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ARDMORE、新たなプロジェクト
ARDMORE A400シリーズ
有名演奏のアナログ盤からの復刻
1CD-R\1800


 店主が最も愛した歴史的録音復刻レーベルARDMORE。
 ご存知のようにアリア・レーベルはこのARDMOREとの共同企画である。

 しかし残念ながら最後に新譜が出たのは4年前までさかのぼる。
 兄弟レーベルHECTORが順調に新譜を出していたのとは対照的に、ARDMOREのほうはほとんど開店休業状態だった。
 

 ところがそのARDMOREがここへきて華々しく復活。
 ロシアや東ヨーロッパ諸国の稀少音源を復刻するA300シリーズはほぼ隔週で新譜が出る盛況ぶり。

 そこに今度は新たなシリーズが登場した「A400」。
 これは有名指揮者やソリスト達を紹介するオーソドックスな復刻シリーズ。

 ここでは珍品や怪しい音源などは存在しないとのことで、誰もが知る有名演奏のアナログ盤からの復刻によって音楽ファンに新たな発見と感動を与える、とのこと。
 ジャケットも鮮やかになって新時代のARDMOREを感じさせる。

 折返しジャケットと盤面印刷。日本語表記あり。
 薄CDケース入り仕様。
 2枚組は、1枚もの薄CDケースに2枚入ってます。




2026/10 (2)


A400-033
(1CD-R)
\1800
クレンペラーのブラームス第1番!
 あの名演を、完成期のモノラル録音で聴く!

  ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
オットー・クレンペラー指揮
フィルハーモニア管弦楽団

12インチ Angel 35481 より復刻
1956~57年、ロンドン録音/モノラル

 クレンペラーのブラームス第1番。これほど堂々とした響きを持つ演奏が、そういくつあるでしょうか。

 急がない。煽らない。大きな構造を一歩ずつ確かめるように進みながら、音楽の内部には途方もない緊張が満ちている。クレンペラーのブラームスを聴く醍醐味は、まさにそこにあります。第1楽章の重々しい歩みから、終楽章に向けて積み上がる巨大な建築物のような迫力。速さや派手さとは別の次元で、音楽が聴き手を圧倒します。

 今回の復刻で注目したいのは、1950年代後半のモノラル盤を音源としていること。ステレオ的な広がりとは違い、オーケストラの響きがひとつの塊となって迫る感覚には、独特の魅力があります。とりわけ低弦や金管の密度、強奏の重量感は、こうした復刻で改めて味わってみたいところ。

 有名録音だからこそ、もう一度、別の入口から聴いてみたい。クレンペラーの厳しく巨大なブラームスを、モノラル盤ならではの響きで確かめる、興味深い一枚です!




A400-034
(2CD-R)
\1800

薄型ケースに2枚収納
特別価格!

クリップスのウィンナ・ワルツ!
 ロンドンでの名匠ぶり、そしてクリーブランドでのライヴまで!


ヨハン・シュトラウス作品集


(1) 
ワルツ「ウィーン気質」「酒、女、歌」「南国のバラ」「美しく青きドナウ」
 アンネン・ポルカ、ポルカ「ピーフケとプフケ」、加速度円舞曲、皇帝円舞曲、常動曲 ほか

(2)
【1969年ライヴ】

 皇帝円舞曲、春の声、美しく青きドナウ、ラデツキー行進曲
(1)ヨゼフ・クリップス指揮
ロンドン交響楽団ほか
10インチ Decca LM4530/LK4021
1950年頃、ロンドン録音/モノラル

(2)ヨゼフ・クリップス指揮
クリーブランド管弦楽団
1969年7月27日、ライヴ/ステレオ(拍手入り)
プライヴェート・テープより

 ウィンナ・ワルツは、ただ軽快に、華やかに演奏すればいいというものではありません。ほんのわずかな間、拍子の揺れ、旋律の歌わせ方。譜面に書ききれない呼吸があって、初めてあの独特の優雅さが生まれます。

 その世界を知り尽くしていた指揮者のひとりが、ウィーン生まれのヨゼフ・クリップスでした。気取りすぎず、無理に甘くもせず、それでいて音楽が自然に微笑みかけてくる。クリップスのシュトラウスには、そんな何ともいえない品のよさがあります。

 今回は1950年頃のロンドンでの録音に加え、なんと1969年、クリーブランド管弦楽団とのライヴまで収録! 同じ「美しく青きドナウ」や「皇帝円舞曲」を、時代もオーケストラも違う演奏で楽しめるというのが面白いところです。しかもライヴには拍手も残されているとのこと。演奏会場の空気まで伝わってきそうです。

 若き日の録音と円熟期のライヴ。クリップスの音楽が持っていた自然な歌心と、ウィーンの舞曲への愛情を、二つの時代から味わえる贅沢な企画です。しかも2枚組で1枚分の価格というのですから、これはうれしい!




A400-035
(1CD-R)
\1800
ジュリーニの《ライン》!モノラル復刻
マーラー編曲版で聴く、若き巨匠の熱気と壮麗な響き!

 シューマン:
  交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」(マーラー編)
  劇音楽「マンフレッド」序曲 Op.115
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
フィルハーモニア管弦楽団

12インチ UK Columbia 33CX 1662 より復刻
1958年6月、ロンドン録音/モノラル

 ジュリーニのシューマン《ライン》。しかも、ただの《ライン》ではありません。マーラーがオーケストレーションに手を加えた版による演奏です。これだけでも、ちょっと耳をそばだてたくなります。

 シューマンの交響曲には、内面からあふれる詩情と、時に重なり合う管弦楽の響きがあります。そこにマーラーの手が加わると、楽器の重なりや声部の聞こえ方にどんな変化が生まれるのか。作品そのものの魅力を知っている人ほど、聴き比べの楽しみが広がるはずです。

 そして指揮は、1950年代のフィルハーモニア管弦楽団と数々の名演を残したジュリーニ。後年の深く沈潜した芸風とはまた違う、引き締まった造形と情熱を期待したくなる時期の録音です。荘厳な《ライン》と、劇的な陰影を持つ「マンフレッド」序曲。この組み合わせも実に魅力的。

 復刻元は英国コロムビアのモノラルLP、33CX 1662。オリジナル盤の厚みある響きをうたう今回の復刻。
 注目は、モノラル録音テイクの稀少なオリジナル盤であること。ステレオ盤に比べてより分厚い音が再現されます。

 もしよろしければ下記アリア・レーベルのステレオ盤と比較してみてください。



アリア・レーベル第17弾
上記と同じ録音だが、こちらはステレオのドイツ盤

AR 0017
\1700
第17弾
 ジュリーニ&フィルハーモニア管
  シューマン:交響曲第3番「ライン」
         「マンフレッド」序曲
 
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
原盤:12inch (G)Columbia SAXW9586 ステレオ
録音:1958年6月3,4日 ロンドン

 オリジナルのUK盤はモノラル。今回はステレオのドイツ盤を選択。

 デニス・ブレインはこの録音の前年に亡くなっているが、ホルンの音色がいやに印象的で、あたかもブレインの息遣いがオーケストラに残っているかのよう。

 フォーマットはCD-R。ケースは薄型で、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。
 針音や歪みなどのオリジナル・ノイズがありますがご了承ください。





2026/10 (1)


A400-030
(2CD-R)
\1800
2枚を薄型ケースに収めて1枚価格
ライトナー、レーマン、ヨッフム! 1950年代のウェーバー、そして2つのクラリネット協奏曲!
 ウェーバー:
  舞踏への勧誘(ベルリオーズ編)
  祝典序曲「歓呼」
  歌劇「魔弾の射手」序曲
  劇音楽「プレチオーザ」序曲
  歌劇「オベロン」序曲
  クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 Op.73
  クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 Op.74
【管弦楽曲】
 フェルディナント・ライトナー指揮/
 バンベルク交響楽団
  (「舞踏への勧誘」「歓呼」)

 フリッツ・レーマン指揮/
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
 バンベルク交響楽団
  (「魔弾の射手」、「プレチオーザ」)

 オイゲン・ヨッフム指揮/
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  (「オベロン」)
 12インチ Decca DL8509 & 9906/1950年代モノラル録音

【クラリネット協奏曲】
 アロイス・ハイネ(クラリネット)
 パウル・ワルター指揮/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
 12インチ Period SPL529/1950年頃モノラル録音

 ※薄型CDケースに2枚収納・スペシャル価格


 これは、ウェーバー好きにはちょっとたまらない企画です!

