≪第95号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2017/12/19〜
12/22(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CHANDOS
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RCHSA 5200
(SACD HYBRID)
\3238+税
国内仕様盤
日本語解説&日本語曲目表記オビ付き
解説書日本語翻訳:生塩昭彦
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サカリ・オラモ&BBC交響楽団の新録音!
フローラン・シュミットの交響曲第2番!
フローラン・シュミット:
交響曲第2番 Op.137《アントニーとクレオパトラ》Op.69より
組曲第1番、第2番 |
サカリ・オラモ(指揮)
BBC交響楽団 |
CHSA 5200
(SACD HYBRID/輸入盤)
\2800→\2290確定!
現時点では締め切りなし
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☆サカリ・オラモ&BBC交響楽団の来日記念盤が登場!
ロンドンのバービカン・センターでのシベリウス・サイクルが大きな話題を呼んでいるフィンランドの名匠サカリ・オラモとBBC交響楽団。
2013年の首席指揮者就任以降、知られざる近現代作品の発掘、演奏に積極的に取り組み、着実に関係を深めてきたオラモとBBC響が、近代フランスの大作曲家、フローラン・シュミット(1870−1958)の「交響曲第2番」をレコーディング!
「詩篇第47番」や「サロメの悲劇」、「ディオニソスの祭り」に代表されるように、卓越した作曲技法とオーケストレーション、色彩豊かで絢爛な和声が特徴的な傑作を続々と生みだしたフローラン・シュミット。
「交響曲第2番」は、1957年12月に完成したシュミット87歳の時の重厚かつロマンティックな作品。他界する2ヶ月前の1958年6月にストラスブールで、シャルル・ミュンシュの指揮で初演が行われ、大喝采を浴びた最晩年の代表作として知られています。
オラモはBBC交響楽団を指揮し、フローラン・シュミットの「アントニーとクレオパトラ」のイギリス初演を手がけた実績があるだけに、まさに満を持して取り組んだこの「交響曲第2番」への期待が高まります!
サカリ・オラモ&BBC交響楽団 2018年3月来日公演情報!
3月1日(木) 福岡/アクロス福岡シンフォニーホール
3月2日(金) 広島/上野学園ホール
3月4日(日) 仙台/仙台銀行ホール イズミティ21
大ホール
3月6日(火) 金沢/石川県立音楽堂コンサートホール
3月7日(水) 大阪/フェスティバルホール
3月8日(木) 川崎/ミューザ川崎シンフォニーホール
3月10日(土) 名古屋/日本特殊陶業市民会館フォレストホール
3月11日(日) 東京/サントリーホール
☆2018年3月、サカリ・オラモとBBC交響楽団のコンビでの初来日が実現!
全国8都市での公演が予定されています。
来日記念盤、フローラン・シュミットの「交響曲第2番」にもご期待下さい!
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LINN
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スコットランド室内管の名手が集うアンサンブル
若きベートーヴェンの管楽作品
管楽六重奏曲変ホ長調 Op.71
クラリネットとファゴットのための二重奏曲第1番
WoO.27-1
管楽八重奏曲変ホ長調 Op.103
ロンディーノ変ホ長調 WoO.25
行進曲変ロ長調 WoO.29 |
スコットランド室内管弦楽団ウィンド・ソロイスツ
〔マキシミリアーノ・マルティン(クラリネット)、
ウィリアム・スタッフォード(クラリネット)、
ピーター・ウィーラン(バスーン)、
アリソン・グリーン(バスーン)、
アレック・フランク=ゲミル(ホルン)、
ハリー・ジョンストン(ホルン)、
ロビン・ウィリアムズ(オーボエ)、
ロージー・スタニフォース(オーボエ)〕 |
スコットランド室内管の名手が集うアンサンブル!若きベートーヴェンの管楽アンサンブルを吹く!
☆スコットランドの名門オケを牽引する腕利きの管楽器奏者たち!
☆ピーター・ウィーラン、マキシミリアーノ・マルティンらによるベートーヴェン!
故チャールズ・マッケラスやサラステ、スヴェンセンがベースを築き、英国の俊英ロビン・ティチアーティが首席指揮者に就任してからは、さらに破竹の勢いで評価を高めるスコットランド室内管弦楽団(SCO)。
SCOの管楽器セクションを牽引する腕利きの管楽器奏者たちによるアンサンブル、「スコットランド室内管弦楽団ウィンド・ソロイスツ」第2弾。
既に、それぞれのソロ・アルバムやSCOとの協奏曲録音等でも実力が証明されているピーター・ウィーラン(ファゴット)やマキシミリアーノ・マルティン(クラリネット)、アレック・フランク=ミゲル(ホルン)らの名手が、1790年代のウィーンに旋風を巻き起こした若きベートーヴェンの管楽作品を披露します。
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CKD 590
(3CD/特別価格)
\5000
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ヒンデミットとコープランドに師事した21世紀のシンフォニック・ライター
サミュエル・アドラー 〜 90歳記念盤
CD1:
交響曲第1番/ピアノ協奏曲第1番/人はただ一度生きる/
CD2:
交響曲第2番/ヴァイオリン協奏曲/
木管五重奏と管弦楽のための協奏曲 《Shir
HaMa’alot》/
CD3:
ギター協奏曲/
イントゥ・ザ・レイディアント・
バウンダリーズ・オヴ・ライト/
ポーツ・オヴ・コール 《地中海組曲》/
5つのコーラル・スケルツィ |
エミリー・フリーマン・ブラウン(指揮)
フランクフルト・ブランデンブルク州立管
イーストマン・フィルハーモニア室内管
イーストマン合唱団、他 |
☆ヒンデミットとコープランドに師事した21世紀のシンフォニック・ライター、サミュエル・アドラーの生誕90周年盤!
☆多くの初録音を含む3枚組セット!
2018年の3月4日に90歳の誕生日を迎えるアメリカの作曲家、サミュエル・アドラーのセレブレーション・アルバムが登場。サミュエル・アドラーは、1928年にドイツのユダヤ系の音楽一家に生まれ1939年にアメリカへ亡命、ハーバード大学でヒンデミットやコープランドらに学び、現代アメリカを代表する作曲家の一人として活躍。ノーステキサス大学音楽カレッジやイーストマン音楽学校、ジュリアード音楽院などで作曲を教えてきました。
古典的感性と21世紀の情熱をバランスよく融合させた脅威のシンフォニック・ライターとして大きな影響力を持つアドラーの作品から、多くの世界初録音を含む、交響曲、協奏曲、室内楽作品を収録した3枚組セットです。
CD1-2(交響曲とギター以外の協奏曲)は、アドラー夫人でもあるボーリンググリーン州立大学のエミリー・フリーマン・ブラウン博士とフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団による演奏。
CD3は、アドラーが名誉教授を務めるイーストマン音楽学校のニコラス・ゴルセス教授(ギター)とイーストマンの若きミュージシャン達による演奏です。
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CKR 450
(2CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\3800
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若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ
Linn Recordsの名盤 新装再発売!
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調Op.38《春》
交響曲第2番ハ長調Op.61
交響曲第3番変ホ長調Op.97《ライン》
交響曲第4番ニ短調Op.120(1851年版) |
ロビン・ティチアーティ(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
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Linn Recordsの名盤 新装再発売!
☆ロンドン生まれ、イタリア系イギリス人の若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ!
☆2009年から首席指揮者を務めるスコットランド室内管弦楽団とのシューマン全集!
※録音:2013年11月25日、26日、30日&12月1日−3日
※CKD 450からの新装移行再発売。CKD 450は弊社在庫がなくなり次第廃盤となります。
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CKR 421
【新装移行再発売】
\2500
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ティチアーティのベルリオーズ第2弾!
カレン・カーギルを迎えた「夏の夜」!
ベルリオーズ:
歌曲集《夏の夜》 Op.7
劇的交響曲《ロメオとジュリエット》
Op.17より 愛の情景
カンタータ《クレオパトラの死》より
抒情的情景、瞑想曲 |
ロビン・ティチアーティ(指揮)
カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ)
スコットランド室内管弦楽団 |
☆ティチアーティのベルリオーズ第2弾!
☆スコットランドのメゾ、カレン・カーギルを迎えた「夏の夜」!
※録音:2012年4月1日−4日、アッシャー・ホール(エディンバラ、イギリス)
※CKD 421からの新装移行再発売。CKD 421は弊社在庫がなくなり次第廃盤となります。 |
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CKR 449
【新装移行再発売】
\2500
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ジョン・バット&ダニーデン・コンソート!
モーツァルト:
レクイエム
(デイヴィッド・ブラック校訂1793年初演復元版)
ミゼリコルディアス・ドミニ ニ短調K.222
《オッフェルトリウム・デ・テンポーレ》 |
ダニーデン・コンソート
ジョン・バット(指揮)
ジョアン・ラン(ソプラノ)
ローワン・ヘリアー(アルト)
トーマス・ホッブス(テノール)
マシュー・ブルック(バス) |
☆モーツァルトの"レクイエム"
初演版を復元!!
☆ジュスマイヤー版を基に、モーツァルト研究家デイヴィッド・ブラックが校訂したペータース版2013!
※2013年9月15日−19日、グレイフライアーズ教会(エディンバラ)
※CKD 449からの新装移行再発売。CKD 449は廃盤となります。 |
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CKR 430
(2CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\3800
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ダニーデン・コンソート初の器楽作品!
ブランデンブルク協奏曲!
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集 |
ダニーデン・コンソート
ジョン・バット(指揮&ハープシコード)
チェチーリア・ベルナルディーニ(ヴァイオリン)
アレクサンドラ・ベラミー(オーボエ)
デイヴィッド・ブラックアダー(トランペット)
パメラ・トービー(リコーダー)
キャスリン・レイサム(リコーダー)
ケイティ・バーチャー(フルート)
ジェーン・ロジャーズ(ヴィオラ)
アルフォンソ・レアル・デル・オホ(ヴィオラ)
ジョナサン・マンソン(チェロ) |
☆ダニーデン・コンソート初の器楽作品!
☆古楽界の名奏者が集うブランデンブルク協奏曲!
※録音:2012年5月7日−10日、パース・コンサート・ホール(イギリス)
※CKD 430からの新装移行再発売。CKD 430は弊社在庫がなくなり次第廃盤となります。 |
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CKR 354
(2CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\3800
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ジョシュア・リフキン校訂版の「ロ短調ミサ」!
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232
(ジョシュア・リフキン校訂ブライトコップ版/2006) |
ダニーデン・コンソート・プレーヤーズ
ジョン・バット(指揮)
スーザン・ハミルトン(ソプラノ)
セシリア・オズモンド(ソプラノ)
マルゴット・オイツィンガー(アルト)
トーマス・ホッブス(テノール)
マシュー・ブルック(バス) |
☆これがリフキンの導き出した最終回答!
※録音:2009年9月11日−17日、グレイフライアーズ教会(エディンバラ)
※CKD 354からの新装移行再発売。CKD 354は弊社在庫がなくなり次第廃盤となります。 |
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CKR 419
(2CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\3800
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ジョン・バットが、典礼で演奏された受難曲を再現!
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245 〜
典礼において演奏されたバッハの受難曲の再現
(世界初録音) |
ダニーデン・コンソート
ジョン・バット(指揮&オルガン)
ニコラス・マルロイ(エヴァンゲリスト/テノール)
マシュー・ブルック(イエス/バス)
ジョアン・ラン(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(アルト)
グラスゴー大学チャペル合唱団 |
☆バッハの「ヨハネ受難曲」!
