進曲がひとつ。そしてバガテルがひとつ。いかなる人生もこれらの言葉で定義されるだろう。」(V・アファナシエフ/ライナーノートより) |
MU(ミュウ)
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倉田寛(トロンボーン)
「トロンヴォーチェ」
(1)プライヤー:愛の想い (6:58)
(2)カッチーニ(大橋晃一 編曲):アヴェ・マリア
(5:11)
(3)プッチーニ(大橋晃一 編曲):
トゥーランドット・ファンタジー (13:01)
(4)武満徹:小さな空 (3:57)
(5)小林幸太郎(編曲):
トロンボーン・アラカルト〜オーケストラ・ソロ〜
(8:25)
(6)岩田匡史(編曲):カンツォーネ・ファンタジー
(9:55)
(7)〜(9)カステレード:
トロンボーンとピアノのためのソナチネ
I. Allegro vivo (3:25)
II. Andante sostenuto (4:53)
III. Allegro (4:51)
(10)Bonus Track ポンセ(大橋晃一 編曲):小さな星(4:06) |
倉田寛(トロンボーン)
城綾乃(ピアノ)
(2)山本裕康(ソロ・チェロ)
(10)石田泰尚(ソロ・ヴァイオリン)
高群誠一(コントラバス)
平尾信幸(パーカッション) |
神奈川フィル首席トロンボーン奏者 倉田寛の新録音!
録音:(1)〜(9)2013 年3 月25 日〜27 日 茨城県小美玉市四季文化館みの〜れ (10)2012
年12 月3 日 横浜みなとみらいホール(ライヴ収録)
エンジニア:宮下雄二/ブックレット寄稿文:小田桐寛之(東京都交響楽団首席トロンボーン奏者)
“歌うトロンボーン奏者”として題名のない音楽会にも紹介された倉田寛のセカンドアルバム。オリジナルアレンジも豊富で聴く人を飽きさせない楽しいアルバムに仕上がりました。また日本を代表するプレイヤーでもある石田泰尚(Vn)、山本裕康(Vc)ら豪華メンバーの参加も魅力的です。
倉田寛 (Hiroshi Kurata)
静岡県浜松市出身。東京藝術大学卒業。第7
回東京国際コンクール室内楽部門入選、第2 回ナルボンヌ(仏)国際金管五重奏コンクール特別賞受賞など数々の受賞歴を持つ。第8
回ヤマハ金管新人演奏会出演。1993 年神奈川フィルハーモニー管弦楽団に入団、1994
年第11 回日本管打楽器コンクール3 位入賞。1996
年NHK-FM リサイタルに出演,また東京、浜松でリサイタルを行う。2004
年文化庁新進芸術家海外留学制度研修者としてシカゴに留学。
2009 年自身がライフワークとしているテノールとトロンボーンの一人コラボレーションを試みたソロアルバム「SPERANZA」をリリース、本作品は2nd
アルバムとなる。神奈川フィル以外での活躍も目覚ましく、紀尾井シンフォニエッタ、霧島音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバルへの参加や東京トロンボーンゾリステン、なぎさブラスゾリステンなどでも欠くことの出来ないトロンボニストとして活躍している。また、洗足学園音楽大学、尚美ミュージックカレッジ専門学校で後進の指導に当たる。2012
年自身が主宰となり歌とトロンボーンの可能性を追求した“KURAKAN`S
BAND”を結成。今後の活躍がますます期待される。 |
<映像>
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