 まず管弦楽曲。ライトナー、レーマン、ヨッフムという、戦後ドイツ音楽界を支えた名指揮者たちが顔をそろえています。しかも「魔弾の射手」「オベロン」の序曲だけでなく、「プレチオーザ」、祝典序曲「歓呼」、ベルリオーズ編曲の「舞踏への勧誘」まで! ウェーバーの管弦楽の魅力を、1950年代ならではの骨太な響きで味わえるのです。

 ウェーバーの音楽には、ドイツ・ロマン派の森の暗さと、劇場を一瞬で華やがせる魔法のような明るさが同居しています。そんな二つの顔が、これだけの顔ぶれで聴けるのはうれしいところ。とりわけヨッフム&ベルリン・フィルの「オベロン」という組み合わせには、思わず耳が動きます。

 そして、もう一つの主役がクラリネット協奏曲第1番、第2番。ウェーバーがクラリネットという楽器に託した、歌心と超絶技巧、あの独特の甘美な陰影を、アロイス・ハイネの歴史的録音で楽しめます。

 管弦楽曲5曲に協奏曲2曲。指揮者もオーケストラも録音の出自も異なる、まさに歴史的録音の宝箱。しかも2枚を薄型ケースに収めて、なんと1,800円! ウェーバーの世界を一気に旅する、実に贅沢な一組です。

A400-031
(1CD-R)
\1800
クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル! 豪快、重厚、そして悠然たる序曲と管弦楽曲!
 ブラームス:
  ハイドンの主題による変奏曲
  大学祝典序曲
  悲劇的序曲
 シューベルト:軍隊行進曲(ウェニンガー編)
 ウェーバー:舞踏への勧誘(ベルリオーズ編)
 ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

12インチ London CS6030 & Decca SLX2239
1957年・1960年、ウィーン録音/ステレオ


 クナッパーツブッシュの音楽は、なぜこれほどまでに人を惹きつけるのでしょう。

 精密に磨き上げた音楽とは、まるで違う。ゆったりと構え、細部をせかせかと追い立てず、オーケストラそのものに呼吸させる。ところが、ここぞという瞬間には巨大な音楽のうねりが押し寄せてくる。これがクナッパーツブッシュの恐ろしいところです。

 しかも相手はウィーン・フィル! ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」「大学祝典序曲」「悲劇的序曲」という、まさにクナの持ち味が生きる3曲が並びます。堂々たる構え、渋い管楽器の色彩、そして重厚なのに決して窮屈にならない、あの独特の流れ。ウィーン・フィルの豊かな響きと結びついたとき、ほかではなかなか味わえない世界が現れます。

 そしてシューベルトの「軍隊行進曲」、ウェーバーの「舞踏への勧誘」、ニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲。大曲だけでは見えにくい、クナッパーツブッシュのユーモアや舞曲の勘どころまで楽しめるのが、この一枚の実にいいところ。

 さらにうれしいのは、1957年・1960年のウィーンでのステレオ録音ということ。クナッパーツブッシュとウィーン・フィル、その伝説的な組み合わせを、モノラルとはまた違う広がりの中で味わえます。

 豪快なのに品がある。大らかなのに深い。クナッパーツブッシュの魅力がぎっしり詰まった、なんとも味わい深い一枚です!

A400-032
(1CD-R)
\1800
クナッパーツブッシュがウィーンの街を歩き出す! 「くるみ割り人形」と極上のワルツ、ポルカ!
 チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」より8曲
 J.シュトラウス:
  ラデツキー行進曲
  加速度円舞曲
  アンネン・ポルカ
  トリッチ・トラッチ・ポルカ
  ポルカ「浮かれ気分」
  ワルツ「ウィーンの森の物語」
 K.コムツァーク:バーデン娘
 ツィーラー:ウィーンの市民
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ヤンチク(ツィター)

12インチ Decca SLX2239 & 2016
1960年・1957年、ウィーン録音/ステレオ


 クナッパーツブッシュと聞いて、まずワーグナーやブルックナーの巨大な世界を思い浮かべる方も多いでしょう。

 ところが! この一枚で聴けるのは、もうひとつの、そして実に魅力的なクナッパーツブッシュです。

 チャイコフスキーの「くるみ割り人形」に始まり、シュトラウス一家のワルツやポルカ、コムツァーク、ツィーラーまで。どこを切っても、ウィーンの香りが漂ってきそうな選曲。しかも演奏するのは、ほかならぬウィーン・フィルなのです。

 クナッパーツブッシュのワルツは、ただ軽快に踊るだけではありません。拍子のわずかな揺れ、旋律をふっと持ち上げる間合い、低弦のどっしりとした支え。指揮棒で細かく指示しなくても、オーケストラと指揮者が同じ言葉を話しているかのような、自然な呼吸がそこにあります。

 「ラデツキー行進曲」「トリッチ・トラッチ・ポルカ」の愉快さ、「加速度円舞曲」の粋な運び。そして「ウィーンの森の物語」ではツィター奏者カール・ヤンチクも登場。華やかなだけではない、どこか懐かしく、少し翳りを帯びたウィーンの情緒まで楽しめます。

 重厚長大なクナもいい。しかし、こうした舞曲で聴かせる、懐の深い、ちょっと人間くさいクナッパーツブッシュもまた格別! 1950年代末から1960年にかけてのステレオ録音で、ウィーン・フィルの音色をたっぷり味わえるのもうれしいところです。

 前作のブラームスを中心とした管弦楽曲集と、ぜひ聴き比べてみてください。同じ指揮者、同じオーケストラなのに、こんなにも違う表情を見せる。その面白さこそ、歴史的録音を聴く醍醐味ではないでしょうか!




2026/9(2)


 A400-025
(1CD-R)
\1800
ギンペルの豪快なロマン! チャイコフスキー&パガニーニ
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35
 パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調op.6(ヴィルヘルミ編)*
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ヨハネス・シュラー指揮
バンベルク交響楽団

ロルフ・ラインハルト指揮
南西ドイツ放送交響楽団*

12inch Opera & VOX - 1955年頃録音モノラル


 ブロニスワフ・ギンペルの魅力を真正面から味わう、なんとも痛快な協奏曲アルバム。
 チャイコフスキーでは、甘美な旋律をたっぷり歌わせながらも、決してセンチメンタルに流れず、太い音と強靭な推進力でぐいぐい進みます。
 そしてもう一曲がパガニーニの第1番。しかも独奏ヴァイオリンの華麗さを一段と際立たせたヴィルヘルミ編というのがうれしいところ。ギンペルのいかにも旧世代のヴィルトゥオーゾらしい、豪快さ、艶、そして少々危ういほどの熱気が存分に楽しめます。
 技巧を技巧として見せびらかすのではなく、音楽そのものが燃えている。1950年代のギンペルを知るには絶好の一枚です。



おそらく15年くらい前の、チャイコフスキーがARDMOREで初出になったときのコメント



ブロニスワフ・ギンペル。1911年ポーランド生まれのヴァイオリニスト。

 14歳でウィーン・フィルと共演してゴールドマークの協奏曲を弾き、大評判となったというから、もう出発点から尋常ではない。

 その後もイタリア国王ヴィットリオ・エマヌエレ3世やローマ法王の前で演奏し、さらにはパガニーニの墓前で、パガニーニが愛用したグァルネリを弾いたという逸話まで残る。

 ユダヤ系だったため戦時中はアメリカへ渡り、クレンペラーの招きでロサンゼルス・フィルのコンサートマスターを務めた。戦後はヨーロッパへ戻り、カールスルーエ音楽院などで教鞭をとりながら、ソリストとしても各地で活動。

 そして映画『戦場のピアニスト』で知られるウワディスワフ・シュピルマンとは、世界各地で実に2,500回を超えるデュオ・コンサートを行ったという。

 まさに20世紀を生き抜いた、筋金入りのヴァイオリニストである。

 そのギンペルの演奏が、またいい。

 いかにもヨーロッパの正統を思わせる、気品に満ちた演奏。
 磨き抜かれた音。
 考え抜かれたフレージング。
 派手なことはしない。
 奇をてらうこともない。

 ところが聴いていると、1曲の中で2回、3回、

 「おっ!」

 と突然こちらの姿勢を正させるような瞬間がやってくる。

 そして最後まで聴き終えると、不思議なくらい満ち足りている。

 こういう演奏家は、意外にいない。

 音楽を真剣に愛する人にこそ、ぜひ一度聴いてほしいヴァイオリニストなのである。

 実は店主、昔、このギンペルのチャイコフスキーに不意打ちを食らったことがある。

 大学の講義でチャイコフスキーを取り上げることになり、練習用に何か音源を、とCD棚から適当に取り出したのがCONCERT ROYALEのCDだった。

 誰の演奏だったかすら見ないでかけた。

 まあ誰でもいい。
 講義の準備用なのだから。

 ……ところが。

 これが、むちゃくちゃすごかった。

 はっとして、講義の準備を中断してしまった。

 聴き惚れたのである。

 いったい誰だ、これは。

 ジャケットを見る。

 ブロニスワフ・ギンペル。

 おごらず、飾らず、芯のぎっしり詰まった楷書的な演奏。
 一つひとつの旋律を、几帳面なくらい丁寧に弾き切っていく。

 なのに、その向こうにはまるで花園のような、香り豊かな世界が広がっている。

 「一音たりともゆるがせにしない」なんて使い古された言葉を、思わず口にしたくなるような真摯さ。

 そして何より、そこには音楽を奏でる喜びと、作品への愛情があふれている。

 ギンペル、すごい。

 華々しく名前を売るタイプではない。
 けれど、ちゃんと耳を傾ければ、必ずこちらを振り向かせる。

 そんな本物のヴァイオリニストである。









 A400-026
(1CD-R)
\1800
ギンペルの渋く濃い名演! ドヴォルザーク&ゴールドマーク
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調op.53
 ゴールドマーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調op.28
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ロルフ・ラインハルト指揮
南西ドイツ放送交響楽団

12inch VOX - 1958年頃録音モノラル


 こちらはギンペルのもうひとつの顔を聴かせる一枚。チャイコフスキーやパガニーニの華やかさとは違い、ドヴォルザークとゴールドマークという中欧的な香りの濃い2曲で、彼の渋く厚みのある音色が実によく映えます。
 ドヴォルザークでは土の匂いを感じさせる節回しと力強い歌が魅力。ゴールドマークでは、ロマンティックでどこか翳りのある旋律を、ギンペルが古き良き時代のヴァイオリニストならではの濃密な語り口で聴かせます。
 現在では演奏機会の少ないゴールドマークまで一緒に聴けるのも大きな魅力。ギンペルというヴァイオリニストの個性が、むしろこちらの組み合わせでいっそう鮮明に浮かび上がってきます。




 A400-027
(1CD-R)
\1800
マグダ・タリアフェロ! フランス系ピアニズムの粋を聴く歴史的録音
 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番ヘ長調op.103「エジプト風」
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調Kv.537「戴冠式」
サン=サーンス:
マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
ジャン・フルネ指揮
コンセール・ラムルー管弦楽団