※録音:2012年9月10日−12日&11月2日、グレイフライアーズ教会(エディンバラ)
※CKD 419からの新装移行再発売。CKD 419は弊社在庫がなくなり次第廃盤となります。 |
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CKR 319
(2CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\3800
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"エイシスとガラテア"の1718年初演版!
ヘンデル:牧歌劇《エイシスとガラテア》
HWV.49a
(1718年キャノンズ初演版) |
ダニーデン・コンソート&プレーヤーズ
ジョン・バット(指揮&オルガン)
スーザン・ハミルトン(ガラテア/ソプラノ)
ニコラス・マルロイ(アシス/テノール)
トーマス・ホッブス(デーモン/テノール)
ニコラス・ハンドール・スミス(コリドン/テノール)
マシュー・ブルック(ポリフィーマス/バス) |
☆バット&ダニーデン・コンソートの伝説の始まり!
※録音:2008年4月29日−5月2日、グレイフライアーズ教会(エディンバラ)
※CKD 319からの新装移行再発売。CKD 319は弊社在庫がなくなり次第廃盤となります。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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ミュンシュ&パリ管、ベルリオーズの幻想交響曲
ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14a |
シャルル・ミュンシュ(指揮)
パリ管弦楽団 |
不滅の名演、ミュンシュ&パリ管、ベルリオーズの幻想交響曲、2トラック、38
センチ、オープンリール・テープ復刻登場!
セッション録音:1967年10月23-26日/サル・ワグラム(パリ)/ステレオ
使用音源: Private archive( 2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
発足間もないパリ管弦楽団と、燃える巨匠シャルル・ミュンシュが録音したベルリオーズの幻想交響曲については、もはや何の説明も不要でしょう。復刻に使用したのは2
トラック、38 センチのオープンリール・テープですが、この不滅の名演が、かつて耳にしたことのない鮮度で体験出来ることと思います。解説書には石川登志夫氏の「パリ通信」を、ご遺族の許諾を得て転載しています。パリ管弦楽団の発足直後のプログラムや当地での評判、旧パリ音楽院管弦楽団との団員の違いなどが記されており、当時のパリの空気が伝わって来ます。(平林 直哉) |
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PROFIL
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PH 17067
(12CD)
\5700 →\5290
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スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・
シューマン&ブラームス1948-1962 |
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) |
Disc 1 シューマン
(1)アベッグ変奏曲Op.1、(2)蝶々Op.2、(3)トッカータOp.7、
(4)幻想小曲集Op.12〜夕べに/飛翔/なぜ/夜に/夢のもつれ/歌の終り、
(5)トッカータOp.7、(6)幻想小曲集Op.12〜夕べに/飛翔/なぜ/夜に/夢のもつれ/歌の終り
1955 年6月20日/モスクワ・ライヴ(1)、1962
年10月21日/フィレンツェ・ライヴ(2)、
1951 年6月5日モスクワ・ライヴ(3)、1955
年3月1日モスクワ・ライヴ(4)、
1959 年4月30日&5月1日スタジオ・セッション(5) 初出、
1956 年11月28日スタジオ・セッション(6) 初出
Disc 2 シューマン
(1)交響的練習曲Op.13、(2)幻想曲ハ長調Op.17
1956 年12月15日プラハ・ライヴ(1)、1958
年11月16日キエフ・ライヴ(2)
Disc 3 シューマン
(1)フモレスケOp.20、(2)幻想曲ハ長調Op.17
1956 年10月6日モスクワ・ライヴ(1)、1961
年8月1-5日スタジオ・セッション(2)
Disc 4 シューマン
(1)ノヴェレッテOp.21〜第1、2、4、8番、(2)ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22、
(3)ノヴェレッテ ヘ長調Op.21 の1、(4)ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22
1960 年7月16日キエフ・ライヴ(1)、1961
年6月8日モスクワ・ライヴ(2) 初出、
1959 年5月2日スタジオ・セッション(3)、1962
年10月15日ミラノ・スカラ座ライヴ(4)
Disc 5 シューマン
(1)ウィーンの謝肉祭の道化芝居Op.26、(2)4つのフーガOp.72、
(3)行進曲ニ短調Op.76の2、(4)ウィーンの謝肉祭の道化芝居Op.26
1962 年6月1日ウィーン楽友協会ライヴ(1) 初出、1956
年10月6日モスクワ・ライヴ(2)、
1956 年11月29日スタジオ・セッション(3)、1962
年10月15日ミラノ・スカラ座ライヴ(4)
Disc 6 シューマン
(1)森の情景Op.82、(2)色とりどりの小品Op.99、(3)森の情景Op.82
1955 年3月1日モスクワ・ライヴ(1) 初出、1954
年10月14日レニングラード・ライヴ(2) 初出、
1956 年11月26-28日スタジオ・セッション(3)
スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・シューマン&ブラームス1948-1962
Disc 7 シューマン
(1)ピアノ協奏曲イ短調Op.54、(2)序奏とアレグロ・アパッショナートOp.92、
(3)ピアノ協奏曲イ短調Op.54
アレクサンドル・ガウク(指揮)モスクワ放送交響楽団(1)、
スタニスワフ・ヴィスウォツキ(2)、ヴィトルド・ロヴィツキ(3)(指揮)、ワルシャワ・フィル
1948年2月10日放送用ライヴ(モスクワ)(1)、1959
年4月29日スタジオ・セッション(2)、
1958年10月11-12日スタジオ・セッション(3)
Disc 8 シューマン
(1)ミルテとばらの花を持って〜リーダークライスOp.24の9、(2)献呈〜ミルテの花Op.25の1、
(3)風雨の中を彼はやってきたOp.37の2、(4)異郷で〜リーダークライスOp.39
の1、
(5)歌曲集「詩人の恋」Op.48(全曲)
ニーナ・ドルリアク(ソプラノ)【全曲ロシア語歌唱】
1958年3月24日ブカレスト・ライヴ①、1955年3月1日モスクワ・ライヴ②④⑤ 初出、
1950年モスクワ・ライヴ③
Disc 9 ブラームス
(1)ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調Op.2、(2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団②
1959 年1月8日モスクワ・ライヴ(1) 初出、1960年11月1日ライヴ(2)
Disc 10 ブラームス
(1)6つの小品Op.118〜no.1.間奏曲イ短調/no.3.
バラード/no.6. 間奏曲ロ短調、
(2)4つの小品Op.119、(3)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)シカゴ交響楽団(3)
1959 年2月1日レニングラード・ライヴ(2) 初出、1955年2月9日モスクワ・ライヴ(1) 初出、
1960年10月17-18日スタジオ・セッション(3)
Disc 11 ブラームス
(1)チェロ・ソナタ第1 番ホ短調Op.38、(2)同第2番ヘ長調Op.99
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
1957年6月6日レニングラード・ライヴ 初出
Disc 12
(1)ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34、
(2)レーガー:同第2 番ハ短調Op.64 初出
ボロディン四重奏団
【ロスティスラフ・ドゥビンスキー、ヤロスラフ・アレクサンドロフ(ヴァイオリン)、
ドミートリー・シェバリーン(ヴィオラ)、ワレンチン・ベルリンスキー(チェロ)】
1958月1日17日モスクワ・ライヴ(1)、1960年5月28日モスクワ・ライヴ(2)
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ドイツの放送局所蔵マスターから初復刻のProfil
リヒテル・シリーズ、第3 弾はシューマン&ブラームスBOX
MONO
Profile レーベルが、ドイツの放送局に眠るリヒテルの音源を調査し、当時ソ連の放送局から提供された驚愕のマスターテープを多数発掘した第3
弾はシューマンとブラームス。
1948 年から1962 年までのライヴ中心で、ディスコグラフィにない初出物も多く含まれています。
リヒテル芸術のなかでもとりわけ評価の高いのがシューマン。内省的かつ複雑な音世界をじっくり聴かせ、その演奏によりシューマンのファンになった人も多い決定盤です。主なピアノ曲をはじめ、ニーナ夫人と共演した歌曲、協奏曲まで大盤振舞い。それもリヒテル壮年期の演奏が多く、強靭なテクニックと覇気にも天才ぶりがほとばしります。
さらにブラームスも3 枚派半分収められ、ピアノ・ソナタ第2
番や晩年のピアノ曲の初出音源が注目です。この若さでこの深み、あらためて凄さに脱帽させられます。
協奏曲の指揮者も豪華。シューマンはDG の名盤ロヴィツキとワルシャワ・フィルに加え、ガウク指揮モスクワ放送響、ブラームスはミュンシュとボストン響、ラインスドルフとシカゴ響。充実の伴奏を堪能できます。
ロストロポーヴィチと共演したチェロ・ソナタ全曲も、ディスコグラフィにない貴重音源。若き両天才の神業に酔いしれます。さらにボロディン四重奏団とのブラームスのピアノ五重奏曲も名演中の名演。さらに珍しいレーガーの五重奏曲(初出)までこのコンビで聴くことができるのは贅沢の極み。
大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。
さらに驚きの価格で、新たなリヒテルの名盤の登場となります。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
シャッツグレーバー
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「浅田真弥子 リスト ソナタ ロ短調 S.178 コンソレーション
第3番
リゴレット・パラフレーズ 他」
F. リスト:
(1)ソナタ ロ短調 S.178
(2)コンソレーション 第3番 変ニ長調
S.172-3
(3)愛の夢 第3番 変イ長調 S.541-3“おお、愛しうる限り愛せ”
(4)3つの演奏会用練習曲?第3番 変ニ長調
S.144-3“ため息”
(5)リゴレット・パラフレーズ S.434 |
浅田 真弥子(ピアノ) |
2017年10月23日金沢市アートホールでのライヴ録音!浅田真弥子のリスト作品集発売!
録音:2017年10月23日金沢市アートホール(ライヴ録音)、48‘37
2017年10月23日金沢市アートホールでのライヴ録音収録で浅田真弥子さんのCDが発売されます。
浅田 真弥子(ピアノ) Mayako ASADA, piano
母の手ほどきにより3才からピアノを始め、7才より武蔵野音楽大学客員教授、クラウス・カウフマン氏に師事。10才より桐朋学園大学教授、竹内啓子氏に師事。桐朋学園女子高等学校音楽科に在学中、中部ショパン学生ピアノコンクール優勝。中日新聞社賞受賞。竹内啓子氏の薦めにより桐朋学園大学音楽学部演奏学科在学中、フランスに留学。パリのエコール・ノルマル音楽院にて、ピアノ及び室内楽の高等演奏課程卒業。更に同音楽院最高課程修了、高等演奏家資格を取得。パリにて、コンクール“FLAME”入賞。同コンクール審査員長、セルジオ・ペルティカローリ氏に招かれ、奨学生としてモーツァルテウム音楽院夏期講習(ザルツブルク)受講。盛岡青少年国際ピアノコンクール第1位。スペインのマリア・カナルス国際ピアノコンクール第3位。イタリアのマルサラ国際ピアノコンクール第3位、及びセニガリア国際ピアノコンクール入賞。パリのユーハム国際コンクール室内楽部門第1位等、国内外のコンクールに多数入賞。さらにアルトゥール・ルービンシュタインの弟子であるユージン・インジック氏のもとで研鑽を重ね、インジック氏から驚嘆すべき演奏家であると高く評価される。
これまでに、故・井上直幸、ヤンシン・アン、ピエール・レアック、ジュヌヴィエーヴ・マルティニ(室内楽)、故・レオニード・ブルンベルグ、故・ヴェラ・ゴルノスタエヴァの各氏に師事。
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<映像>
12/21(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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AP 168
(2CD)
特別価格\2600
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カリーヌ・デエ |
[CD1][原盤:AP 106]
1. マスネ:悲歌 2. フォーレ:夢のあとに 3.
