M&A 1182
(8CD)
\12000 |
モントゥー&フランス国営放送響(現フランス国立管)全ライヴ録音
ストラヴィンスキー:
ペトルーシカ(1911版)(1958年5月、1955年6月パリ)、
春の祭典 (1955年6月17日ストラスブール)、
R=コルサコフ:金鶏(序奏と結婚パレード)、
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(1958年11月パリ)、
ベートーヴェン:交響曲第2番(1956年5月パリ)、
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番(P:カサドシュス) (1958年9月モントルー)、
プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」(1958年5月パリ)、
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
(Vn:アニー・ジョドリー)(1955年6月ストラスブール)、
ベートーヴェン:交響曲第8番(1955年6月ストラスブール)、
ヒンデミット:気高き幻想 (1958年11月8日パリ)
ドビュッシー:映像 (1956年5月3日パリ)、
ラヴェル:シェエラザード(S:モイサン)(1952年6月ストラスブール)、
ドビュッシー:遊戯 (1955年6月パリ)、
クープラン=ミヨー:サルタン(抜粋) (1958年11月8日)、
レスピーギ:ローマの松 (1956年5月パリ)、
シュトラウス:死と変容(1956年5月パリ)、
ベートーヴェン:交響曲第7番 (1952年6月パリ)、
チャイコフスキー:交響曲第5番 (1958年5月パリ)、
エルガー:エニグマ変奏曲(1958年9月パリ)、
ワーグナー:さまよえるオランダ人序曲 (1955年6月パリ)、
フランク:交響曲ニ短調 (1958年9月パリ |
ピエール・モントゥー指揮
フランス国営放送響(現フランス国立管) |
これは素晴らしいセット!!。いくつかはディスク・モンターニュなどで出ていたが、ほとんど初出。ベートーヴェンの交響曲が4曲(第九含む!)、それに待望のハルサイがライヴで登場。ローマの松の豪快な演奏は鳥肌もの。正に燃えるモントゥーの真骨頂。カサドシュスとのモーツァルトは、M&A1179で既出の演奏と違う日付が発表されているが、試聴の結果、同一演奏であると思われるとのこと。 |
WHRA 6008
(4CD)
\6600 |
ワルター&メトロポリタン歌劇場
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」全曲(ドイツ語歌唱)2種類の演奏
1941年2月22日 メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)ライヴと
1951年3月10日 メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)ライヴ |
1941年の演奏:
レオノーレ:キルステン・フラグスタート(S)、
フロレスタン:ルネ・メイソン(T)、
ドン・ピツァロ:ユリウス・ヒューン(Bs)、
ロッコ:アレクサンダー・キプニス(Bs)、
マルツェリーネ:マリタ・ファレル(S)、
ヤキーノ:カール・ラウフケッター(T)、
ドン・フェルナンド:ヘルベルト・ジャンセン(Br)他 |
1951年の演奏:
レオノーレ:キルステン・フラグスタート(S)、
フロレスタン:セット・スヴァンホルム(T)、
ドン・ピツァロ:ポール・シェフラー(Bs)、
ロッコ:デジュ・エルンスター(Bs)、
マルツェリーネ:ナディヌ・コナー(S)、
ヤキーノ:ペーター・クライン(T)、
ドン・フェルナンド:ジェローム・ハインズ(Br)他 |
米M&AアドヴァイジングによるWHRAレーベルから奇跡の名演がまたも甦る!ワルターの二種類の「フィデリオ」(どちらもフラグスタート主演・もちろんドイツ語歌唱)というマニアックなカプリング。今回も宇野功芳氏書下ろしライナーノート付、直輸入盤。
渡米直後のワルターと題されたライナーノートで、41年の演奏について、“まず「序曲」冒頭の全く色気のない、きりりとした速さを聴け。主部の気迫もすごい。金管のアクセントが効き、途中のたたみこむテンポや、コーダのあせるような追い込みとトロンボーンの最強奏は、これぞ鬼神にとりつかれたワルターの姿。幕が開くと、第1曲の二重唱からドラマ全開、戸を叩く音ではテンポの加速、その後のマルツェリーネが自分を口説く若者に同情する場面(彼女はフィデリオを愛しているので)では逆に遅くするなど、その手綱さばきは実に見事、二人の歌手はワルターにあおられっぱなしである”と絶賛。さらに、“第14曲などは一つの頂点で、ティンパニーの連打、トランペットの痛烈なクレッシェンド、緊迫したテンポなど凄まじい表現が連続、そして第16番のフィナーレの前に「レオノーレ第3番序曲」が演奏される。いやー、すごい!たたきつけるような和音で開始されるそれは、速いテンポの主部へと進み、随所にかかる加速はティンパニーの強打を伴って悪魔的だ。だいたい悪魔的などという言葉ほどワルターに似つかわしくないものはあるまい。プレストのスピード!火の中に飛び込んでゆくようなアッチェレランド!演奏終了後の聴衆の興奮は拍手の音で分かる。ワルターのメトロポリタン・デビュー大成功の場面といえよう。そして、まるで戦争のようなフィナーレが続くのである“と驚きを隠さない。51年の演奏については、“もうアメリカにすっかりなじみ、これから第二の全盛期を迎える直前の姿だ。それだけに41年盤の切羽つまった迫力には欠けるが、基本のスタイル、表情はまったく同じで、これだけを聴けば十二分に満足してしまう。特に「レオノーレ第3番序曲」は、ことによると41年盤を上回り、アンコールのかけ声がかかる。それに続くフィナーレもコーラスがマイクに近く、最高の迫力を見せるし、ドン・フェルナンドのヒンネスも誠に立派だ”と賞賛。 |