10inch Philips N0064R - 1953年パリ録音モノラル

モーツァルト:
マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
レイナルド・アーン指揮
コンセール・パドゥルー管弦楽団

78rpm Decca TF141/4 - 1930年頃パリ録音モノラル


 マグダ・タリアフェロ。19世紀の香りを20世紀後半まで伝えた、フランス系ピアニズムの生きた伝統ともいうべき名ピアニストです。ここでは彼女の芸風にぴたりとはまるサン=サーンス「エジプト風」と、さらに時代を遡るモーツァルト「戴冠式」を収録。
 1953年の「エジプト風」は、ジャン・フルネとの共演。洒脱で透明、しかも華やか。軽やかな指さばきの向こうから、古いフランスのサロン文化を思わせる気品がふっと立ちのぼります。
 そして1930年頃の「戴冠式」は、作曲家としても名高いレイナルド・アーンの指揮。録音史的にも実に興味深い顔合わせです。単なる古い録音ではなく、今では失われた演奏様式そのものを聴くことのできる貴重な一枚です。


 店主がよく話題にするマリー・ダルレのサン=サーンスのピアノ協奏曲全集。
 だが、ピアノ音楽について狂ったように詳しい評論家の谷戸基岩氏が、むかしこんなことを言っていた「これ(マリー・ダルレのサン=サーンス)を凌駕できるのはタリアフェロの5番だけ。」
 その演奏である。




 A400-028
(1CD-R)
\1800
ジャン・フルニエの知られざる名演集! モーツァルト、ラヴェル、パガニーニ
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調Kv.216
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調Kv.219
 ラヴェル:ツィガーヌ
 ラヴェル:「マ・メール・ロワ」より
 パガニーニ:カプリース第13番変ロ長調
モーツァルト:
ジャン・フルニエ(ヴァイオリン)
ミラン・ホルヴァート指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団

12inch Westminster WL5187 - 1950年代ウィーン録音モノラル

ラヴェル:ツィガーヌ
ジャン・フルニエ(ヴァイオリン)
ジャン・フルネ指揮
パリ放送交響楽団

ラヴェル:「マ・メール・ロワ」より/パガニーニ:
ジャン・フルニエ(ヴァイオリン)
ジャン・ビグー(ピアノ)

78rpm Pathe PDT60/1 - 1940年代パリ録音モノラル


 ピエール・フルニエの弟として知られるヴァイオリニスト、ジャン・フルニエ。名手でありながら兄ほど大量の録音を残さなかっただけに、こうした音源をまとめて聴けるのはうれしい限りです。
 中心となるのはWestminsterに残したモーツァルトの第3番、第5番。端正で品格があり、線は細すぎず、どこか柔らかなフランス的色合いを帯びた美しい演奏です。
 そこへ「ツィガーヌ」、さらにSP期のラヴェルとパガニーニを収録。モーツァルトでの古典的な均整から、ラヴェルでの妖艶さ、パガニーニでの技巧まで、ジャン・フルニエの芸術を多面的に楽しめる、ARDMOREらしい発掘盤です。




 A400-029
(2CD-R)
\1800
(薄CDケース1枚に2枚収納1枚価格でのご提供)

マルケヴィッチ×シンフォニー・オブ・ジ・エア!
「英雄」&ブラームス第1番

 ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調op.55「英雄」
 ブラームス:交響曲第1番ハ短調op.68*
イゴール・マルケヴィッチ指揮
シンフォニー・オブ・ジ・エア

ベートーヴェン:
12inch Decca DL9912 - 1956年12月、1957年1月録音モノラル

ブラームス:
12inch DG LPM18364 - 1956年12月録音モノラル*

(薄CDケース1枚に2枚収納・1CD価格でのご提供)


 これは強烈な組み合わせです。イゴール・マルケヴィッチが、トスカニーニ亡き後のNBC交響楽団の流れを汲むシンフォニー・オブ・ジ・エアを振ったベートーヴェン「英雄」とブラームス第1番。1956年末という、オーケストラがまだ往時の精鋭ぶりを色濃く残していた時期の録音です。
 マルケヴィッチらしい鋭いリズム感、引き締まった構築、そして容赦のない前進力。重厚さに寄りかかるのではなく、音楽の骨格をむき出しにして突き進むような「英雄」とブラームスです。
 しかも今回は2枚組を薄型ケース1枚に収納し、なんと1CD価格での提供。内容の充実度を考えると、ARDMORE400新譜の中でもひときわ見逃せない一組です。


このジャケットがすごい。マルケヴィッチのすべてを言い表している。


エクトール・オーケストラ コレクション
Hector-Orchestra Collection
旧譜から



HOC23075
1CD-R\1800

マルケヴィッチ指揮&ベルリン・フィル
フランツ・ベルワルド:
 交響曲第3番ハ長調「風変わりな」
     第4番変ホ長調
イゴール・マルケヴィッチ指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
12inch DG LPM18317
1955年 ベルリン録音モノラル
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲op.33 (チェロ) ディミトリー・マルケヴィッチ
アナトゥール・フェストラーリ指揮 
コンセール・ラムルー管弦楽団
10inch VOX PLP6640
1950年代録音モノラル

チェロ奏者は指揮者マルケヴィッチの弟(秘蔵音源)





2026/9(1)
ブロニスワフ・ギンペル、4タイトル

 A400-021
(1CD-R)
\1800
シュピルマン&ギンペル! ポーランドの名手たちによるザレンプスキ
 ザレンプスキ:ピアノ五重奏曲ト短調op.34
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調Kv.219「トルコ風」
ザレンプスキ:
ウワディスワフ・シュピルマン(ピアノ)
ワルシャワ五重奏団
ブロニスワフ・ギンペル(第1ヴァイオリン)

12inch Muza XL0178 - 1963年 ワルシャワ録音モノラル

モーツァルト:
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ギュンター・ケール指揮
マインツ室内管弦楽団

12inch VOX GBY11680 - 1957年頃録音モノラル


 これは実に魅力的な一枚。映画『戦場のピアニスト』のモデルとしても知られるウワディスワフ・シュピルマンと、名ヴァイオリニスト、ブロニスワフ・ギンペルが顔をそろえたザレンプスキのピアノ五重奏曲です。
 ショパン後のポーランド・ロマン派を代表する傑作でありながら、長く録音にも恵まれなかった作品だけに、1963年ワルシャワで残されたこの演奏の価値は格別。シュピルマンの気品あるピアノと、ギンペルを中心とする弦楽陣が、濃厚な情熱を決して過剰にせず、格調高くまとめ上げています。
 さらにギンペル独奏によるモーツァルト「トルコ風」を併録。こちらでは一転して、彼の端正な造形と艶やかな音色、軽やかな身のこなしを堪能できます。
 二人のポーランドの巨匠を一枚で味わえる、歴史的にも音楽的にも実に興味深い組み合わせです。


 A400-022
(1CD-R)
\1800
ブロニスワフ・ギンペル、三大ヴァイオリン協奏曲
 ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調op.22
 グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調op.82
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調op.26
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)

ヴィエニャフスキ:
ロルフ・ラインハルト指揮
南西ドイツ放送交響楽団

グラズノフ:
ホーカン・フォン・アイシュヴァルト指揮
シュトゥットガルト・プロ・ムジカ管弦楽団

ブルッフ:
アルトゥール・グリューバー指揮
ベルリン交響楽団

12inch VOX PL10450 & Opera 1926 - 1950年代録音モノラル


 ブロニスワフ・ギンペルの魅力を一気に味わうなら、これほど格好の一枚もないでしょう。ヴィエニャフスキ、グラズノフ、ブルッフ――いずれもヴァイオリンの歌と技巧が存分に発揮される名協奏曲を、1950年代のギンペルが弾き切っています。
 ギンペルの演奏は、技巧を誇示するタイプではありません。豊かな音量と艶のある音色を持ちながら、旋律の呼吸には古き良き時代の品格があり、熱を帯びても決して粗くならない。その美質は、とりわけ祖国ポーランドのヴィエニャフスキで鮮やかです。
 グラズノフでは甘美さ、ブルッフでは堂々たる歌心が前面に出て、三曲それぞれに異なる表情を聴かせます。
 いまでは忘れられがちな巨匠ギンペルが、なぜ当時これほど高く評価されたのか。その答えが詰まった協奏曲集です。


 A400-023
(1CD-R)
\1800
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
 シュスター&ヴューラー、重厚なドイツ系協奏曲2篇

  ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調op.102
  ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調op.56
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ヨゼフ・シュスター(チェロ)
フリードリヒ・ヴューラー(ピアノ)
ワルター・ダヴィソン指揮
ヴュルテンブルク国立管弦楽団

12inch VOX GBY11660 - 1956年頃録音モノラル


 これは1950年代VOXならではの、なんとも魅力的な協奏曲アルバムです。チェロのヨゼフ・シュスター、ピアノのフリードリヒ・ヴューラーという、いずれも派手なスター性よりも確かな音楽性で聴かせた名手が参加。ワルター・ダヴィソン指揮のヴュルテンブルク国立管弦楽団をバックに、ブラームスとベートーヴェンという二つの重厚な協奏作品を収めています。
 ブラームスの二重協奏曲ではチェロを軸とした濃密な対話が、ベートーヴェンの三重協奏曲ではヴューラーの質実なピアノも加わって、独奏者同士の掛け合いがいっそう鮮明になります。
 派手さではなく、音楽の骨格と対話の妙で聴かせるところがこの録音の最大の魅力。
 こうした名手たちが自然に同じ録音に集まっていた1950年代VOXの豊かさを、あらためて実感させてくれる一枚です。