グノー:夕べ 4. サン=サーンス:白鳥
5. サン=サーンス:夕暮れのヴァイオリン 6.
ショーソン:終わりなき歌
7. フォーレ:ロマンス(チェロのための) 8.
グノー:去りし人
9. マスネ:タイスの瞑想曲 10. ゴダール:子守歌 11.
フォーレ:子守歌(ヴァイオリン)
12. サン=サーンス:アレグロ・アッパッショナート
13. フォーレ:アンダンテ(ヴァイオリン) 14.
ベルリオーズ:囚われの女 op.12
カリーヌ・デエ(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル・コントラスト〔アルノー・トロット(Vn)、アントワーヌ・ピエルロ(Vc)、ヨハン・ファルジョ(Pf)〕
録音:2014 年3月、12月
[CD2][ 原盤:AP 121]
ロッシーニ:
1. エーレナのアリア「胸の思いは満ち溢れ」(オペラ『湖上の美人』)
2. デズデーモナのアリア「柳の根元に腰を下ろして」(オペラ『オテッロ』)
3. デズデーモナのアリア「ああ神様、眠りのうちに」(オペラ『オテッロ』)
4. 嵐の場面(オペラ『チェネレントラ』)
5. チェネレントラのアリア「苦しみと涙のうちに生まれ」(オペラ『チェネレントラ』)
6. 歌曲「ニッツァ」
7.セミラーミデのアリア「麗しく美しい光が」(オペラ『セミラーミデ』)
8.歌曲「見捨てられた魂」 9.歌曲「ジョヴァンナ・ダルコ」(サルバトール・シアリーノ編曲)
10.ロジーナによる「嵐」の場面(オペラ『セヴィリアの理髪師』)
11.ロジーナのアリア「今しがた一つの声が」(オペラ『セヴィリアの理髪師』)
12.ロジーナのアリア「愛に燃える心に」(オペラ『セヴィリアの理髪師』)
13.歌曲「スペインのカンツォネッタ」
カリーヌ・デエ(メゾ・ソプラノ)
ラファエル・マーリン(指揮)、レ・フォース・マジュール・オーケストラ
録音:2015 年6月22日-26日、ヴィルファヴァール農場ホール |
フランスの魅惑のメゾ・ソプラノ、カリーヌ・デエ
フランスの魅惑のメゾ・ソプラノ、カリーヌ・デエの旧譜2
枚のボックス化。フランスの歌曲集を、ヴァイオリンやチェロを加えたかたちにアレンジして演奏したオシャレな1
枚と、ロッシーニの有名オペラからのアリア、そして16
分からなるカンタータ『ジョヴァンナ・ダルコ(ジャンヌ・ダルク)』の2枚組です。
デエは、オペラ・シーンでもフランス内外の劇場でひっぱりだこの彼女ですが、デセイやプティボンのディスクでも共演しているなど、その活躍の場は実に幅広いものとなっています。デエのしっとりと美しい声を堪能できます。
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AP 167
(2CD)
特別価格\2600
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シャヴィエ・サバータ |
[CD1]([ 原盤:AP 048)
悪い奴ら—ヘンデル:悪役アリア集
「タメルラーノ」−尊大な心に平安を与えたい,「アリオダンテ」−あなたに望んでいる,
「テゼオ」−殺戮を望み死を望み,落ち着いておくれ、ああ、美しい眼よ,
「ガリアのアマディージ」−酷い苦しみを,心に激情を感じ,
「アリオダンテ」−義務、正義、愛が,策略が良い結果をもたらせば,
「ジューリオ・チェーザレ」−この心の麗しき女神たちよ,お前の誇り高さを屈服させよう,
「オットーネ」−天まで波を高め,魅惑的な美しい唇
シャヴィエ・サバータ(CT) リッカルド・ミナージ(指揮)イル・ポモ・ドーロ
録音:2012 年8月25日-9月3日
[CD2] (原盤:AP 143)
カタルシス(浄化)
オルランディーニ(1676-1760):
レチタティーヴォ「 策略がゆるしたもの」、アリア「高慢な植物が」〜『アデライーデ』より,
フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ(1681-1732):
レチタティーヴォ「お前のために、わが妻グリゼルダよ」、
アリア「いとしい妻よ、私の魂は疲れている」〜『グリゼルダ』より,
ピエトロ・トッリ(1650-1737):アリア「お前の涙によって」〜『グリゼルダ』より,
ヴィヴァルディ(1678-1741):アリア「血が血管を冷たく走り」〜『ファルナーチェ』より,
ジュゼッペ・マリア・オルランディーニ(1676-1760):
レチタティーヴォ「私の愛する人はなんと甘く語ることか」、
アリア「すでに私には見える」〜『アデライーデ』より,
ヘンデル(1685-1759):
序曲、伴奏つきレチタティーヴォ「おそろしいファントムよ!」、
アリオーソ「私の目をとじ」〜『テッサリアの王アドメート』より,
ハッセ(1699-1783):
伴奏つきレチタティーヴォ「神よ、あなたのためだけに生きよう」、
アリア「私は悔やむ、わが神よ」〜『聖アゴスティーノの改宗』より,
アッティリオ・アリオスティ(1666-1729):
伴奏つきレチタティーヴォ「あきらめよ」、アリア「神よ」〜『カイオ・マルツィオ・コリオラーノ』より,
アントニオ・カルダーラ(1670-1736):アリア「あなたの甘い涙をかわかせ」〜『テミストクレ』より,
ドメニコ・サッロ(1679-1744):
伴奏つきレチタティーヴォ「むごい運命よ!」、アリア「名誉が心で話すとき」〜
『イル・ヴァルデマーロ』より
シャヴィエ・サバータ(カウンターテナー)
ジョルジュ・ペトルー(指揮)、アルモニア・アテネア
録音:2015 年9月22-26日、アテネ |
スペインのカウンターテナー、シャヴィエ・サバータ
1976 年、スペイン、カタルーニャ州バルセロナ生まれのカウンターテノール、シャヴィエ・サバータの2
枚組。
2011、2012 年には、ウィリアム・クリスティの指揮で上演されたカヴァッリの「ディドーネ」のイアルバを歌っています。ビオンディ、ヤーコプス、サヴァールといった古楽の重鎮たちとの共演も重ねており、バロック声楽作品の上演にはもはや欠かせない存在となりつつある歌い手です。
劇的な表情とテクニックが要求される、オペラの悪役のアリアを集めた1
枚と、「カタルシス(浄化)」と題し、激情に満ちたアリアでプログラムを構成、心を揺り動かされる強さに満ちた1
枚のセット化。
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EVIDENCE
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アンサンブル・アマリリス
テレマン(1681-1767):ソナタ集〜旅するヴィルトゥオーゾ
トリオ・ソナタ ニ短調 TWV.42:d10
トリオ・ソナタ ト短調 TWV.42:g5(音楽の練習帳)
トリオ・ソナタ 変ロ長調 TWV.42:B4(音楽の練習帳)
ソナタ ニ長調 TWV.41:D6(忠実な音楽の師)
トリオ・ソナタ 変ホ長調 TWV.42:Es3(音楽の練習帳)
トリオ・ソナタ イ短調 TWV.42:a4(音楽の練習帳) |
アンサンブル・アマリリス
〔エロイーズ・ガイヤール
(音楽監督、リコーダー、オーボエ)、
ヴィオレーヌ・コシャール(チェンバロ)、
ダヴィド・プランティエ(ヴァイオリン)、
エマニュエル・ジャック(チェロ)、
ローラ・モニカ・プスティルニク
(アーチリュート)〕 |
アンサンブル・アマリリスが魅せるテレマンの華やかな技巧!
録音:2006年3月13-17日
旅するヴィルトゥオーゾ、とはテレマンのこと。テレマンは様々な地に旅をし、様々な音楽を貪欲に吸収しました。
ここに収録されている「音楽の練習帳」は、1740
年にテレマン自身が出版した作品集。12 のソロ・ソナタと12
のトリオ・ソナタ(6 つの異なる楽器- リコーダー、ヴァイオリン、オーボエ、フラウト・トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ-
を想定して書かれている)が収められています。当盤ではオーボエのための2
作とリコーダーのための2 作が収録されています。
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EVIL PENGUIN RECORDS
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ベートーヴェンにはどう聴こえていたのか?
ベートーヴェンのピアノ用補聴装置を再創造
ベートーヴェン:
・ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
・ピアノ・ソナタ第31番 イ長調 op.110
・ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111 |
トム・ベギン[ピアノ] |
ピアノ/ジョン・ブロードウッド&サンズ(ロンドン、1817年、シリアル番号7362)のレプリカ(クリス・メーネによる2013年製)
録音:2016年7月19-21日
1818 年、ブロードウッドのピアノがベートーヴェンのもとに届きました。ベートーヴェンはこのピアノを生涯気に入りましたが、晩年ベートーヴェンは難聴に苦しみました。1820
年、ピアノ製作者のアンドレ・シュタインが、地元のブリキ職人の協力を得て、巨大な「Gehoermaschine(聴くための機械、補聴装置)」を作らせました。
このベートーヴェンの装置を再制作し、ベートーヴェンの晩年のソナタを録音するプロジェクトに乗り出したのが、トム・ベギン。18
世紀のピアノ作品を演奏、研究し、書籍も発行しています。
トム・ベギンは、ベートーヴェンの会話帳の記述などを元に、協力を得て、ジャケットにあるような装置を作り出しました。時に倍音などの振動が、装置を通じて奏者の指にまで伝わることもあったといいます。ベートーヴェンの創造の軌跡を追う貴重な試みです。
ベートーヴェンにはどう聴こえていたのかを探るアルバム。
こういうことを一生懸命やるところがいい。
https://youtu.be/XVqVs_eAN5k
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GENUIN
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「Living on the Edge」
ヘンデル(カーリン編):王宮の花火の音楽
HWV351
プロコフィエフ(カーリン編):「ロメオとジュリエット」
Op.64より
(導入,騎士たちの踊り,少女ジュリエット,
ローレンス僧庵におけるロメオ,
ジュリエットの葬送ジュリエットの死)
ムソルグスキー(カーリン編):展覧会の絵 |
トロンボーン・ユニット・ハノーファー |
トロンボーン・アンサンブルによる「展覧会の絵」他!
録音:2017年2月20-23日 ザールブリュッケン、60'08
トロンボーン・ユニット・ハノーファーのアルバム第2弾。第1弾「フル・パワー」は新作のアルバム(と言っても親しみやすい作品ばかり)でしたが、今回はオーケストラ名曲を演奏したCD。弦楽器におけるチェロ・アンサンブルと同様で渋い魅力が強まり、オーケストラはもちろん吹奏楽や金管アンサンブルともだいぶ違った独特の雰囲気を楽しめる。
トロンボーン・ユニット・ハノーファーは2008年結成。ドイツ各地のオーケストラの奏者9人が主要メンバーで、これに適宜ゲストを加えて演奏している。
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シューマンのロマンティックな2曲と現代作品2曲
シューマン:おとぎの絵本 Op.113
レーマン(1937-2013):
「言葉なしで」 ヴィオラとピアノのための7つの歌曲
シューマン:おとぎ話 Op.132
クルターグ(1926-):R. Sch.への賛辞 |
ユルク・デーラー(ヴィオラ)
フランソワ・ベンダ(クラリネット)
ジャイルズ・ヴォンサテル(ピアノ) |
録音:2011年3月28日,4月1日,5月17日 チューリヒ、DDD、67'38
シューマンのロマンティックな2曲と現代作品2曲を併せている。ハンス・ウルリヒ・レーマン(1937-2013)はチューリヒを拠点にして活動した作曲家。「言葉なしで」は2011年の作品だが、20世紀後半の前衛音楽の名残が色濃い。
ジェルジ・クルターグ(1926-)のR. Sch.への賛辞は1990年の作品。R.
