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アリア・レーベル第117弾
そこにバルヒェットがいるのである
ラインホルト・バルヒェット
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
       ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ


 バルヒェットのバッハ「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ」である。
 
 製作のARDMORE社長に「いい盤があったら手に入れておいてほしい」とお願いしていて何年経っただろう。
 それがようやく、本当にようやく手に入ったのだ。かなりの高額(しかも3枚)だったがそれだけの価値がある。

 店主のバルヒェットへの思い入れはご存知かもしれない。
 かつてアリア・レーベル第56弾で出したバッハのヴァイオリン協奏曲のアルバムでのコメントをもう一度引用させてほしい。このときの思いは今も全く変わらない。
 そして今回、新たにヴァイオリンとチェンバロのためのソナタの録音と対峙し、その思いはさらに強くなった。
 このバルヒェットという人のひたむきさにはただただ頭が下がる思いである。


 さてこのバッハ。何の変哲もない普通のバッハ。
 華やかさもなければ、変わったところがあるわけでもない。本当に普通のバッハ。

 なのに、しんしんと降り積もる雪のように、このバッハは聴いている人の心に残っていく。
 真摯にただただひたむきに語りかけてくるのである。

 崇高、というのとは違う。
 崇高というと、どこか遠いところにあって手が届かない。

 これはそういう天上の音楽ではない。

 楷書でまじめな演奏だが、厳かというのとも違う。
 もっとぬくもりがあって優しい。
 でも底なしの優しさというのではなく、ちょっと禁欲的で、不浄なもの不道徳なものを寄せ付けない、凛とした優しさ。
 
 バッハの宗教大曲でもひっそりと美しいヴァイオリンを響かせていたバルヒェット。
 端整な職人でありながら、心は常に神とともにあったのか。

 まるで田舎の小さな教会でひっそりと奏でられたかのような、朴訥で敬虔な演奏。
 しかしその教会は、間違いなくまっすぐに神の御許へと続いている。

 こんな無垢で穢れなき演奏を人は残せるものか。
 しかもわずか34歳で。
 決して伝説にする気はないが、42歳にして天に招かれたバルヒェットは、この世にいた間ずっと天上と地上の橋渡しをしていたのかもしれない。

 天が遣わし、天が招いた人間が残した、最上の音楽の一つ。


 今回の一連のソナタ集を完成させた翌年、バルヒェットはこの世を去る。

 この音楽が手元にあればいつでも神のもとに近づけるかもしれない。
 あの時より長く生きて、さらにその思いは強くなったと言っていい。




 ただ、今回ひとつ大きな問題があった。

 ARDMOREが手に入れてくれた高額なERATOステレオ盤なのだが・・・どうも音がキツいのである。
 ARDMOREには何回かリマスタリングをやりなおしてもらったのだが、根本的に機械的な音が直らない。バルヒェットのヴァイオリンが、そしてヴェイロン=ラクロワのチェンバロが、どこか金属的でキンキンするのである。
 聴いていて聴き疲れがする。そういわれてみれば、今まで出ていたほかのCDもそうだった。どこかキツい音がしていた。

 徹底してARDMOREと話し合ってその後も何回かリマスタリングを重ねてもらったのだが、店主が納得する音にならない。
 もう諦めようか、もうやめようか・・・そう思ったとき、ARDMOREが提案してきたのである。

 「モノラル化しましょうか??」と。

 手元にあるのはステレオ盤なのだが、1960年前後のステレオ初期録音盤というのは、ERATOもそうだが、モノラルにすると聴きやすくなる音源がたくさんあるというのだ。とくに室内楽に関してその傾向が強いと。
 マスタリングの腕の見せ所になるが、技術があればステレオ盤をモノラルに変換することで音がしっかりと、そしてまろやかになるという。

 さっそく試してもらった。
 届いたサンプルをおそるおそる聴いたら・・・まったくそのとおりだった!
 ちょっと聴きづらかった金属的な音がすっと消えてまろやかで穏やかになり、しかしぼやけずしっかり明確で凛としている。そしてバルヒェットのちょっとした息遣いまでもが伝わってくる。
 そこにバルヒェットがいるのである。



 いわれてみれば第56弾のバッハ「ヴァイオリン協奏曲集」もモノラルだった。

 ということで今回の復刻はモノラルになっています。
 きっと気に入っていただけると思います。


 
.

ARD 0117
(2CD-R)
\3600

アリア・レーベル第117弾
 

ラインホルト・バルヒェット
 J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
        ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ

Disc 1
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1014
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV1015
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ホ長調 BWV1016
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ハ短調 BWV1017

Disc 2
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ へ短調 BWV1018
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ト長調 BWV1019

 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1021
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 BWV1022
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1023
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調 BWV1024

ラインホルト・バルヒェット(ヴァイオリン)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(チェンバロ)
ヤコバ・ムッケル(チェロ)(BWV1021、1023、1024)

原盤:12inch Erato50079、50080、50089(ステレオ)モノラル化して収録
録音:1960年9月&1961年1月
復刻:ARDMORE

CD-R製作。薄型ケースで、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。







アリア・レーベル第56弾
ARIA AR 0056 1CD-R\1700
ラインホルト・バルヒェット
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集

.
 ついにこのアルバムをリリースすることになった。
 店主がおそらく天国へもって行くであろうディスクのうちの1枚。


 この演奏を紹介しなければ、と思いつつ、いつもその精神状態でなく、ずっと先延ばしになっていた。
 はたして今の自分はこの演奏を紹介するに足る人格を持ちえているか?

 真剣に自答しながら、・・・今回、ついに出すことになった。

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AR 0056
1CD-R\1700
第56弾
 ラインホルト・バルヒェット
  バッハ:
   ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041
                第2番ホ長調BWV.1042
   2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043+
ラインホルト・バルヒェット (ヴァイオリン)
ウィル・ベー(第2ヴァイオリン)+
ワルター・ダヴィッソン指揮
シュトゥットガルト・プロ・ムジカ弦楽合奏団
ケースは薄型で、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。

AR 0056-F
1CD-R\2500
特別装丁盤
同上
通常ジュエル・ケース入り。表裏ジャケと盤面印刷の仕様です。
原盤:12inch VOX PL9150
録音:1950年代中期録音モノラル

 針音や歪みなどのオリジナル・ノイズがありますがご了承ください。



よろしければこちらもどうぞ・・・


詳細はこちら

アリア・レーベル第80弾 
 
バルヒェット弦楽四重奏団
   モーツァルト:弦楽四重奏曲全集
 
 
ARD 0080
(6CD-R)
\9990
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集

分売番号 収録内容
ARD 0080-1
\1800
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.1
 K.80.  K.155.  K.156.  K.157.  K.158
ARD 0080-2
\1800
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.2
 K.159.  K.160.  K.168.  K.169.  K.170
ARD 0080-3
\1800
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.3
  K.171.  K.172.  K.173.  K.387
ARD 0080-4
\1800
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.4
  K.421.  K.428.  K.458「狩」
ARD 0080-5
\1800
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.5
  K.464.  K.589.  K.590
ARD 0080-6
\1800
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.6
  K.465「不協和音」.  K.499.  K.575


バルヒェット弦楽四重奏団
原盤:12inch. 仏VOX. VBX12/4
録音:1950年代中期 録音モノラル

ケースは薄型で、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。
全集は分売6枚をいっしょにお届けする形になります。箱には封入されておりませんのでご了承ください。





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