 A400-024
(1CD-R)
\1800
ブロニスワフ・ギンペルのベートーヴェン
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61
 ロマンス第1番ト長調op.40
 ロマンス第2番ヘ長調op.50
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ハインリッヒ・ホルライザー指揮
バンベルク交響楽団

12inch Opera 1041 - 1955年頃録音モノラル


 1950年代のブロニスワフ・ギンペルが残したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。ギンペルというとヴィエニャフスキやチャイコフスキーのような華麗なレパートリーを思い浮かべがちですが、このベートーヴェンでは彼のもう一つの顔――端正な構築力と気品ある歌い口――がよく表れています。
 音を必要以上に太らせず、しかし旋律には十分な温度があり、長大な第1楽章も自然な流れの中で進んでゆく。ホルライザー指揮のバンベルク交響楽団も、独奏を包み込むような落ち着いた伴奏を聴かせます。
 さらに二つのロマンスを併録しているのもうれしいところ。ここではギンペルの艶やかな音色と、古い世代のヴァイオリニストならではの柔らかなポルタメントがいっそう魅力的に響きます。
 ギンペルという名手の「華」だけでなく「格」を味わえる、滋味深いベートーヴェン集です。





HECTORグループ、アリア・レーベルのギンペル旧譜から


HINDENBURG
Burg 1213
(1CD-R)\1,800
ギンペルの華麗で個性的ヴィニエャフスキ作品集
 華麗なポロネーズop.21 op. 4
 マズルカ「旅芸人」 「オベルタス」 「クヤヴィアク」
 スケルツォ・タランテッラ
 「ファウスト」の主題による幻想曲op. 20
 伝説op. 17
(全8曲)
(ヴァイオリン) ブロニスワフ・ギンペル
レズレル指揮 
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
12inch Muza SX0104
1962年1963年録音ステレオ

 これはもう、ギンペルの魅力が一気に噴き出したような一枚。
 ヴィニエャフスキの祖国ポーランドで録音された作品集だけあって、演奏の熱気が尋常ではありません。
 華麗なポロネーズ、マズルカ、伝説、《ファウスト》幻想曲――どの曲でもギンペルの艶やかな音色、強靭な弓、そして独特の節回しが全開です。

 なかでもぜひ聴いてほしいのが《スケルツォ・タランテッラ》。
 目にも止まらぬような速さで駆け抜けながら、ただ技巧が鮮やかなだけではない。音の一つ一つに火花が散り、リズムは弾け、旋律にはどこか野性的な色気まで漂います。これほどキレ味鋭く、それでいて人間臭いヴィニエャフスキはそうそうありません。
 ギンペルはポーランド生まれ。だから、と単純に片づけるわけにはいきませんが、この録音には確かに彼の血の中にあるポーランド的な舞曲感覚がむき出しになった瞬間があります。端正に整えられた現代の演奏とはまるで違う、危ういほどの勢いと熱。

スケルツォ・タランテッラ より一部。
https://www.dropbox.com/s/bfvh3nuqds8ego5/burg1213Track05.mp3?dl=0

この1分半を聴くだけで、この人がいかに偉大で、且つ魅力的な人か分かると思う。


HECTOR
21HH 038/9
(2CD-R)\3500
ギンペルの無伴奏
 バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)
(ヴァイオリン) ブロニスワフ・ギンペル
12inch Dover HCR5212,5228,5229
1960年代初期録音モノラル

 演奏は、ギンペルらしい知的で端正な中に、真摯な愛情が織り込まれる。決してでしゃばらず、どちらかというと寡黙で控えめな演奏。
 前もって言っておくがギンペルの演奏はムチャクチャうまい、ということはない。最近の完璧な録音に比べると僅かな音程のずれなどを感じるかもしれない。また、音質もモノラルということで少しぼやけた印象に映る。しかし聴けば聴くほどその深い味わいに引き込まれていく。朴訥で思慮にあふれた穏やかさ。

 じっくりと膝をつき合わせて、ギンペルと深く語り合うように2時間半、この音楽と付き合ってほしい。


HECTOR
21HH 085/6
(2CD-R)\3500

ブロニスワフ・ギンペルと仲間達とのレア音源集

ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調op. 40 (ホルン) フレッド・クライン
(ピアノ) レオポルド・ミットマン
12inch RenaissanceX13
1951年頃録音モノラル
シューマン:ピアノ三重奏曲ニ短調op. 63
シューベルト:ノットルナ変ホ長調op. 148
(ピアノ) レオポルド・マネス 
(チェロ) ルイジ・シルヴァ
12inch Decca DL 9604
1951年頃録音モノラル
クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲ト短調op. 17
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第8番変ロ長調WoO.39(Allegretto)
(ピアノ) レオポルド・マネス 
 (チェロ) ルイジ・シルヴァ
12inch Decca DL 9555
1951年頃録音モノラル

ブロニスワフ・ギンペル(Vn)

 これはギンペル好きにはたまらない、まさに“室内楽のギンペル”をまとめて聴けるお宝音源集。
 ブラームスのホルン三重奏曲をはじめ、シューマン、シューベルト、クララ・シューマン、そしてベートーヴェンまで、いずれも1951年頃のアメリカ録音を中心に集めた貴重な記録です。

 ギンペルというと、協奏曲での艶やかな音色と堂々たる歌い口がまず思い浮かびますが、ここではレオポルド・マネス、ルイジ・シルヴァ、フレッド・クラインら当時の名手たちと向き合い、もっと親密で柔軟な音楽家としての姿を聴かせてくれます。
 とりわけブラームスやシューマンでは、豊かなヴィブラートを保ちながら決して独奏者然と前へ出すぎず、相手の呼吸を受け止めながら音楽を組み立ててゆくところが実に魅力的。クララ・シューマンの三重奏曲まで含まれているあたりも、このセットの資料的価値をいっそう高めています。

 華麗な協奏曲のギンペルだけでは見えてこない、室内楽奏者としての気品と懐の深さ。ギンペル・マニアならずとも、1950年代初頭の名手たちの息遣いを味わえる貴重な2枚組です。

アリア・レーベル
AR 0043
(1CD-R)\1700
アリア・レーベル第43弾
 ブロニスワフ・ギンペル
  (1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 作品64
  (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 
ブロニスワフ・ギンペル(Vn)
 (1)ヨハネス・シューラー指揮
  バンベルク交響楽団
 (2)アルトゥール・グリューバー指揮
  ベルリン交響楽団
原盤:12inch OPERA ST1926 & 1932 ステレオ
録音:(1)1960年9月、(2)1963年頃

 フォーマットはCD-R。ケースは薄型で、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。針音や歪みなどのオリジナル・ノイズがありますがご了承ください。


 ギンペルは協奏曲録音をいくつも残していて、その多くはすでにHECTORがリリースしているのだが、有名なメンデルスゾーンとブラームスはまだだった。
 で、その二つの音源は以前「オイロディスク・ヴィンテージ・コレクション」でCD化されたことがある。だが・・・実際に聴いてみると悲しいかな音がか細い。
 針金をキイキイ言わせたような金属的な音に、「ギンペルのヴァイオリンってこんな音だっけ」とちょっといぶかしく思っていた。

 そこで今回ARDMOREともども、「もっといいものを」、と立ち上がったわけである。
 ちなみに今回復刻に使用したのは、オイロディスク盤ではなく、当時会員制だった貴重なOPERA盤。

 そうしてよみがえった2つの協奏曲録音は、・・・「これぞギンペル」。
 確信に満ちた節回しに、品格あふれる語り口。そして何よりこのひたむきでまっすぐな存在感。

 店主は宣伝文句の中でよく、「別の盤をお持ちの方はあえて買いなおさくてもいいかも」というのだが・・・今回は別。
 今までギンペルを聴いたことがなかった方も、以前「オイロディスク・ヴィンテージ・コレクション」を購入された方もぜひ。








2026/8

A400-016
(1CD-R)
\1800
エーリッヒ・クライバー指揮&ウィーン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調op.55「英雄」
エーリッヒ・クライバー指揮 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

12inch Decca ACL35 - 1955年4月
 ウィーン・ムジークフェラインザール録音モノラル


 「英雄」といえばフルトヴェングラーやワルターを思い浮かべる方が多いでしょう。
 しかし、エーリッヒ・クライバーのこの1955年ウィーン・フィル盤は、そのどちらとも異なる「構築美」で語られるべき名演です。
 テンポを恣意的に揺らすことなく、作品全体を一つの巨大な建築物のように積み上げてゆく指揮ぶりは、のちの息子カルロス・クライバーにも通じる知性を感じさせます。
 ウィーン・フィルも戦後最盛期ならではの豊かな弦と柔らかな木管で応え、重量感よりも品格を前面に押し出した「英雄」を完成させています。
 モノラル末期のDecca録音も非常に状態が良く、往年のLPファンには懐かしいACL35原盤そのままの味わいを楽しめる一枚です。




エーリッヒ・クライバー、
HINDENBURG 旧譜から


HINDENBURG
Burg 1197
\1,800
エーリッヒ・クライバー指揮&ウルグアイ放送交響楽団
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱付」
エーリッヒ・クライバー指揮 
ウルグアイ放送交響楽団/合唱団
(S) ヴォルマ・フォードル
(Ms) マリア・マチルダ・シアノ
(T) アウレロ・アルバルツ
(B) ニコラウス・ファネル
private tape 1939年ライヴ録音モノラル
(スペイン語による第4楽章) 
拍手入