Sch.とはもちろんロベルト・シューマンのこと。
ユルク・デーラーはチューリヒ生まれのヴィオラ奏者。ヨーロッパを中心に精力的に活動している。フランソワ・ベンダは1964年、ブラジル生まれのクラリネット奏者。ジャイルズ・ヴォンサテルは米国出身のピアニスト。
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若いアジア(系)人二人が共演したヴァイオリン・ソナタ集
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調
Op.18
ドルマン(1975-):ヴァイオリン・ソナタ第2番
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
D574 |
キム・ソジン(ヴァイオリン)
デイヴィッド・フォン(ピアノ) |
録音:2017年1月2−4日 ライプツィヒ、64'34
若いアジア(系)人二人が共演したヴァイオリン・ソナタ集。シューベルトのD574が大変素晴らしい。
キム・ソジンは韓国最南部のヨス生まれのヴァイオリニスト。奨学金を得て米国のジュリアード・スクールで学び、2006年にソリストとしてデビュー。2013年までルツェルン交響楽団のコンサートマスターを務めた。やや線の細めの優しい美音が素晴らしく、聞いていると惹き付けられるものがある。
デイヴィッド・フォン(Fung フンやファンに非ず)は中国系オーストラリア人のピアニスト。既にかなり活躍しているピアニストで、ことに米国で人気が高い。
イスラエル生まれの作曲家、アヴネル・ドルマン〔アブナー・ドーマン〕(1975—)のヴァイオリン・ソナタ第2番はこれが世界初録音とのこと。
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「マイヤーリンに」
ヘンデル:組曲第6番 ニ短調 HWV 449
フローベルガー:
パルティータ第6番 ト長調 「マイヤーリンに」
FbWV606
フックス:組曲第3番 ト短調 E117 / FuxWV
III.5.21
フローベルガー:哀歌 ヘ短調 FbWV633
バッハ:フランス組曲第2番 ハ短調 BWV813 |
ケルト・ルーベル(ピアノ) |
録音:2017年2月23,24,26日 ライプツィヒ、54'18
概ね18世紀前半に活躍したフックス、バッハ、ヘンデルに加え、17世紀半ばに活躍したフローベルガーの作品を加えてピアノで演奏している。フローベルガーの曲をピアノで演奏したCDはあまりなく、ピアノ演奏のバロック音楽を好きな人は要注目だ。
ケルト・ルーベルは1988年、エストニアのタリン生まれのピアニスト。2008年から2016年までドイツ最北部、バルト海に面するロストック音楽演劇大学でマティアス・キルシュネライトに学び、以降ドイツを拠点に活動している。バロックの鍵盤作品を様式感を崩さずに丁寧に演奏している。
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<メジャー・レーベル>
DECCA
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4831523
(3CD)
\5400 |
《マックス・エマヌエル・チェンチッチ〜
ポルポラ:歌劇『ドイツのジェルマニコ』》
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):歌劇『ドイツのジェルマニコ』
《CD 1》第1幕
《CD 2》第2幕
《CD 3》第3幕 |
ジェルマニコ・・・・・マックス・エマヌエル・チェンチッチ(カウンターテノール)
エルシンダ・・・・・・ユリア・レージネヴァ(ソプラノ)
アルミニオ・・・・・・ メアリー=エレン・ネージ(メッゾ・ソプラノ)
セジェステ・・・・・・・フアン・サンチョ(テノール)
ロズモンダ・・・・・・・ディリアラ・イドリソヴァ(ソプラノ)
チェチーナ・・・・・・・・ハスナー・ベンナーニ(ソプラノ)
ヤン・トマシュ・アダムス(指揮)
カペラ・クラコヴィエンシス管弦楽団 |
作曲者没後250年、失われた傑作オペラが甦る
イタリア後期バロック音楽の作曲家ニコラ・ポルポラの失われた傑作オペラ『ドイツのジェルマニコ』が、没後250年にあたる今年リリースされます。マックス・エマヌエル・チェンチッチによる世界初録音です。
チェンチッチをソプラノのスター歌手ユリア・レージネヴァ、ヤン・トマシュ・アダムス指揮カペラ・クラコヴィエンシス管弦楽団など、世界一流のキャストがサポートしています。古楽器で演奏された、高度な権威ある録音です。CD3枚組。
【録音】2016年7月23日‐8月3日、ポーランド、クラクフ |
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4832948
\2300 |
《シェク・ケネー=メイソン〜インスピレーション》
1) Yosef Hadar(1926-2006)/シェク編:イブニング・オブ・ローズ
、
2) サン=サーンス:組曲『動物の謝肉祭』より「白鳥」、
3) 鳥の歌(カタルーニャ民謡)、
ショスタコーヴィチ:
4) 映画音楽『馬あぶ』組曲Op.97aより夜想曲、
5) チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107、
6) オッフェンバック:『森のハーモニー』より
「ジャクリーヌの涙」Op.76 No.2、
7) カザルス:サルダナ、
8) ボブ・マーリー/シェク編:ノー・ウーマン・ノー・クライ、
9) レナード・コーエン:ハレルヤ |
シェク・ケネー=メイソン(チェロ)、
オリヴァー・ジェイムズ(クラリネット)(1)、
キャサリン・トーマス(ハープ)(2)、
ガイ・ジョンストン(チェロ)(7)、
Didier Osindero(ヴァイオリン)(9)、
Alinka Rowe(ヴィオラ)(9)、
Yong Jun Lee(チェロ)(9)、
バーミンガム市立交響楽団の
チェロ奏者たち(1, 2, 3, 7)、
ミルガ・グラジニーテ=ティーラ(指揮)
バーミンガム市立交響楽団(4-6) |
新生チェリスト、シェク、デッカからデビュー!
ノッティンガム生まれの18歳のチェリスト、シェク・ケネー=メイソンは2016年のBBCヤング・ミュージシャンのコンクールのファイナルで、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番を演奏して優勝し、注目を浴びました。アルバムにはその受賞曲も収録されています。ボブ・マーリーからショスタコーヴィチまで、幅広い音楽が並び、シェク自身が編曲した曲もあります。ミルガ・グラジニーテ=ティーラ指揮バーミンガム市立交響楽団との共演はライヴ録音です。
【録音】2017年1月、ロンドン(9)、9月(1-3,
7, 8)、11月(4, 5/ライヴ)、バーミンガム、11月、ノッティンガム(6/ライヴ)
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6728647
(CD+DVD)
\3600 |
《ヴェラ・リン〜VERA LYNN 100スペシャル・エディション》
《CD》
1) We’ll Meet Again(Parker/Charles)、2)
Sailing(Sutherland)、
3) (There’ll Be Bluebirds Over)The White
Cliffs Of Dover(Kent/Burton)、
4) Wish Me Luck As You Wave Me Goodbye(Parr-Davis/Park)、
5) As Time Goes By(Hupfeld)、
6) Auf Wiederseh’n Sweeetheart(Storch/Sexton/Turner)、
7) The Loveliest Night Of The Year(Rosas)、
8) When You Wish Upon A Star(『ピノキオ』より)(Harline/Washington)、
9) A Nightingale Sang In Berkeley Square(Strachey/Sherwin/Maschwitz)、
10) I’m Forever Blowing Bubbles(Kellette/Kenbrovin)、
11) Close To You(Hoffman/Livingston/Lampl)、12)
Yours(Roig/Rodriguez/Sherr)
《DVD》
ロンドン、パラディウムで行われた「ヴェラ・リン、トリビュート・コンサート」のライヴ収録 |
ヴェラ・リン、アルフィー・ボー(1)、
アレクサンダー・アームストロング(3)、
アレッド・ジョーンズ(5)、シンシア・エリボ(8)、
ザ・アユブ・シスターズ(ヴァイオリン、チェロ)(9)、
The Squadronaires(12)、
ブライトン・フェスティヴァル合唱団(1, 2,
4, 6, 7, 10, 12)、
ジェイムズ・モーガン(指揮)
プラハ市フィルハーモニー管弦楽団(1-11) |
英国を代表する女性シンガー、ヴェラ・リンの100歳記念CD+DVDセット
2017年3月に100歳の誕生日を迎えた英国の女性シンガー、ヴェラ・リンを祝して記念のCDとDVDのセットが発売されます。
CDはこれまでのリンのヒット曲を歌声そのままにオーケストラ音源をリワークして制作されたもの。DVDは2017年3月18日にロンドン、パラディウムで行われたヴェラ・リンの「トリビュート・コンサート」のライヴを収録したものです。
2時間のコンサートではアレッド・ジョーンズ、ヘイリー、ラッセル・ワトソン他多くのアーティストが参加しています。ヴェラ・リンは2017年英国のベストセラー女性アーティストとなっています。
【収録】2017年3月、ロンドン、パラディウム |
<映像>
<LP>
12/20(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
COVIELLO CLASSICS
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COV 91732
(2CD)
\5400
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テオドーラの物語が胸に迫る。
ヘンデルのオラトリオに新たな名盤!
ヘンデル:オラトリオ『テオドーラ』 |
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ:テオドーラ)
ノハド・ベッカー(メゾソプラノ:イレーネ)
クリスティアン・ローバッハ
(カウンターテナー:セプティミウス)
ゲオルク・ポプルツ(テノール:ディディムス)
ダニエル・オチョア(バス:ヴァレンス)
ラルフ・オットー(指揮)
マインツ・バッハ管弦楽団、同合唱団 |
気高い精神とともに殉教したテオドーラの物語が胸に迫る。ヘンデル晩年の傑作オラトリオに新たな名盤登場!
録音:2015年12月12・13日/マインツ、キリスト教会(ライヴ)/43’58’’67’23’’
哀しみと高潔さに満たされた世界観、そして巧みな声楽書法。1749
年に書かれたヘンデル晩年の傑作オラトリオ『テオドーラ』。オペラとしても上演できそうな筋書を持ち、しかもハッピーエンドが当たり前の時代にあって悲劇で終わるという破格の内容で、当時の評判は今ひとつだったと言われています。しかし現在ではその音楽的豊かさが評価され高い人気を誇る名作として位置付けられています。
キリスト教徒としての信仰を貫くテオドーラは、時のローマ帝国皇帝ディオクレティアヌスによるキリスト教徒迫害を受けて捕らえられます。そこへ同じキリスト教徒である兵士ディディムスが現れ、テオドーラと衣装を交換し彼女を逃がすのですが、今度はディディムスが死刑を宣告されたため、それを知ったテオドーラが戻ってきます。お互い自らを犠牲にしてでも相手を救おうとするのですが、訴えは受け入れられず二人とも処刑されてしまい、物語は哀しみの中で幕を閉じます。
短調を基調とした暗い色調が続き、気高い精神とともに殉教したテオドーラの物語が胸に迫ります。テオドーラのアリア、テオドーラとディディムスの二重唱は哀しくも美しいものばかり。また悲劇で終わる物語を結ぶ最後のしめやかな合唱は受難曲のように感動的です。声楽作品のスペシャリスト、ラルフ・オットーの指揮のもと、BCJ
でもおなじみのブラシコヴァら名歌手が揃ったとびきりの演奏。作品の素晴らしさを十二分に伝えてくれる非常に完成度の高いライヴ録音です。
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大胆にチューバが歌いまくる!