 エーリヒ・クライバー、1939年の南米ウルグアイ放送交響楽団との「第9」。
 ものすごい演奏だというので聴いてみたら、確かに終楽章などどこかの邪教集団のお祭のよう・・・よくみたら「スペイン語歌唱」とある。
 エーリヒはご存知のようにナチスを嫌って1935年のザルツブルク音楽祭出演のあと、家族を伴ってアルゼンチンに移住した。
 1939年には同国の市民権を取得し、ブエノスアイレスにあるテアトロ・コロンの首席指揮者に就任。またそれ以外にもさかんに南米各地のオーケストラに客演。当時は南米で最も重要な指揮者だった。
 ただ録音状況があまり良くない時代のこと、その当時の演奏というのはあまり知られていないが、今回のウルグアイ放送交響楽団との「第9」というのはまさにそのときの貴重なものということになる。

 当時の南米というのはわれわれが想像するより随分文化的で、ウルグアイも当時は福祉国家を築き、「南米のスイス」と呼ばれた。
 今回の演奏を聴いてもウルグアイ放送交響楽団はただの辺境オケに留まらないしっかりした演奏を聞かせてくれる。音質はさすがに厳しいところもあり、第3楽章ではちょっと辛い揺れ、歪みもある。
 ただ演奏はなかなかすごい。
 第1、2楽章ではびっくりするようなティンパニの連打を聞かせるし、第3楽章では思わぬ幽玄の美を感じさせてくれるし、先ほども言ったが終楽章などは邪教集団の中に放り込まれたような緊張感と興奮を与えてくれ、ラストは阿鼻叫喚の騒ぎとなる(合唱がちょっと狂気っぽい)。
 エーリヒの貴重な演奏、そして第2次世界大戦当時の南米のオケの水準を知る上でも興味深いが、音質の貧しさを我慢すればなかなかの視聴体験を味あわせてくれる。

HINDENBURG
Burg 8025
\1800
エーリヒ・クライバー指揮&ベルリン国立歌劇場管
 モーツァルト:
  交響曲第39番
  同第33番より第2,3楽章のみ
 シューベルト:交響曲第3番より第2,3楽章のみ
  (78rpm HMV ,Parlophone, 80rpm Vox
   1924年 1927年 1929年録音モノラル)
エーリヒ・クライバー指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
 シューベルトの3番とモーツァルトの33番はSP 盤では全曲録音していない。

 30代のエーリヒ。ベルリン国立歌劇場音楽監督としてドイツ音楽の中枢にいた。
 その未来は明るく、あらゆる可能性が彼の前に開けていた。まさか数年後には祖国を離れ南米に旅立つことになるとは。




A400-017
(1CD-R)
\1800
カラヤン指揮&ウィーン・フィル
 モーツァルト:
  交響曲第33番変ロ長調Kv.319
      第39番変ホ長調Kv.543
  アイネ・クライネ・ナハトムジークト長調Kv.525
  アダージョとフーガKv.546
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

12inch ColumbiaML4370 & 33FCX145 -
 1946年 1947年 1949年録音モノラル


 戦後間もない若きカラヤンとウィーン・フィルによるモーツァルトは、ベルリン時代の豪壮なイメージとは驚くほど異なります。
 ここで聴けるのは、まだ機能美よりも歌心を優先していた時代のカラヤン。特に第39番ではウィーン・フィル独特の柔らかな管楽器としなやかな弦が自然に溶け合い、後年には失われる優雅な古きウィーンの香りが色濃く残されています。
 「アイネ・クライネ」や「アダージョとフーガ」を含め、1946~49年という戦後復興期の演奏をまとめて聴ける点も貴重です。
 SPからLPへと録音文化が移り変わる時代の空気まで閉じ込めたような内容で、若きカラヤンの芸術形成を知る上でも見逃せない復刻と言えるでしょう。



カラヤン、HECTOR 旧譜から


HECTOR
21HH 091
(CD-R)\1800
カラヤンとウィーン・フィルによる「ワルツ&ポルカ」
 1959年録音と1946年録音

 ヨハン・シュトラウス:
    「こうもり」序曲
    「アンネン・ポルカ」
    「ジプシー男爵」序曲
    ポルカ「狩」
    ワルツ「ウィーンの森の物語」
 ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「うわごと」
 ヨハン・シュトラウス:ワルツ「美しき青きドナウ」*
 (全7曲)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

12inch RCA LSC2538
1959年4月ウィーン録音ステレオ

78rpm Columbia LX1118
1946年10月録音モノラル*
.
カラヤンとウィーン・フィル初来日前のステレオ録音。文句なしに最高級です。(HECTOR)


HOC 23017
1CD-R\1800
カラヤン指揮&フィルハーモニア管
 ベルリオーズ:幻想交響曲 最初の「幻想」のスタジオ録音
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 
フィルハーモニア管弦楽団
12inch Columbia FCX396 1954年7月 録音MONO

 カラヤン最初の「幻想」のスタジオ録音。

HOC23074
1CD-R\1800
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮&フィルハーモニア管
 モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調kv.543
         クラリネット協奏曲イ長調kv.622
(クラリネット) バーナード・ウォルトン
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 
フィルハーモニア管弦楽団
12inch Colombia WCX1361
1955年 ロンドン録音モノラル




A400-018
(1CD-R)
\1800
バーンスタイン指揮&ニューヨーク・フィル
 ブラームス:交響曲第1番ハ短調op.68
 グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調op.82
レナード・バーンスタイン指揮
 ニューヨーク・フィルハーモニック
(ヴァイオリン) ジョン・コリリアーノ

12inch Columbia MS6202 - 1960年録音ステレオ
Private tape 1958年4月13日 カーネギーホール・ライヴ録音モノラル 拍手入


 バーンスタイン初期のブラームスは、後年の情念を全面に押し出した演奏とは一味違います。
 若きニューヨーク・フィルとの勢いがそのまま音になったような快速テンポと鋭い推進力は、トスカニーニ以後のアメリカ的ブラームスを象徴する存在と言えるでしょう。
 本盤のさらに興味深い点は、ジョン・コリリアーノ独奏によるグラズノフ協奏曲が収録されていること。バーンスタインが毎回どれほど即興的に作品へ生命を吹き込んでいたか追体験できる価値ある演奏です。


バーンスタイン、HECTOR 旧譜から


HOC23045
1CD-R\1800
レナード・バーンスタイン弾き振り
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番変ロ長調
                 第17番ト長調
(指揮&ピアノ)レナード・バーンスタイン  
コロンビア交響楽団
12inch Columbia ML5145  
1956年録音MONO




A400-019
(1CD-R)
\1800
カール・ベーム指揮&ウィーン・フィル
 モーツァルト:
  交響曲第36番ハ長調Kv.425「リンツ」
      第41番ハ長調Kv.551「ジュピター」
  アイネ・クライネ・ナハトムジークト長調Kv.525
カール・ベーム指揮 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

12inch VOX PL7760 & Decca LXT2558
 - 1944年 1950年ウィーン録音モノラル

 ベームとウィーン・フィルによるモーツァルトは数多く残されていますが、本盤は1944年と1950年という極めて早い時期の録音をまとめた点に大きな価値があります。
 戦中から戦後へ移る激動の時代にもかかわらず、演奏には一切の混乱を感じさせず、まさにウィーン古典派演奏の正統を体現しています。
 「リンツ」の引き締まった造形、「ジュピター」の堂々たる終楽章はいずれも後年のDG盤よりも引き締まり、若々しい緊張感が印象的。
 「アイネ・クライネ」も決して軽妙さだけに流れず、古典様式の均整を重んじた演奏で、戦前ウィーン楽派の美学を今に伝える貴重な記録です。
 モノラルながら音楽の骨格が実に鮮明に浮かび上がります。


A400-020
(2CD-R)
\1800
(薄CDケースに2枚収納1枚分の特別価格)
カール・ベーム指揮&ウィーン・フィル/ベルリン・フィル
 シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759「未完成」
 モーツァルト:交響曲第41番ハ長調Kv.551「ジュピター」
 ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調op.60*
カール・ベーム指揮 

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  12inch Urania盤 1944年放送用録音モノラル
  Victor LBC1018 - 1949年録音モノラル


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団*
  Private LP 1954年4月ベルリン放送用録音モノラル*


 本盤は単なる名演集ではなく、戦後初期のベーム芸術を立体的に俯瞰できる資料的価値の高い2枚組です。
 1944年放送録音による《未完成》では、戦時下とは思えない静謐な美しさが漂い、ベーム特有の無駄を排した自然な歌い回しが胸を打ちます。
 一方、《ジュピター》は1949年録音、さらにベルリン・フィルとの1954年放送によるベートーヴェン第4番まで収録され、ウィーンとベルリンという二つの名門オーケストラとの音色の違いまで比較できる贅沢な内容となっています。
 市販LPと放送音源、プライベートLPを組み合わせた編集も復刻ファンには非常に興味深く、ベーム蒐集家ならぜひ押さえておきたい一組でしょう。



ベーム、HECTOR 旧譜から

Hector
HOC-23003
1CD-R\1800
カール・ベーム指揮&ウィーン・フィル
 (ピアノ) エリー・ナイ

  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(ピアノ) エリー・ナイ
カール・ベーム指揮 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(12inch URANIA URRS7-10 1944年4月12日 ウィーン録音)MONO
カール・ベーム指揮&ウィーン・フィル
 J.シュトラウス:ワルツ「南国のばら」「朝刊」「天体の音楽」
カール・ベーム指揮 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(12inch Victor LBC1008 1949年3月 ウィーン録音)MONO

Hector
HOC-23004
1CD-R\1800
カール・ベーム指揮&ドレスデン国立歌劇場管
 プフィッツナー:交響曲ハ長調Op.46
 シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485*
カール・ベーム指揮 
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
(12inch URANIA URLP 7044 1942年 録音)MONO
(Private tape 1942年 録音)MONO*

Hector
HOC-23005
1CD-R\1800
ベーム指揮&ベルリン・フィル
 J.シュトラウス・コンサート1954 ウィーンLIVE

   皇帝円舞曲 トリッチ・トラッチ・ポルカ 常動曲
   美しき青きドナウ こうもり序曲 ラデツキー行進曲
     他全8曲
カール・ベーム指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(Private tape 1954年2月11日 ウィーン・ライヴ録音)MONO 拍手入



2026/6

A400-013
(1CD-R)
\1800
エーリッヒ・クライバー指揮&パリ音楽院管弦楽団
 チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調op.36
エーリッヒ・クライバー指揮 
パリ音楽院管弦楽団

12inch Decca LXT2511 - 1949年6月パリ録音モノラル

 エーリッヒ・クライバーのチャイコフスキー録音は決して多くありません。
 その意味でもこの《交響曲第4番》は貴重な記録と言えるでしょう。

 演奏は一般にイメージされるロシア的な濃厚さや感傷とは一線を画します。テンポは引き締まり、構成は明快。情緒に溺れることなく作品全体を見通しながら進める手腕は、まさに名匠クライバーならではです。
 それでいて冷たいわけではありません。第2楽章には深い叙情があり、第3楽章の弦のピツィカートは驚くほど軽妙。そして終楽章ではパリ音楽院管弦楽団をぐいぐいと引っ張りながら、鮮やかな興奮へと導いていきます。
 1949年録音ながら音楽の生命力はいささかも衰えず、むしろ後年の巨匠たちとは異なる、颯爽として筋肉質なチャイコフスキーが新鮮。エーリッヒ・クライバーという偉大な音楽家の実力を改めて実感させる貴重な名演です。

A400-014
(2CD-R)
\1800
イシュトヴァン・ケルテス指揮&ウィーン・フィル
 モーツァルト:交響曲第33番変ロ長調Kv.319
              第36番ハ長調「リンツ」Kv.425
              第39番変ホ長調Kv.543
         アイネ・クライネナハトムジークト長調Kv.525
         行進曲第1番ハ長調Kv.408
イシュトヴァン・ケルテス指揮 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

12inch Decca SXL6056&6091 - 1962年9月&1963年ウィーン録音ステレオ

2CD-Rで1枚の特別価格(薄CDケースに2枚収納)

 夭折の名指揮者イシュトヴァン・ケルテスとウィーン・フィルによるモーツァルト集。
 実はモーツァルトでも非常に優れた録音を残しているケルテス。ここで聴けるのは第33番、第36番《リンツ》、第39番という充実した交響曲群に、《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》まで収めた魅力的な内容です。
 ケルテスのモーツァルトは、古楽器系の軽快な解釈とも、かつての重厚な演奏とも異なります。音楽が自然に歌い、躍動し、そしてよく弾む。ウィーン・フィルの艶やかな弦楽器と温かな木管の響きも実に美しく、当時ならではのモーツァルトの理想像がここにあります。
 《リンツ》では颯爽とした推進力と晴れやかな気品が印象的。《第39番》では優雅さのなかに堂々たる風格も備え、ウィーン・フィルの魅力が存分に発揮されています。
 1962~63年のデッカ録音は音質も優秀。ケルテスが残した数ある名盤の中でも、もっと評価されてよいモーツァルト録音と言えるでしょう。

A400-015
(1CD-R)
\1800
ポール・パレー指揮&デトロイト響
 ラヴェル:ボレロ
 リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲op.34
 ブラームス:交響曲第4番ホ短調op.98
ポール・パレー指揮 
デトロイト交響楽団

12inch Mercury MG50020&50057 - 1953年1955年 デトロイト録音モノラル

 デトロイト響黄金時代の名匠ポール・パレー。
 フランス音楽の名手として知られるパレーですが、このアルバムでは得意のラヴェル、リムスキー=コルサコフに加え、ブラームスの第4交響曲まで収録した興味深いプログラムとなっています。
 《ボレロ》では機械的な反復よりも自然な高揚感が魅力。テンポの揺らぎを抑えながらも音楽が生き生きと前進していく様子は、いかにもパレーらしい爽快さです。
 《スペイン奇想曲》ではデトロイト響の名技性が炸裂。色彩豊かなオーケストラ作品でありながら決して濁らず、明快な響きのまま最後まで駆け抜けます。
 そして注目はブラームスの第4交響曲。パレーというとブラームスのイメージは薄いかもしれませんが、この演奏が実に面白い。重厚長大なドイツ・ロマン派ではなく、引き締まったリズムと透明なオーケストラの響きで構築されたブラームスで、後年のHIP的なブラームス解釈を思わせる部分さえあります。
 1950年代マーキュリー録音ならではの鮮明な音質も魅力。パレーとデトロイト響が絶頂期に残した、爽快で生命力あふれる名演集です。


HECTOR旧譜からパレーの音源


HOC 23029
1CD-R\1800
ポール・パレ―指揮
 ベルリオーズ:幻想交響曲
ポール・パレ―指揮 
コンセール・コロンヌ管弦楽団
12inch vOX PL9650
1950年録音モノラル


HOC 23030
1CD-R\1800

コンセール・コロンヌ管の名演
ベルリオーズ:「べンヴェヌート・チェッリー二」序曲,
         ラコッツィ行進曲
デュカス:「ラ・ペリ」よりファンファーレ
モーツァルト:トルコ行進曲
ポール・パレ―指揮 
コンセール・コロンヌ管弦楽団
1949年録音モノラル
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 第6番 エドゥアール・コロンヌ指揮  
コンセール・コロンヌ管弦楽団
80rpm 縦振Pathe 8949
1907年録音モノラル
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲 ジル指揮 
パテ交響楽団  
80rpm 縦振Pathe 6326
1910年録音モノラル








A400シリーズを知ってもらうための特別パイロット・アルバム
(1CD-R)\1200



A400-000
(1CD-R)
\1200
(特別スペシャル価格)
ラロ:スペイン交響曲ニ短調op.21(5楽章版) (ヴァイオリン) ブロニスラフ・ギンペル
フリッツ・リーガー指揮 
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
10inch DG LPEM19071 - 1956年録音モノラル

ジャケットなし、盤面印刷のみ薄CDケース入となります。

ギンペルの卓越した技術と表現力が際立つ名演。
技巧的なパッセージを軽々とこなしながらも、音楽的な深みを持ち、感情の起伏を巧みに表現していく。
1956年のモノラル録音ながら、音質は非常に鮮明。









2025/8/22


A400-006
(1CD-R)
\1800
ヴォルフガング・シュナイダーハン (ヴァイオリン)
 (1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調kv218
 (2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調kv219「トルコ風」*
 (3)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲ト短調op.26

(1)ハンス・ロスバウト指揮
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)フェルディナント・ライトナー指揮
 ウィーン交響楽団*
  12inch DG LPM18314 - 1956年1952年録音モノラル

(3)フェルディナント・ライトナー指揮
 バンベルク交響楽団
  10inch DG LPE17028 - 1952年録音モノラル

全て (ヴァイオリン) ヴォルフガング・シュナイダーハン

 誠実で格調高く、独特の深い響きを持つヴァイオリン演奏を特徴とし、ウィーン・フィル最高のコンサートマスターと呼ばれることもあるヴォルフガング・シュナイダーハン。
 1949年にウィーン・フィルを退団し、ソリストとして独立した。
 ここで聴かせるのはシュナイダーハンらしいしなやかでくっきりとした演奏。戦後復興期、まだドイツ・グラモフォンの素朴な響きが楽しめる。
 ケンプとベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集を録音したのも1952年のことだった。




 ライトナーの決然とした指揮ぶりもいい。




A400-007
(1CD-R)
\1800
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
 (1)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調op.90
 (2)ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調op.60
(1)ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 
  12inch Electrola E90994 - 1949年12月18日ベルリン・ライブ録音モノラル

(2)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  12inch Electrola WALP1059 - 1952年12月 ウィーン録音モノラル

全て ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮

A400-008
(1CD-R)
\1800
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
 (1)ブラームス:交響曲第4番ホ短調op.98
 (2)ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調op.21
(1)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  12inch Electrola E90995 - 1948年10月24日ベルリン・ライブ録音モノラル

(2)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  12inch Eleltrola WALP1324 - 1952年11月ウィーン録音モノラル

全て ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮


ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
アリア・レーベルの2タイトルもどうぞ


AR 0050
1CD-R\1700

詳細はこちら
アリア・レーベル第50弾
 ロンドン・フィルとのスタジオ録音

  フルトヴェングラー指揮&ロンドン・フィル
   ブラームス:交響曲第2番
 
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
原盤:78rpm Decca AK1875/9
録音:1948年3月(モノラル)

1948年3月、フルトヴェングラーがイギリスでロンドン・フィルとスタジオ録音したブラームスの交響曲第2番。
フルトヴェングラーの中でも異端の録音と言っていい。
「異端」だけならまだしも、「フルトヴェングラーが指揮したものの中でもっとも奇妙なもの」という人もいて、「後世に残した大失敗作」とまで断罪されることすらある。
・・・ところが、いやいやどうして、この演奏、聴き方を変えればなかなかはまるのである。
1945年のウィーン・フィルと1952年のベルリン・フィルの演奏は、言ってみれば勝手知ったる古女房との縦横無尽な演奏。結果的にブラームスという作曲家すら超える怪物的演奏に化けた。まさにいつものフルトヴェングラー。
一方この演奏は、ときどきしか会わない絶世の美人とのちょっと緊張気味の演奏とでも言おうか。フルトヴェングラーとロンドン・フィルは決して少なくない共演を果たしているようだが、そうはいってもウィーン・フィルとベルリン・フィルのようにはいかない。遠慮というのか、牽制というのか。その奥ゆかしい、別の言い方をすれば内面的とでも言おうか、柔らかい表現を楽しむことが出来るのである。
そして最後の最後に最大の聴きどころが来る。
老指揮者の様子をずっと伺っていたイギリス最高の名馬は、この曲最大の見せ場でもあるラストのラストに来てようやく手なずけられることを了承したのか、突然峻烈で機敏な反応を見せ、二匹の古愛馬とはまったく違った種類の激しい盛り上がりで老指揮者を喜ばせる。
ぜひこのラストを聴いてほしい。
 