ハープとの相性もバッチリ、大注目の協奏作品集
(1)ヴォーン・ウィリアムズ:
チューバ協奏曲( チューバ、管弦楽)
(2)ウィリー・メルツ:
ディヴェルティメント(チューバ、ハープ、管弦楽)
(3)トルビョルン・イヴァン・ルンドクイスト:
ランドスケープ(チューバ、弦楽、ピアノ)
(4)アンドレア・チョラニー:祈り(チューバ、ハープ、弦楽)
(5)イオネル・ドミトル/ウィリー・メルツ編:
ルーマニア舞曲第2番(チューバ、管弦楽) |
ジークフリート・ユング(チューバ)
ヨハンナ・ユング(ハープ)
ウォルター・ヒルガース(指揮)
マンハイム国立劇場管弦楽団 |
所狭しと大胆にチューバが歌いまくる!ハープとの相性もバッチリ、ブラス・ファン大注目の協奏作品集
録音:2017年2月20-24日/シュターツヒルハーモニー・ルートヴィヒスハーフェン/59’05’’
アルバム全編チューバが大活躍する協奏作品集です。太く低くオーケストラを底から包み込むような音を奏でるチューバですが、ひとたび脚光を浴びればその大胆な機動力と歌心で聴く者の心をつかみます。ハープを伴う作品を収録しているのも特徴。演奏しているジークフリート・ユングとヨハンナ・ユングは夫婦で息ぴったり。
(1)はペンタトニックを使ったメロディが何ともヴォーン・ウィリアムズ。第2
楽章の田園的な美しさは必聴です。(2)は3+3+2
の軽快で颯爽としたリズムが心地よく、ハープの色彩が花を添えます。(3)は単一楽章20
分の大曲で決然としたソロに始まり、ピアノと弦が変化音を含んだひねりある和声を打ち込み緊張感を高めるシリアスな作風。
そして(4)はとてもロマンティックで美しい名品!印象的な伴奏音型をハープが繰り返し、チューバが優しくメロディを歌います。中間部では速度を上げて弦が新しいリズム音型を奏でます。冒頭の雰囲気が戻ってきてからもそのリズム音型がメロディに紛れこんだりとなかなか凝った作りの三部形式。(5)は軽快などんちゃん騒ぎが楽しいラストナンバーです。
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SOLO MUSICA
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SM269
\2300 |
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
1.第1楽章:Allegro non troppo
2.第2楽章:Allegretto quasi menuetto
3.第3楽章:Allegro
チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99
4.第1楽章:Allegro vivace
5.第2楽章:Adagio affettuoso
6.第3楽章:Allegro passionato
7.第4楽章:Allegro molto |
デュオ・レオノーレ
【メンバー】
マヤ・ウェーバー(チェロ…ストラディヴァリ“Suggia”
ペア・ルンドベルイ(ピアノ) |
ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集(SM210)で揺るぎないアンサンブルを聴かせたデュオ・レオノーレによるブラームスの2曲のチェロ・ソナタ集。若きブラームスは自作のほとんどを破棄してしまったほどの完全主義者で、チェロ・ソナタも18歳前後に作曲されたものは、1曲は完全に破棄、もう1曲は一部のみが残され、現在の第2番で素材として用いられるという経緯を辿っています。
この2曲のソナタは周到に準備が重ねられ、第1番は完成までに3年ほどかかり、第2番はその後21年もの年月を経た後に書かれたという遅咲きの作品。それだけに細部にまで熟考が凝らされた大作であり、チェロ・パートだけでなくピアノ・パートにも高度な技巧が求められています。デュオ・レオノーレのメンバーであるマヤ・ウェーバーとペア・ルンドベルイは20年以上に渡って共演を重ねてきており、ここでも息のあった演奏を聴かせています。
録音 2016年12月 Radiostudio, 8057 Zurich,
Switzerland
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SM270
(3CD)
\4300 |
ユリウス・ベルガー&子息による
バッハとケージ:コラール
【CD1】/【LP1】
1.ジョン・ケージ(1912-1992):ONE8より
「高き天よりわれは来たれり」(M.ルターによる)
2-7.J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲
第1番 ト長調 BWV1007
8-13.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番
ニ短調 BWV1008
【CD2】/【LP2】
1.ケージ:ONE8よりより
「いと高き御座にいます神を崇めまつらん」(M.ヴルピウスによる)
2-7.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番
ハ長調 BWV1009
8-13.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第4番
変ホ長調 BWV1010
【CD3】/【LP3】
1.ケージ:ONE8より
「おお、血と涙にまみれた御頭よ」(J.クリューガーによる)
2-7.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番
ハ短調 BWV1011
8-13.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番
ニ長調 BWV1012 |
インマヌエル・ユン・ベルガー(ボーイソプラノ)
…CD/LP1-1,CD/LP2-1,CD/LP3-1
ユリウス・ベルガー(チェロ) |
SMLP271
(3LP)
\9600 |
チェロの演奏家なら一度は手掛けたいと願う「バッハ:無伴奏チェロ組曲」。そして多くのチェリストは、作品に自己の姿を反映し、解釈を施すことで「独自のバッハ」を創り上げています。
ドイツの名手ベルガーは、バッハ作品の前にジョン・ケージの作品を置き、新しいバッハを模索します。ケージの音楽の中でもとりわけ瞑想的で、バッハ作品と類似点の多い「ONE8」から3曲を選び、コラール部分を自身の息子インマヌエルに歌わせて、組曲への始まりとするというベルガーの試み、混沌としたケージの響きの中から突如立ち上がる決然としたバッハのメロディは聴き手に強い印象をもたらし、新しい音楽を予感させるとともに、魂の浄化も行おうとする崇高なものです。
録音 2016年 Christkonigskirche des Regens-Wagner-Stifts,
Dillingen, Germany |
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SM273
\2300→\2090 |
シューベルト:
交響曲 第4番/
第8番「未完成」…マリオ・ヴェンツァーゴによる補筆完成版
交響曲 第4番 ハ短調 D417
1.第1楽章:Adagio molto - Allegro vivace
2.第2楽章:Andante
3.第3楽章:Menuetto:Allegro vivace
4.第4楽章:Allegro
交響曲 第8番 ロ短調「未完成」…M.ヴェンツァーゴによる補筆完成版
5.第1楽章:Allegro moderato
6.第2楽章:Allegro moderato
7.第3楽章:Scherzo(M.ヴェンツァーゴによる完成版)
8.第4楽章:キプロスの女王ロザムンデ D797−間奏曲
第1番
(M.ヴェンツァーゴによる編曲) |
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指揮)
ミュンヘン交響楽団 |
ミュンヘン交響楽団によるシューベルトの2つの交響曲のリリースは、これまでのエドゥセイとオーケストラの過去数年間における共同作業の結果であり、また未来に向けての展望にも位置付けられるものです。
現在、ミュンヘンには4つのオーケストラがあり、どの楽団も音楽的伝統を守り、「街における響き」を大切にしていますが、1945年に創設されたミュンヘン交響楽団は、毎年100回を超えるコンサートを開催し、常に新しいレパートリーを模索、時には親しみやすい映画音楽なども録音するなど、地域に密着したオーケストラにふさわし活動をしています。
この録音では「未完成交響曲」を名指揮者ヴェンツァーゴが補筆した「完成版」で演奏。シューベルトの一つの可能性を示す興味深い演奏が行われているとともに、エドゥセイの繊細な表現も楽しめます。
録音 2017年5月23-27日 Bavaria Studio
Munich, Germany |
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SM274
\2300 |
Dimensions-"World" (Part I)-ディメンションズ-世界(第1部)
マーリス・ペーターゼン(ソプラノ):歌曲集
【Himmel & Erde-天と地】
1.R.シューマン:天と地 Op.96-5
2.シューベルト:太陽への讃歌 D263
3.シューベルト:沈みゆく太陽に寄せて
D457
4.ハンス・ゾマー:秋の夜 Op.35-1
5.シューベルト:母なる大地 D788
【Mensch & Natur-人間と自然】
6.シューベルト:自然の喜び D188
7.R.シューマン:小屋 Op.119-1
8.シューベルト:山々 D634
9.ブラームス:万歳 Op.6-4
10.R.シューマン:子供のための歌のアルバム-牛飼いの別れ
11.ブラームス:たそがれが降りてくる Op.59-1
【 Los & Erkenntnis-喪失と認識】
12.ゾマー:人生の歌 Op.35-3
13.ブラームス:流れは私のそばでざわめく
Op.32-4
14.ブラームス:セレナード Op.70-3
15.ジーグルント・フォン・コッホ:失われた
16.R.シューマン:憧れ Op.51-1
17.ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集より
第2番「とまれ」
【Hoffnung & Sehnsucht-希望と憧れ】
18.シューベルト:湖のほとりで D746
19.C.シューマン:わが星
20.ブラームス:野の寂しさ
21.R.シューマン:月の夜 Op.39-5
22.ゾマー:思い出 |
マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
ステファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ) |
「Dimensions」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われますが、数学などの世界では「次元」の意味でも使われます。
このアルバムでは「Dimensions」の言葉の中に私たちを取り巻く全てが内包されており、この第1部「世界」では自然や人間の営み、感情の起伏などがロマン派の歌曲を使って描かれています。大地への愛おしさ、自然への憧れ、大切なものを失う痛み、希望など様々な要素が散りばめられたこのアルバム、歌っているのは実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼン。ベルクの《ルル》での個性的な歌唱で知られる彼女ですが、「リート」にも高い関心を持っており、ここでも極めて抒情的な歌唱による確かな内面描写と表現力を伺わせます。
録音 2017年7月 Konzerthaus Blaibach, Germany |
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SM275
\2300 |
Hommage a Ysaye-イザイへのオマージュ
1.J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
第3番 ホ長調
-第1曲:前奏曲
イザイ(1858-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
ト短調 Op.27-1
2.第1楽章:Grave: Lento assai
3.第2楽章:Fugato: Molto moderato
4.第3楽章:Allegretto poco scherzoso:
Amabile
5.第4楽章:Finale con brio: Allegro
fermo
6.J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
第3番 ホ長調
-第3曲:ガヴォットとロンド
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調
Op.27-2
7.第1楽章:Prelude, "Obsession":
Poco vivace
8.第2楽章:Malinconia: Poco Lento
9.第3楽章:Sarabande: Lento, 「影の踊り」
10.第4楽章:Les Furies: Allegro furioso
11.エネスコ(1881-1955):幼き頃の印象 Op.28
第1曲「吟遊詩人」
12.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調「バラード」Op.27-3
13.クライスラー(1875-1962):レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース
Op.6
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ホ短調
Op.27-4
14.第1楽章:Allemanda: Lento maestoso
15.第2楽章:Sarabande: Quasi lento
16.第3楽章:Sarabande: Quasi lento
17.イザイ:チェロ・ソナタ Op.28 第2楽章:Poco
allegretto e grazioso
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27-5
18.第1楽章:L'Aurore: Lento assai
19.第2楽章:Danse rustique: Allegro
giocoso molto moderato
20.タルティーニ(1692-1770):ヴァイオリン・ソナタ
ト短調「悪魔のトリル」
-カデンツァ(F.クライスラーによるヴァイオリン編)
21.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ホ長調
Op.27-6 |
セルゲイ・マロフ
(ヴァイオリン…1-16,18-21),
(チェロ・ダ・スパッラ…17) |
19世紀から20世紀にかけて、世界的指揮者、ヴァイオリニスト、教師として活躍したウジェーヌ・イザイ。彼が65歳の時に作曲した「独奏ヴァイオリンのための6つのソナタ」はJ.S.バッハの影響を強く受けつつも、イザイ自身における“ヴァイオリン音楽の集大成”としての役割も持つ素晴らしい作品です。
6つのソナタはそれぞれ彼と親交があったヴァイオリニストに捧げられており、パガニーニの狂詩曲を思わせる超絶技巧が駆使された、演奏困難な曲としても知られています。
ロシア生まれのヴァイオリニスト、マロフは6か国語を操るだけでなく、バロック、モダン両方のヴァイオリンとチェロ、ヴィオラを演奏するスーパーミュージシャン。このアルバムでは、イザイの6つのソナタを軸に、バッハからエネスコ、クライスラーまでを関連付け、ヴァイオリン音楽の壮大な潮流を表現しています。トラック17ではチェロ・ダ・スパッラの演奏も披露しています。
録音 2017年2月17-19日 Saint-Catharina
Church, Saint-Peterburg |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
SUPRAPHON
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SU 4224
(2CD)
\3200
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トルストイの短編小説を基にした反戦のメッセージをともなうおとぎ話。
オストルチル最後の歌劇「ホンザの王国」の初CD
化!