ARD 0093
\1800

詳細はこちら
アリア・レーベル第93弾
 1950年1月のベートーヴェン交響曲第4番

  (1)ベートーヴェン:交響曲第4番
  (2)ワーグナー:「タンホイザー」序曲

ボーナス:
 7205-1Aと7206-1Aの無修正テイク

 
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:(1)1950年1月25/30日、ウィーン・ムジークフェラインザール
    (2)1952年12月2/3日 ウィーン・ムジークフェラインザール
原盤:(1)78rpm HMV (UK) DB9524 / 8 (5枚組)オートチェンジャ―盤
    (2)12inch (F)VSM FALP 289

1950年1月のベートーヴェンの交響曲第4番の録音はきわめて不遇。
SP最終期の録音ということもあるが、1943年の壮絶なベルリン・フィルとのライヴ、そして3年後の横綱相撲的なウィーン・フィルとのスタジオ録音にはさまれて存在感が薄く、「3番目」の録音と言われて軽んじられているのだ。
しかしそんなことを言っていたら、この1950年初頭の貴重な音源を耳にしないまま終わってしまいかねない。
だとしたら、そういう音源こそ、アリア・レーベルが復刻すべきではないのか・・・、そんなことを考えてリリースしたのが今回のアルバムである。
どんなにいっても、戦後の絶頂期を迎えつつあるフルトヴェングラーの充実の指揮ぶりは、聞き逃してはならないものだと思う。
非ナチ化裁判が終わって復帰を果たしつつも各地で批判にさらされ、さらに政治的混乱に惑わされていた、そんな動乱期も少しずつ収束し、ようやく音楽に集中できるようになった時期でもある。



A400-009
(1CD-R)
\1800
エーリヒ・クライバー指揮
 (1)ベートーヴェン:交響曲第6番へ長調op.68「田園」
 (2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調op.104
(1)エーリヒ・クライバー指揮
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
  12inch Decca LXT2587 - 1948年ロンドン録音モノラル

(2)(チェロ) アントニオ・ヤニグロ
 エーリヒ・クライバー指揮
 ケルン放送交響楽団
  Private tape 1955年3月28日スタジオ録音モノラル


アリア・レーベルからエーリヒ・クライバーのアルバム


AR 0015
\1700

詳細はこちら
第15弾
 エーリヒ・クライバー

  (1)ベートーヴェン:交響曲第7番
  (2)ベルリオーズ:幻想交響曲より「舞踏会」
    グルック:「アウリスのイフィゲニア」序曲
エーリヒ・クライバー指揮
(1)アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(2)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
原盤:(1)12inch (F)DECCA LXT2547
    (2)78rpm Ultraphon E808 & E844
録音:(1)1950年5月9日 モノラル アムステルダム
    (2)1931年1月12日 モノラル ベルリン

今回のベートーヴェンの第7番。変な演奏なのである。
その終楽章。
ウィーン風の立ち昇る香気・・・ではない。音楽の都の、粋で洒脱な洗練された舞踏・・・でもない。
はっきり言ってしまえば田舎の盆踊り。ダサくて、品がなくて、ズンドコズンドコしている。
ではエネルギッシュでアグレッシヴでパワーあふれる力感かというと・・・それも違う。
山積みの米俵を積んだ荷車を引いて山を越えている感じ。
こんなにもっさりとして、こんなにも田舎くさく、こんなにも珍妙なベートーヴェンの第7番は聴いたことがない。
何か間違えているんじゃないかと言うくらい異様な演奏なのである。

しかしこの異様さ、不器用さがなんともたまらない。
エーリヒがゲテモノでないことは百も承知なのだが、この人が突如として垣間見せた人間的側面とでもいおうか。カタブツ牧師が宴会で突如弾けてしまった感じとでも言おうか。
中南米でヒロイックな活躍をしてヨーロッパに戻ってくるも故郷では歓迎されず、アムステルダムの一流オケを振っているとき、突然何かブチっと切れてしまった・・・そんなことを想像させるこの演奏。
エーリヒというと男性的でストイックな演奏が思い浮かぶが、戦前には「新世界」や「舞踏への勧誘」といったぶっ飛び演奏が多い。あられもない濃厚なポルタメントやダイナミックで大胆なレガートが、エーリヒの「禁欲的な気品」と交わって特別な演奏効果を生み出すことがあった。
・・・そう、ここでのエーリヒ・・・まるで突然タイムスリップして、「もうええわい!昔のようにやったるんや!」とぶっ飛んでしまったかのようなのである。



A400-010
(1CD-R)
\1800
フリッツ・レーマン指揮
 (1)ヘンデル:組曲「水上の音楽」
 (2)ブラームス:悲劇的序曲op.84
(1)フリッツ・レーマン指揮
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  12inch Archive ARC3010 - 1951年ベルリン録音モノラル

(2)フリッツ・レーマン指揮
 ベルリン放送管弦楽団
  Private tape 1943年ベルリンスタジオ録音モノラル



 フリッツ・レーマンは1904年生まれのドイツの指揮者。ちなみにロッテ・レーマンはお姉さんである。
 オルガン奏者のカール・レーマンの息子としてマンハイムに生まれた。
 戦後復興期のドイツ・グラモフォンを支えた指揮者として知られ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、バッハなどを地道に録音。職人肌の端正な音楽性が一部に人気が高い。


 フリッツ・ルートヴィヒ・レーマン(1904年 - 1956年)は、ドイツの指揮者。
 1918年にピアニストとしてデビューしたが、その年から地元の音楽院で研鑽を積み、1918年から1921年までハイデルベルク大学とゲッティンゲン大学で勉学を続けた。
 1923年から1927年までゲッティンゲン市立劇場の指揮者陣に加わり、1927年からヒルデスハイム、1929年からハノーファーの各都市の指揮者として1938年まで活動した。
 1934年にはゲッティンゲンのヘンデル音楽祭の指揮者とバート・ピルモントの音楽総監督も任されたが、1938年にヴッパータール市の音楽総監督に転出し、1947年まで務めた。
 1946年から1950年までゲッティンゲン市立劇場の音楽監督を歴任。1949年には自ら設立したベルリン・モテット合唱団らとヨハン・ゼバスティアン・バッハの声楽曲の録音を行うようになった。
 1953年にはミュンヘン音楽院の教授となり、後進の指導も行った。
 ミュンヘンでバッハの《マタイ受難曲》を演奏中に急逝した。



フリッツ・レーマンのアルバムからいくつか

HINDENBURG
BURG-8001
\1800
フリッツ・レーマン指揮
 ウェーバー:「プレチオーザ」序曲 op.78 *
  (1940年録音 78rpm Odeon O7934)
 ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ op.22 *
  (1941年録音 78rpm Odeon O7992/4)
 モーツァルト:セレナーデ第6番「セレナータ・ノットルノ」Kv.239
 ベートーヴェン:2つのドイツ舞曲
  (1941年録音 78rpm Odeon O7965/6)
ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団 *
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
フリッツ・レーマン指揮

HINDENBURG
BURG8058
\1800

フリッツ・レーマン指揮&ベルリン・フィル
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64 (ヴァイオリン) ティボール・ヴァルガ
フリッツ・レーマン指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
78rpm DG20015/6
1951年10月3日ベルリン録音MONO
(2)モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調Kv.525 フリッツ・レーマン指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
78rpm Odeon 7942/3
1941年3月7日ベルリン録音MONO
(1)今回は末期のSP盤を使用した復刻です。
(2)レーマンとベルリン・フィルの戦中録音は稀少です。


HINDENBURG
BURG8074
\1800
フリッツ・レーマン指揮 Odeon録音
 (1)ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調op.36
  ヘンデル:組曲「王宮の花火の音楽」
 (2)モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
フリッツ・レーマン指揮 

(1)
ブリュッセル放送交響楽団
78rpm Odeon 1942年4月 
ブリュッセル録音モノラル

(2)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
78rpm Odeon 1940年10月 
ベルリン録音モノラル

 1950年代のDGの主力指揮者として活躍していたのはヨッフム、フリッチャイ、ベーム。そこにゆるく加わっていたのがレーマン。ちょっと補欠というか2軍的扱い。
 でもそのわりには本格的でしっかりした演奏で、「レーマン悪くないんですけど、・・・というか好きなんですけど」という人も多い。
 DGの昔の盤を探すとやまのようにレーマンの指揮に出会うが、今回はODEONの珍しい盤。

HECTOR
HCDR-1047
\1800
フリッツ・レーマン指揮 
 モーツァルト:序曲集


  イドメネオ Kv.366
  後宮からの誘拐 Kv.384
  フィガロの結婚 Kv.492
  ドン・ジョヴァン二 Kv.527
  コシ・ファン・トゥッテ Kv.588
  劇場支配人 Kv.486
  皇帝ティトゥス Kv.621
  魔笛 Kv.620 * (全8曲)
  
フリッツ・レーマン指揮
ベルリン・フィル
12inch DG LPEM19040 - 1952年6月24日* 7月9,10日、ベルリン  MONO



A400-011
(1CD-R)
\1800
エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮
 (1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47
 (2)モーツァルト:交響曲第35番ニ長調kv385「ハフナー」
(1)(ヴァイオリン) ヤン・ダーメン
 エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
  12inch Decca LXT2813 - 1953年5月ロンドン録音モノラル