・オタカル・オストルチル(1879-1935):
歌劇「ホンザの王国」(「ジャックの王国」)(全3幕)
録音:1954年1月/チェコ放送スタジオ(プラハ) |
イーヴォ・ジーデク(ホンザ/テノール)、
ヤロスラフ・ヴェヴェルカ(王/バス)、
ヤロスラヴァ・ヴィマザロヴァー(王女/ソプラノ)、
プシェミスル・コチー(悪魔/バス-バリトン)、
ヨゼフ・チェレリン(父/バス)、
ミラーダ・イラースコヴァー(イワンの妻/ソプラノ)、
ズデニェク・オタヴァ(アンドレイ(オンドジェイ)/バリトン)、
リュドミラ・ハンザリコヴァー(オンドジェイの妻/メゾ・ソプラノ)、
アントニン・ヴォタヴァ(イワン/テノール)、
ヨゼフ・ヘリバン(農民/バリトン)、
ヴァーツラフ・ピスカーチェク、
アルトゥシュ・カロウス、ヤロスラフ・シナーク、
ヨゼフ・ステイグル、アルトゥル・シュヴィハ(悪魔の声)、他
プラハ放送合唱団、
プラハ放送交響楽団、
ヴァーツラフ・イラーチェク(指揮) |
・オストルチル:「十字架の道」
録音:1957年11月19,20&24日/ルドルフィヌム(プラハ) |
プラハ放送交響楽団、
ヴァーツラフ・イラーチェク(指揮) |
2017年最新リマスタリング。トルストイの短編小説を基にした反戦のメッセージをともなうおとぎ話。オストルチル最後の歌劇「ホンザの王国」の初CD
化!
2h17’33”、モノラル
チェコの作曲家オタカル・オストルチル最後の歌劇「ホンザ(ジャック)の王国」と管弦楽曲「十字架の道」が初CD
化でリリースされます。
1879 年プラハ生まれのオストルチルはプラハ大学で現代言語学を学び、その後プラハのチェコの商業アカデミーでチェコ語およびドイツ語の教師を務めました。個人的に強い影響を受けたのはチェコスロヴァキア共和国の初代大統領トマーシュ・マサリクをはじめとする政治家もおり、音楽家にして行政官の経験もあった独自のキャリアを築きあげました。
音楽家としてのオストルチルは芸術活動のすべての面で常に現代音楽の発展にかかわり、当時のプラハではあまり好まれてこなかったヤナーチェク、フェルステル、フィビフなどの作品も積極的に取り上げました。
作曲家として自己に厳しかったオストルチルは番号付きの作品は25
作のみ残し、それらは管弦楽曲と歌劇が中心となります。歌劇「ホンザの王国」はトルストイの短編小説を基にした反戦のメッセージをともなうおとぎ話で自身最後の歌劇となります。全3
幕中、民謡を多くの場所で用いながらも、トルストイの主題を“伝説”
という形を用いて第2 次世界大戦前夜のヨーロッパの状況を象徴しており、オストルチル個人の民主主義とヒューマニズムに対する信念を具体化した作品です。
また、カップリングの「十字架の道」は交響変奏曲の形をとったオストルチルの頂点に達した作品と言えます。
80 ページにも及ぶブックレットには上演時の写真も収められております。この貴重な音源をスプラフォンの2017
年の最新リマスタリングでお楽しみいただけます。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
12/19(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENTUS MUSIC
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マイケル・バレンボイムがヴァイオリン・ソロで描く
イタリア無伴奏ヴァイオリンの歴史
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):6つのカプリース
タルティーニ:
ヴァイオリン・ソナタ第5番ト短調「悪魔のトリル」
ベリオ:セクエンツァVIII
パガニーニ:
24のカプリースOp.1より第1、6、17、16、9、24番 |
マイケル・バレンボイム
(ヴァイオリン) |
録音:2017年6月、ベルリン、イエス・キリスト教会/73’19
巨匠バレンボイムの息子で今注目のヴァイオリニスト、マイケル・バレンボイム(1985-)。無伴奏ヴァイオリンの金字塔バッハからバルトーク、ブーレーズまでの作品を収録したファースト・ソロ・アルバム(ACC-30405CD)では、確かな技術と音楽性、内に秘めた情熱を感じる演奏で話題となりました。今回はイタリアの作曲家による無伴奏ヴァイオリンの作品の歴史を描くように収録しています。まず2017
年に70 歳を迎えた現代イタリアの巨匠サルヴァトーレ・シャリーノの「6
つのカプリース」。色彩感溢れる繊細な音色、創造的な発想から生まれる予想もしない音響などシャリーノの独自の作曲スタイルを楽しめます。そして18
世紀イタリアにおけるバロック音楽の作曲家タルティーニの言わずと知れた難曲「悪魔のトリル」。続いて第2
次大戦後の前衛音楽を代表する作曲家ベリオのライフワークとして知られる「セクエンツァ」シリーズ。楽器奏法の探求のために様々な楽器による多彩な特殊奏法が盛り込まれた革新的作品群。今回はバッハのシャコンヌを意識して書かれたというヴァイオリンのための「セクエンツァVIII」を収録しています。最後には強烈な演奏技巧が盛り込まれたパガニーニの「24
のカプリース」。マイケル・バレンボイムは聴く者を圧倒する卓越した技術だけでなく、雄弁に語る音楽的才能も持ち合わせている逸材です。
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プーランク、フェルー、ラヴェル、
フランス・ヴァイオリン・ソナタ集
プーランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ピエール=オクターヴ・フェルー:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ヘ長調
ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 |
ユディト・インゴルフソン(ヴァイオリン)
ウラジーミル・ストウペル(ピアノ) |
録音:2017年6月エルベルグ教会、クロイツベルク、ベルリン/53’29
ヴァイオリンのユディット・インゴルフソンとピアノのウラジーミル・ストウペルによるプーランク、フェルー、ラヴェルのヴァイオリン・ソナタ集。
プーランク最後のヴァイオリン・ソナタ。この曲は、30
歳で夭折したジネット・ヌヴーの依頼により作曲、またスペイン内戦で死亡した詩人ガルシア・ロルカの追悼のためにも書かれています。第2
楽章の冒頭にはロルカの詩『ギターが夢を涙に誘う』が引用されています。ユディト・インゴルフソンの艶っぽい音色、濃厚だけれども繊細な歌い回しと、実に絶妙な演奏を聴かせてくれます。
そして今回全曲が初めて録音されたピエール=オクターヴ・フェルーのヴァイオリン・ソナタ。フェルーはフローラン・シュミットに作曲を師事、同時代の作曲家を普及させるための音楽集団「ル・トリトン」を結成し、知られざる音楽家たちの作品を紹介するなど活躍。プーランクとは友人関係にあり、プーランクはフェルーが交通事故で亡くなった後に、追悼のため次々と宗教曲を書くなど影響を与えた人物です。続くラヴェルのヴァイオリン・ソナタ第2
番。ラヴェルのソナタは旧来の形式にこだわることなく、またジャズの要素を取り入れるなど、透明感に満ちた独特の魅力を持っています。
アイスランド出身のヴァイオリニスト、ユディト・インゴルフソン。幼少期よりその才能を開花させ、15
歳の時にカーティス音楽員に入学、ウジェーヌ・イザイ門下のヤッシャ・ブロズキーに師事、その後にクリーヴランド音楽学校で修士号とアーティスト・ディプロマを取得しています。ピアニストのウラジーミル・ストウペルとは数多く共演し、2006
年からは珍しいレパートリーの開拓を積極的に行い、第1
次大戦中に生きた作曲家を取り上げた「コンサート・サントネール」シリーズなど高い評価を得ています。
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AUDITE
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キリル・カラビツ(指揮)
演奏機会は極めて稀
プロコフィエフ幻の超問題作を若きカラビツが再現!
プロコフィエフ:革命20周年のためのカンタータOp.74 |
キリル・カラビツ(指揮)
エルンスト・ゼンフ合唱団
ワイマール・ドイツ国民劇場
エアフルト空軍音楽隊 |
録音:2017年8月23日/ワイマール・ホール(ライヴ)/DDD、41’
55”
プロコフィエフの作品中でも、前代未聞のキテレツな一篇「革命20
周年のためのカンタータ」。1937 年に作曲されましたが、あまりに大編成すぎるため記念年に初演されることもなく、今日でも演奏機会は極めて稀です。
4 管の大オーケストラに加え混声合唱、軍楽隊にアコーディオン合奏、さらにモスクワ放送の効果音部隊までを駆使し、さらに革命シーンでは機関銃の乱射まであり、祝祭音楽ながらプロコフィエフ本来のアヴァンギャルドな天才性を完全に発揮しています。
昨2016 年にゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団が日本初演を行い、一部で非常な話題となりましたが、完全な録音はヤルヴィ盤しかなく、このカラビツ盤の登場は大歓迎と申せましょう。
多数の出演者のみならず、カンタータとはいえ合唱の歌詞もカール・マルクスの「共産党宣言」冒頭から始まり、レーニン、スターリンの演説を聖書の詩句のように用いているのが時代の異常性を示しています。雪解け後はこのスターリンの詩が問題となり、上演の機会を失いました。しかし音楽自体はプロコフィエフならではの機知に富み、親しみやすいメロディと強烈な音響であきさせません。
1976 年生まれのカラビツはスターリンの暗黒時代を知らないため、作品をきわめて客観的に音楽的興味を前面に解釈して充実した世界を創り上げています。曲中、レーニンの演説をメガホンでがなり立てる指示がありますが、何とカラビツ自身がロシア語で行っているのも注目。全員が大真面目でこの珍作を力演しています。
audite ならではの高音質録音で、大編成の複雑な音の綾がクリアに再現されます。
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CLAVES
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50 1711
(7CD)
\8800 →\7990 |
「ローザンヌ室内管弦楽団創設75周年ボックス」
初出音源多数!
ローザンヌ室内管弦楽団創設75周年を記念して歴代の芸術監督の演奏で歴史をたどる7
枚組。
フランソワ、ニコレ、クレーメル、ベルガンサなど、豪華ソリストにも注目!
★ヴィクトル・デザルツェンス【1942年-1973年】
★アルミン・ジョルダン【1973 年-1985 年】、
★ローレンス・フォスター【1985 年-1990
年】、
★ヘスス・ロペス=コボス【1990 年-2000
年】、
★クリスティアン・ツァハリス【2000 年-2013
年】、
★ジョシュア・ワイラースタイン【2015 年-】
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CD 1 ヴィクトル・デザルツェンス(76’40”)【1942年-1973年】
・J.S.バッハ:復活祭オラトリオ BWV249よりシンフォニア(1725)
ベルナルド・シェンケル(オーボエ)
録音:1969年1月17日/(ライヴ、収録場所不明)
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調
K.488(1786)
サンソン・フランソワ(ピアノ)
録音:1961 年1月30日/ローザンヌ市立劇場(ライヴ)
・モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調
K.313(1778)
オーレル・ニコレ(フルート)
録音:1950年6月23日/ラジオ・ローザンヌ第1スタジオ(放送用公開収録)
・ハイドン:交響曲第54番 ト長調 Hob.I:54(1774)
録音:1965年10月15日/ラジオ・ローザンヌ第1スタジオ(放送用公開収録)
以上、ヴィクトル・テザルツェンス(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団
CD 2 ヴィクトル・デザルツェンス(65’30”)【1973年-1985年】
・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):ローザンヌ室内管弦楽団のためのオマージュ(1962)
録音:1963 年1月28日/ローザンヌ市立劇場(ライヴ)
・フランク・マルタン(1890-1974):バラード〜フルートとオーケストラのための(1941)
エドモン・デフランセスコ(フルート)
録音:1950年9月14日/ラジオ・ローザンヌ第1スタジオ(放送用公開収録)
・ジュリアン・フランソワ・ツビンデン(1917-):室内協奏曲〜ピアノとオーケストラのための
Op.16(1950)
カール・エンゲル(ピアノ)
録音:1957 年6月21日/(ライヴ、収録場所不明)
・ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):5つのナポリの歌〜テノールとオーケストラのための(1956)
ナスコ・ペトロフ(テノール)
録音:1957 年3月8日/(ライヴ、収録場所不明)
・パウル・ヒンデミット(1895-1963): 室内音楽第4番
Op.36-3〜独奏ヴァイオリンと多編成の室内管弦楽のための(1925)
ステファーヌ・ロマスカーノ(ヴァイオリン)
録音:1963 年4月11日/(ライヴ、収録場所不明)
以上、ヴィクトル・テザルツェンス(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団
CD 3 アルミン・ジョルダン(65’30”)【1985年-1990年】
・ハイドン:交響曲第22 番 変ホ長調「哲学者」Hob.I:22(1764)
録音:1976 年6月26日/(ライヴ、収録場所不明)
・ハイドン:ベレニーチェのシェーナ Hob.XXIVa:10より「ベレニーチェはなんとする?」(1795)
デイム・フェリシティ・ロット(ソプラノ)
録音:2000 年11月21日/ローザンヌ、サル・メトロポル(ライヴ)
・ブリテン:イリュミナシオンOp.18(1939)
デイム・フェリシティ・ロット(ソプラノ)
録音:2000 年11月21日/ローザンヌ、サル・メトロポル(ライヴ)
・ブラームス:ブラームス:愛の歌(1869)
スイス・ロマンド放送合唱団、アンドレ・シャルレ(合唱指揮)
録音:1985 年3月18日/ボーリュ劇場、ローザンヌ(ライヴ)
以上、アルミン・ジョルダン(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団
CD 4ローレンス・フォスター(51’25”)【2000年-2013年】
・エネスコ:室内交響曲 Op.33(1954)
・エネスコ:弦楽のための2つの間奏曲 Op.12(1902-03)
・エネスコ:管楽の為の十重奏曲 Op.14(1906)
以上、ローレンス・フォスター(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団
録音:1987年12 月8-10日/エパランジュ公会堂(セッション)
CD 5 ヘスス・ロペス=コボス(68’53”)【1990年-2000年】
・アリアーガ:「幸福な奴隷」序曲(1820)
録音:1997年11月11日/ローザンヌ、サル・メトロポル(ライヴ)
・シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのポロネーズ
変ロ長調 D.580(1817)
・シューベルト:ヴァイオリンと弦楽合奏のためのロンド
イ長調 D.438(1817)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
録音:1995年12月12日/ローザンヌ、サル・メトロポル(ライヴ)
・ファリャ:7つのスペイン民謡
テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)
録音:1993年8月25日/モントルー、ストラヴィンスキー・ホール(ライヴ)
・ストラヴィンスキー:組曲第1番〜小オーケストラのための(1925)
・ストラヴィンスキー:組曲第2番〜小オーケストラのための(1921)
録音:2000 年3月7日/ローザンヌ、サル・メトロポル(ライヴ)
・ラヴェル:マ・メール・ロワ(1911)
録音:2000 年6月28日/ローザンヌ、サル・メトロポル(ライヴ)
以上、ヴィクトル・テザルツェンス(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団
CD 6クリスティアン・ツァハリス(79’50”)
・ハイドン:交響曲第80番 ニ短調 Hob.I:80(1784)
録音:1996年8月21日/サル・デ・ラ・マッツェ(ライヴ)
・ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調
Op.21(1829)
クリスティアン・ツァハリス(ピアノ、指揮)
録音:2004 年8月25日/ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
・シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D.75「9未完成」(1822)
録音:2003 年1月21日/ローザンヌ、サル・メトロポル(ライヴ)
以上、クリスティアン・ツァハリス(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団
CD 7 ジョシュア・ワイラースタイン(66’33”)【2015年-】
・ハイドン:交響曲第60番 ハ長調「 うかつ者」
Hob.I:60(1774-75)
録音:2016 年11月22日/ローザンヌ、サル・メトロポル(ライヴ)
・オスバルド・ノエ・ゴリホフ(1960-):「空飛ぶ馬たちの夜」(2002)
録音:2015 年11月17日/ローザンヌ、サル・メトロポル(ライヴ)
・ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調
Op.60(1806)
録音:2015 年11月17日/ローザンヌ、サル・メトロポル(ライヴ)
以上、ジョシュア・ワイラースタイン(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団 |
初出音源多数!ローザンヌ室内管弦楽団創設75周年を記念して歴代の芸術監督の演奏で歴史をたどる7
枚組。フランソワ、ニコレ、クレーメル、ベルガンサなど、豪華ソリストにも注目!
録音:1950-2016年
1942 年、スイス・ロマンド放送の協力のもとヴィクトル・デザルツェンスにより創設されたローザンヌ室内管弦楽団は2017
年に75 周年を迎えました。これを記念して歴代の芸術監督の演奏で歴史をたどる7
枚組がリリースされます!
歴史ある当団は創設時より1973 年までの約30
年もの間、初代芸術監督であるヴィクトル・デザルツェンスが指揮者を務めました。デザルツェンスは団創設より多彩なレパートリーで魅了。バロックからロマン派はもちろんのこと同時代を生きた20
世紀の作品にも積極的に演奏や委嘱をし、当団を世界的な室内管弦楽団へと押し上げました。
その後はアルミン・ジョルダン【1973 年-1985
年】、ローレンス・フォスター【1985 年-1990
年】、ヘスス・ロペス=コボス【1990 年-2000
年】、クリスティアン・ツァハリス【2000 年-2013
年】、ジョシュア・ワイラースタイン【2015
年-】と伝統は脈々と継承されており、現在も精力的な演奏活動を続けております。
当ボックスではスイス国営テレビ・ラジオ(RTS)に保存されていた音源からの初出音源が多数を占めます。テープの保管状況もよくさらにRTS
の丁寧なリマスタリングによりもっとも古い音源である1950
年の録音も輝きを持った音色でよみがえりました。
歴代の音楽監督に総じて緻密で丁寧な音楽づくりが特徴といえオーケストラとの信頼関係のもと充実の演奏を披露してきました。当ボックスの魅力のひとつとして豪華なソリストたちによる録音も収録していることです。フランソワによるモーツァルトのピアノ協奏曲第23
番、ニコレによるモーツァルトのフルート協奏曲第1
番、クレーメルによるシューベルトの2 篇、ベルガンサのファリャの7
つのスペイン民謡など実に多彩な演奏を聴くことができます。
歴史的な録音ばかりでなく2015/16 年シーズンから芸術監督に就任したジョシュア・ワイラースタイン指揮による最新録音も収録しております。J.
ワイラースタインは1987 年アメリカ生まれ。クリーヴランド弦楽四重奏団のヴァイオリン奏者であるドナルド・ワイラースタインを父に持つ音楽一家に生まれました。2009
年にニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで第1
位を獲得後、2011 年からニューヨーク・フィルハーモニックの副指揮者を務め、現在ローザンヌ室内管弦楽団の芸術監督を務めます。創設から現在に至るまでローザンヌ室内管弦楽団の名演を存分に楽しむことのできる充実の内容です!
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HMF
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HMM 905286
(4CD+1ボーナスCD)
特別価格\4100 →\3790
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アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745)
&ジャン=バティスト(=アントワーヌ)・フォルクレ(1699-1782):
作品集〜魂の苦悩(Les tourments de l'ame)
[CD1]
・第3組曲 ニ長調
〔ラ・フェラン-ラ・レジャント-ラ・トロンシン-ラ・アングラーヴ-ラ・ドゥ・ヴォセル*-
ラ・エイノー-ラ・モランジスまたはプリセ(シャコンヌ)*〕
・第2組曲 ト長調
〔ラ・ブロン-ラ・マンドリン-ラ・ドゥ・ブルイユ-ラ・ルクレール*-ラ・ビュイソン(シャコンヌ)〕
[CD2]
・第1組曲 ニ短調
〔ラ・ラボルド*-ラ・フォルクレ-ラ・コタン-ラ・ベルモン-ラ・ポルテュゲーズ-ラ・クープラン〕
・第4組曲 ト短調
〔ラ・マレッラ*-ラ・クレマン*- サラバンド「ラ・ドーボンヌ」-ラ・ブルノンヴィル-
サンシ- パッシーの鐘、ラ・ラトゥール〕
[CD3]
・第5組曲 ハ短調
〔ラ・ラモー-ラ・ギニョン-ラ・レオン*-ラ・ボワソン-ラ・モンティニ-ラ・シルヴァ-ジュピテル*〕
・リールの手稿譜 ト長調
(3つのヴィオ−ルのために書かれた3つの作品を2台のクラヴサンのために編曲したもの)
〔アルマンド-クーラント- サラバンド〕※
・最上の作曲家のバス・ラインをともなうヴィオールのための作品コレクション
(若きアントワーヌ・フォルクレの作品)
〔ブランル(ト長調)-アルマンド(ニ短調)-ラ・ジルエット(ト短調)-ミュゼット(イ長調)〕**
[CD4] フォルクレ父子に捧げられた作品
・ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):ラ・フォルクレ〜フーガ(Cem,
Vn, Gamb)
・アナ・ギュルギュ=ボンドゥ(b.1977):フォルクレの鐘(Cem)
・シャルル=フランソワ・クレマン(c.1720-1789後没):
アレグロ・マ・ノン・トロッポ(Vn,
Cem)、ヴァイオリンとチェンバロのための第6ソナタ
〔アレグロ・マ・ノン・トロッポ-アリア・グラツィオーゾ-アレグロ〕、
ヴァイオリンとチェンバロのための第4ソナタ〔アリアI&II〕、第1ソナタ
〔アレグロ・マ・ノン・トロッポ-アリア・アッフェットゥオーゾ-アレグロ〕(Vn,
Cem)
・F.クープラン(1668-1733):La Forqueray
- Fierement sans lenteu(r Cem)
・ジョス・ブートミー(Josse Boutmy()
1697-1779):ラ・フォルクロ—ラルゴ
・ルイ=アントワーヌ・ドルネル(c.1680-1756後没):La
Forcroy〔プレリュード-シャコンヌ〕
・ピエール=アラン・ブレイ=ウェッペ(b.1981):フォルクレの墓(Cem)
・ジャック・デュフリ(1712-1789):ラ・フォルクレ
ヘ短調(Cem)
・クロード=フランソワ・ラモー(1727-1788):La
Forcray ニ長調 (Cem) |
ミシェル・ドゥヴェリテ
(チェンバロ/’blue’アンソニー・サイディ(1976)、
アラン・アンセルムによるフレンチ・チェンバロおよびジャーマン・チェンバロ)
※ロベール・コーネン(チェンバロ)
*,**上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ/ニコラ・ベルトラン、1705年頃製)
*,**リカルド・ロドリゲス(ヴィオラ・ダ・ガンバ(通奏低音)/
マルコ・テルノヴェック(2013), 1691年製ミシェル・コリションのレプリカ)
*寺神戸亮(ヴァイオリン/ニコロ・アマティ(1645年製)) |
フランス・バロック期の最重要音楽家、フォルクレの作品集。寺神戸亮、上村かおりも参加の注目盤!