(2)エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
  12inch Decca LXT2534 - 1950年ロンドン録音モノラル

A400-012
(1CD-R)
\1800
エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮
 (1)リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」op.35
 (2)ヘンデル:組曲「水上の音楽」(ハーティ編)

(1)エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮
 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 (ヴァイオリン・ソロ) ヤン・ダーメン?
  Private tape 1957年4月30日アムステルダム・ライブ録音モノラル拍手入

(2)エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
  12inch Decca LXT2534 - 1950年ロンドン録音モノラル


アリア・レーベルのベイヌム

ARD 0079
1CD-R\1800

詳細はこちら
第79弾  これがベイヌムなりの回答
 ベイヌム指揮&アムステルダム・コンセルトヘボウ管
 
 ブラームス:交響曲第1番
エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
原盤:DECCA LXT2675
録音:1951年9月17日

戦後、追放処分となったメンゲルベルクの後を継いで、この世界的オーケストラの第3代音楽監督となったベイヌム。

さてこの演奏、おそろしいほど果敢で前向きで迷いがない。
もったいぶったところが一切なく、ただただ前を向いて進んでいく。一切躊躇しない。
とくに第一楽章冒頭の駆け抜けんばかりの速さは、往年の歴史的指揮者の演奏になじんできたものはきっと驚くと思う。
大体においてここはみな過去の思いにとらわれながら、それでも一歩一歩踏み出していく。
しかしベイヌムに迷いはない。ただ突き進むのである。前に。その勢いは終楽章まで貫かれ、終楽章の最後の最後までまったくぶれることはない。

おそらくこれがベイヌムなりのオーケストラへの回答だったのだろう。
逡巡している暇はない。過去を振り返っている暇はない。行くぞ、と。












8/8(金)


A400-001
(1CD-R)
\1800
フリッツ・レーマン指揮&ベルリン・フィル
 モーツァルト:交響曲第35番ニ長調kv385「ハフナー」
         行進曲ニ長調kv249
 ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調op.36
フリッツ・レーマン指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
10inch PH&DG 1951年&1953年録音モノラル

ベルリン・フィルの演奏は、ダイナミックでありながらも、細部にわたる表現が豊か。
モーツァルト特有の軽やかさとリズム感が際立っている。
ベートーヴェンの第2楽章では、リズムの推進力が強調され、楽曲の構造が明確に表現されている。

A400-002
(1CD-R)
\1800
レナード・バーンスタイン指揮&ニューヨーク・フィル
 ブラームス:大学祝典序曲 
         交響曲第3番ヘ長調
 ベートーヴェン:序曲「レオノーレ第3番」*
レナード・バーンスタイン指揮 
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
12inch Columbia 72525 - 1963年10月&1964年4月録音ステレオ
Private tape 1958年10月10日ライヴ録音モノラル拍手入*

ブラームスの交響曲第3番は力強さと繊細さを兼ね備えた表現が特徴。
弦楽器の柔らかさと金管楽器の輝きが絶妙に調和していて、特に第2楽章では、感情の深さと美しさが際立ち、聴衆を引き込む力がある。



あわせてこちらもどうぞ!



アリア・レーベル第107弾
聴いたことがある方は少ないと思う

 バーンスタイン&ニューヨーク・フィル/シューマン:交響曲全集 1960年
晩年のバーンスタインはもちろん魅力的である。
しかしニューヨーク・フィルの音楽監督に就任した当時のバーンスタインには、それとは違う特別な魅力がある。

1960年。バーンスタインがニューヨーク・フィルの音楽監督に就任して2年。
彼のあらゆる情熱と才能が指揮活動に向けられていた時期。

これは40歳を過ぎたばかりのバーンスタインの情熱とパワーと叡智が結集したシューマンの交響曲全集。
ぜひ聴いてみてほしい。

AR 0107
(3CD-R)
特価\3900

詳しくはこちらへ
アリア・レーベル第107弾
 シューマン:交響曲全集
   (1)交響曲第1番
     歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲
   (2)交響曲第2番
     交響曲第4番
   (3)交響曲第3番
     歌劇「マンフレッド」序曲
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィル

 ARDMOREにリマスタリングを依頼すること数回。今回は苦労した。
 最終的にLPの深みを再現させるため音をきれいにしすぎず、しかし音割れが気になるかならないかギリギリのところで収めてみた。
 ただ、完全なる無菌の音ではないのでご了承いただきたい。

録音:
(1)1960年10月31日 ステレオ
  1963年10月7日 ステレオ
(2)1960年10月10日 ステレオ
(3)1960年10月17日 ステレオ
  1958年1月6日 ステレオ

原盤:
(1)12inch Columbia MS6581
(2)12inch Columbia MS6448 & 6256
(3)12inch Columbia MS6294 & 6256

CD-R製作。薄型ケースで、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。
.






A400-003
(1CD-R)
\1800
サー・エイドリアン・ボールト指揮&ロンドン・フィル 1953年
 ホルスト:組曲「惑星」op.32
サー・エイドリアン・ボールト指揮 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
12inch Nixa NLP903 - 1953年録音モノラル

 イギリス音楽界の大御所エイドリアン・ボールトの代名詞ともいうべきホルストの「惑星」。
 なにせホルスト自身の指名によりボールトが初演指揮を行い、ホルストは本作の写譜にボールトへの献辞を記している。なのでボールトにしてみれば「自分の曲」なのである。
 そんなこともあってボールトは「惑星」をじつに5回も録音している。

 1945年 BBC 響 SP録音(EMI)
 1953年 ロンドン・フィル モノラル録音(Nixa)
 1959 年 ウィーン国立歌劇場管 ステレオ録音(Westminster)
 1966年 ニュー・フィルハーモニア管(EMI)
 1978年 ロンドン・フィル(EMI)

 技術の進歩に合わせて何度も録音を残してきたわけで、それはまさにボールトの「自分の曲」への強い思い入れによるもの。
 1953年録音は、ボールトの「惑星」解釈の原点を示す歴史的資料として高く評価されている。特に「火星」「木星」「天王星」の劇的な表現と、英国音楽の伝統を体現した格調高いアプローチが特徴。



 こちらは今年RLCから発売になった1966年の録音。

RLC-523T
(CD-R)
\2100→\1890
ボールト&ニュー・フィルハーモニア管(1966)
ホルスト:組曲『惑星』 op.32

 録音:1966年7月21,22日 ロンドン、キングズウェイ・ホール
 原盤:東芝(Japan) AA-8236 初日本盤(1968年)
サー・エードリアン・ボールト(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
アンブロジアン・シンガーズ
外装・ブックレットなどは一切なし。盤面印刷のみ。通常ケース入り。原盤のジャケット


元気でエネルギッシュでたくましく情熱的な「惑星」を聴くなら、この4回目の演奏がいい。
またオーケストラも、「フィルハーモニア管弦楽団」が自主運営組織による「ニュー・フィルハーモニア管弦楽団」として再出発したころで、演奏に覇気がある。
またロンドンのキングスウェイ・ホールで行われたレコーディングが秀逸。
明晰でありながらスケール感豊かで、1960年代後半にすでに人類が史上最高の録音技術を手にしていたことを再認識させられる。


A400-004
(1CD-R)
\1800
カール・シューリヒト指揮
 パリ音楽院管弦楽団&ウィーン・フィル
シューマン:交響曲第3番変ホ長調「ライン」
       序曲「スケルツォとフィナーレ」op.52
カール・シューリヒト指揮 
パリ音楽院管弦楽団
12inch Decca LXT2985 - 1953年6月&1954年6月録音モノラル
メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」op.95
           序曲「静かな海と楽しい航海」op.27
カール・シューリヒト指揮 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
12inch Decca LXT2961 - 1954年4月録音モノラル

パリ音楽院管とのシューマンの3番は、シューリヒト芸術の成熟期(73歳時)に位置し、戦後間もない時期における仏独文化交流の貴重な証言としても意義を持つ。
後年録音と比べても「即興性と計算が絶妙に融合した稀有な演奏」と評され、シューマン交響曲のスタンダードの一つとして現在も高い人気を維持している。
1950年代のモノラル録音にもかかわらず、デッカの優れたエンジニアリングがオーケストラの細部まで克明に捉えており、現代でも「名盤の誉れ高い」と位置付けられている。


A400-005
(1CD-R)
\1800

「マルケヴィッチの管弦楽曲集」

ウェーバー:「舞踏への勧誘」op.65
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調op.25
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
ファリァ:バレエ音楽「三角帽子」より「粉屋の踊り」 「隣人達の踊り」 「終幕の踊り」
ラヴェル:ラ・ヴァルス
イゴール・マルケヴィッチ指揮 
フィルハーモニア管弦楽団
12inch RCA&Columbia 1954年&1952年録音モノラル

一部プロコフィエフとデュカスにて音割れやボコノイズなどがあります。
リスト:メフィスト・ワルツ
シャブリエ:ポーランドの祭り
イゴール・マルケヴィッチ指揮 
フィレンツェ五月祭管弦楽団
12inch Tempo MTT 2038 - 1946年モノラル


当時のフィルハーモニア管の優秀さとマルケヴィッチならではの生気、切れ味の鋭さが際立つ名演奏として高く評価されている録音集。
特に、モノラル録音でありながらも鮮明な音質が特徴で、各作品ごとのリズム感やアンサンブルの完成度の高さがしばしば特筆されている。
マルケヴィッチの指揮はエネルギーと表現力に満ちており、オーケストラの技術とともに非常に高く評価されている。





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