録音:2014年9月&2015年5月、ベルギー、ブラ=シュル=リエンヌ
ヴィオラ・ダ・ガンバの歴史を語る上で欠かせない音楽家、フォルクレ。12
歳から宮廷に仕えたアントワーヌ・フォルクレ(1672-1745)と、その息子ジャン=バティスト(=アントワーヌ)・フォルクレ(1699-1782)の名は生前からフランス全土で知られていました。
アントワーヌ・フォルクレは、17 世紀後半から18
世紀のフランス音楽界においてヴィオラ・ダ・ガンバの名手として高い評価を受けた音楽家です。アントワーヌはまだ12
歳のころ(1689 年から)、太陽王ルイ14 世(1638-1715)下の宮廷に仕え、奏者として、そして作曲家として大切に扱われました。当時関心が高かったイタリア様式を取り入れながらも、フランス風の組曲のスタイルをとった、華麗で斬新な作品を残しています。そのずば抜けた音楽性とは別に彼の激しい振幅の大きな性格や妻や息子(ジャン=バティスト)への暴力といった事実がしばしば語られ、同時代人であるマラン・マレの優雅さと対照的に語られることも多く、アンリ・ル・ブランの「ガンバを擁護する」(1740)では「マレは天使の如く、(父)フォルクレは悪魔の如く奏く」と表現されています。その息子のジャン=バティストは父とともに、ルイ15
世の娘(1727-52)に楽器を教える音楽教師の役割も担っていました。宮廷の力が落ちてからも、有力者のもとで音楽活動を続け、フランス全土にフォルクレ父子の名は知れ渡っていました。
この盤は、1747 年にジャン=バティスト・フォルクレが父アントワーヌの遺作として出版した曲集の作品と、アントワーヌ・フォルクレの初期の作品、さらには後の作曲家たちが「フォルクレ」に捧げた作品を集めたもの。ミシェル・ドゥヴェリテ(ルーアンの音楽院でロベール・コーネンの下で学んだチェンバロ奏者)、そしてレ・タラン・リリクやレザール・フロリサンなどにもたびたび参加している上村かおり、名手寺神戸亮、そしてゲストとしてドゥヴェリテや寺神戸の師匠でもあるロベール・コーネンも参加しているという豪華布陣による演奏です。チェンバロ独奏曲のそれぞれの色合いのあざやかさにフォルクレの才にあらためて感じ入り、ヴィルトゥオジティとセンシティヴさを兼ね備えた名手たちによるアンサンブルに酔いしれる、極上のセットとなっております。
※ボーナスCD として、4枚からの聴きどころトラックを集めたハイライト盤が付属しています。
ボーナスCDには、4枚のディスクからの抜粋(一部ジャン=ピエール・ニコラ(フルート)が参加)楽曲にかぶせるかたちで、以下の内容に沿ったテキストの朗読が収録されています。朗読を務めるのは、コメディ=フランセーズの俳優、ニコア・ロルモー氏です。
[内容]
プロローグ-祖先の栄光に-オルレアン公フィリップの死-フォルクレ:小さな、そして大きな物語-ヴィオラ・ダ・ガンバの貴公子、アントワーヌ&ジャン=バテイスト(息子)-家庭内のもめごと、ますます大きくなる内なる闇-完璧な人物-アントワーヌといっぱいの悦び
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LA DOLCE VOLTA
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ゲイリー・ホフマン&クレール・デゼールによる
ブラームス名器ニコラ・アマティのチェロの音色に酔う
ブラームス:チェロ・ソナタ
第1番 ホ短調 op.38、
第2番 ヘ長調 op.99 |
ゲイリー・ホフマン(チェロ)
クレール・デゼール(ピアノ) |
ゲイリー・ホフマン&クレール・デゼールによるブラームス名器ニコラ・アマティのチェロの音色に酔う
チェロ/1662年製ニコラ・アマティ
録音:2016年12月、リエージュ・フィルハーモニーホール(ベルギー)/日本語帯・解説付
ブラームスのチェロ・ソナタ集。1986 年のロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールで優勝したカナダ出身のチェロ奏者、ゲイリー・ホフマンと、フランスの名手クレール・デゼールという注目の顔ぶれです。
ゲイリー・ホフマンが演奏しているのは、レナード・ローズが所有していた名器ニコラ・アマティ。ソナタ第1
番の冒頭から、その情熱、暗さ、強さ、やわらかさ、すべてを兼ね備えたチェロの音色に引き込まれます。第2
番、第1 楽章の秘めたる情熱が燃えあがるような冒頭も、二人の息もぴたりと合っています。その後も重厚感と抑制感を保ちながら熱い音楽作りで展開していくさまはベテランならでは。
ピアノのクレール・デゼールは、14 歳でパリ国立音楽院に入学し、室内楽およびピアノクラスにて一等賞を獲得、修士課程修了後チャイコフスキー音楽院に留学し研鑽を積んだ、フランスの名ピアニスト。とりわけ室内楽での活躍がめざましく、アンヌ・ガスティネル(チェロ)、エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)、テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)ら名だたる名手からの信頼も厚い、貴重な存在です。「軽快かつ情熱的、そして猫のようなしなやかさをもった個性的な音」とフランスで絶賛されるその音で、ホフマンの奏でるニコラ・アマティと見事な調和を見せています。
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CENTAUR
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スティーヴン・スターリク 〜 レトロスペクティヴ
Vol.9
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25
R・シュトラウス:ピアノ四重奏曲ハ短調 Op.13 |
クヮルテット・カナダ
〔ロナルド・トゥリーニ(ピアノ)、
スティーヴン・スターリク(ヴァイオリン)、
ゲラルド・スタニック(ヴィオラ)、
堤剛(チェロ)〕 |
キング・オヴ・コンマス!スターリクの至芸第9集!
ロイヤル・フィル、コンセルトヘボウ管、シカゴ響、トロント響のコンサートマスターを歴任したカナダの伝説的ヴァイオリニスト、スティーヴン・スターリク(1932−)。「キング・オヴ・コンサートマスター」と称された名匠の至芸を復刻する「レトロスペクティヴ」シリーズの第9巻は、チェリストの堤剛も参加したクヮルテット・カナダによる室内楽作品集。
スターリクが気心知れた名手たちとのアンサンブルで奏でたブラームスとリヒャルト・シュトラウスは、キング・オヴ・コンマスの室内楽奏者としての一面にスポットライトをあてた貴重な録音です。
ロイヤル・フィル、コンセルトヘボウ管、シカゴ響、トロント響のコンマスを歴任した男
スティーヴン・スターリク
血がほとばしり噴出し、止血しても効かない
スターリクの特集はこちら!!
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アースリー・バロック
ウィリアムズ:鳥の模倣によるソナタ
ビーバー:描写的なソナタ
ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調 Op.10-3《ごしきひわ》
ヴェルナー:11月
クープラン:蝶々
ラモー:鳥のさえずり
ランプ(ライアン&スタンフ校訂):かっこう協奏曲 |
ミュージシャンズ・オヴ・ザ・
オールド・ポスト・ロード
〔スーザン・スタンフ(トラヴェルソ)、
サラ・ダーリング(ヴァイオリン)、
ジェシー・アイロンズ(ヴァイオリン)、
マーシャ・キャシディ(ヴィオラ)、
ダニエル・ライアン(チェロ)、
マイケル・バーマン(ハープシコード)〕 |
ミュージシャンズ・オヴ・ザ・オールド・ポスト・ロードは、元ターフェルムジーク・バロック管弦楽団、カメラータ・アカデミカ・ザルツブルクのチェリスト、ダニエル・ライアンと、元ヘンデル&ハイドン・ソサエティ、ボストン・バロックのフルーティスト、スーザン・スタンフが音楽監督と務めるアメリカのピリオド・アンサンブル。18世紀ドイツの音楽家、ジョン・フレデリック・ランプの「かっこう協奏曲」は、ライアンとスタンフの復元、校訂により、演奏、録音が実現した作品です。
※録音:2016年5月23日−25日、マサチューセッツ(アメリカ) |
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空騒ぎ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番ヘ長調
Op.18-1
ブリテン:3つのディヴェルティメント
コルンゴルト:3つの小品
サマー:機械の踊り |
アマーネット弦楽四重奏団
〔ミシャ・ヴィテンソン(ヴァイオリン)、
マーシャ・リトリー(ヴァイオリン)、
マイケル・クロッツ(ヴィオラ)、
ジェイソン・キャロウェイ(チェロ)、
ブライアン・パウエル(コントラバス)〕 |
1992年の東京国際音楽コンクールで第1位を受賞した経歴を持つヴァイオリニスト、マーシャ・リトリーを擁するアマーネット弦楽四重奏団は、ニューヨーク・タイムズ紙で高評価を受け、現在はマイアミのフロリダ国際大学のアンサンブル・イン・レジデンスを務めるアメリカのクヮルテット。
※録音:2015年4月28日−5月27日、マイアミ(フロリダ、アメリカ) |
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ミシシッピ州で活躍する音楽家たちによる近現代作品の演奏
ビル・ダグラス:
クラリネット、バスーンとピアノのための三重奏曲
シャンディ・フィリップス:
ブルー・ボトル・トリオ、ヴァイオリン、クラリネット、
バスーンとピアノのための四重奏曲第1番
ストラヴィンスキー:兵士の物語 |
ミレニア・ムジケ四重奏団
〔シャンディ・フィリップス(ヴァイオリン)、
シェリー・ファルコン(クラリネット)、
デニーズ・ローワン(バスーン)、
ロサンジェラ・セッバ(ピアノ)〕 |
アメリカ、ミシシッピ州で活躍する音楽家たちによって近現代作品の演奏、発掘を目的として2011年に結成されたミレニア・ムジケ四重奏団は、ヴァイオリン、クラリネット、バスーン、そしてピアノによるアンサンブル。ストラヴィンスキーの「兵士の物語」は、1932年に作曲家自身によってヴァイオリン、クラリネット、ピアノの編成に編曲されたヴァージョンを使用しています。
※録音:2016年3月12日、スタークヴィル(ミシシッピ、アメリカ) |
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ポエティック・ウィスパーズ
グルヴィチ:
ポエティック・ウィスパーズ、
ストラヴィンスキーへのオマージュ、秋の歌、11月、
ロドリーゴのアランフェス協奏曲のアダージョの印象、
雨、リフレクションズ、孤独な
フォーレ:パヴァーヌ
サティ:ジムノペディ第1番
ピアソラ:忘却、天使のミロンガ |
レオン・グルヴィチ(ピアノ) |
ベラルーシの首都ミンスク生まれのコンポーザー=ピアニスト、レオン・グルヴィチの自作自演集。300曲を超える作品や編曲を世に送り出し、2006年にはハンブルクとベルリンでグラスの歌劇「恐るべき子供たち」を指揮するなど、ピアニスト、作曲家、指揮者として幅広い活躍を展開しています。
※録音:2015年11月、テルデックス・スタジオ(ベルリン、ドイツ) |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<国内盤>
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