MYTO 1CD¥1600
|
3MCD063.328
(3CD) |
ワーグナー:楽劇「パルシファル」全曲 |
サヴァリッシュ指揮
カリオ/シュローダー・フエイネン/
アダム/クラス/モル |
サヴァリッシュが指揮した最後のパルシファル!!ソプラノは素晴らしい声の持ち主。Ms
Scheoder-Feinenは僅かな録音しか残っていない。ローマ 1970年 |
3MCD080.329
(3CD) |
ロッシーニ:歌劇「ウイリアム・テル」全曲 |
ツィリス・ガラ/ボニゾッリ/
タッデイ/
デラコーテ指揮 |
アルノール役の「ボニゾッリ」は本当に素晴らしい声と演技で魅了する。ハンブルグ |
2MCD904.23
(2CD) |
ドニゼッティ:歌劇「ルクレツィア・ボルジア」全曲
+レイラ・ジェンチェルのルクレツィア・ボルジア |
モンセラ・カバリエ/
ライモンディ/ロータ/
フラジェッロ/
グラチス指揮
スカラ座 |
ボルジア役のカバリエはそれまでの公演よりも出来は素晴らしく、ジャンニ・ライモンディはベスト・パートナー。1970年 |
MYTO〜HISTORICAL LINE 1CD¥1600
|
2CD063.H115
(2CD) |
ヴェルディ:マクベス |
マリア・カラス、
マスケリーニ、
ペンノ、ターヨ
デ・サバタ指揮
スカラ座 |
カラスは1952年には5回マクベス夫人を演じた。「早く来て明かりをつけて」「いつまでも一つの汚れが」のアリアは特に素晴らしい!1952年 |
1CD063.H116 |
マーラ・ザンピエリ/トリビュート・トゥ・ベッリーニ&ドニゼッティ
ノルマ、清教徒、アンナ・ボレーナ、マリア・ステュアルダ、
ロベルト・デヴェリューベリザリオ |
マーラ・ザンピエリ(S) |
1978年ミラノスカラ座でデビューし、ヴェニス、パレルモ、パルマでゲスト出演し、イタリア・オペラはもちろんのこと、ミサ曲、コンサート・アリアなど幅広いレパートリーの歌手。 |
2CD063.H117
(2CD) |
ヴェルディ:仮面舞踏会 |
ディ・ステファノ、
ステッラ、
バスティアニーニ、
スティニャーニ、
ラッティ
ガヴァッツェーニ指揮
スカラ座 |
リッカルドはレナートの妻アメーリアを愛している。レナートはそれを知り激怒しリッカルドに対し陰謀を企てる。1956年 |
3CD992.H028
(3CD)
〔旧譜再プレス〕 |
チャイコフスキー:歌劇「オルレアンの少女」全曲 |
ボリス・ハイキン指揮
レニングラード
プレオブラシェンスカヤ/
キルシェフスキー/
カシェヴァロヴァ |
1946年 |
NEW WORLD 1CD¥2300
|
80642-2 |
アイヴズ・プレイズ・アイヴズ
C・アイヴズ:
Four Transcriptions from
Emerson/Study
No.11/
Patch for Study No.23/Study
No.9/Study
No.2/
交響曲第1番より/
ピアノ・ソナタ第2番《コンコード・ソナタ》/全42トラック |
チャールズ・アイヴズ(P&声) |
アメリカのレーベルらしい意欲的な企画と言えるアイヴズのピアノ作品全曲の自作自演集。1933年6月12日から1943年4月24日までの約10年間にかけて収録が行われた音源を1枚のCDにまとめたもの。アイヴズの肉声も聴こえてくるなどファンにとって堪らない1枚である! |
OPERA D’ORO 1CD¥900
|
OPD 5601
(14CD/特別価格)
\9000 |
レジェンダリー・パフォーマンス〜レナータ・テバルディ
ヴェルディ:
歌劇《ジャンヌ・ダルク》(録音:1951年3月26日)、
歌劇《椿姫》(録音:1952年5月28日)/
プッチーニ:
歌劇《トスカ》(録音:1959年12月12日)、
歌劇《西部の娘》(録音:1961年7月8日)/
A・カタラーニ:歌劇《ワリー》(録音:1960年10月20日)/
ジョルダーノ:歌劇《フェドーラ》(録音:1961年12月14日)/
A・ボイト:歌劇《メフィストフィレ》(録音:1966年1月25日) |
レナータ・テバルディ(S)、
ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(T)、
カルロ・ベルゴンツィ(T)、
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、
ミラノ・イタリア放送管&合唱団、他 |
往年の名歌手たちが歌うオペラをセットにまとめたコレクターズ・ボックス・シリーズが登場。第1弾はレナータ・テバルディの1951年〜1966年に上演されたオペラ(全曲)のライヴ録音。24ページのブックレットが封入されている厚紙のスリム・ボックス仕様。 |
OPD 5602
(14CD/特別価格)
\9000 |
レジェンダリー・パフォーマンス〜フランコ・コレッリ
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》(録音:1954年9月26日)/
プッチーニ:
歌劇《トスカ》(録音:1957年)、歌劇《トゥーランドット》(録音:1964年)/
ジョルダーノ:歌劇《アンドレア・シェニエ》(録音:1960年6月26日)/
ドニゼッティ:歌劇《ポリウト》(録音:1960年12月7日)/
マイアベーア:歌劇《ユグノー教徒》(録音:1962年6月7日)/
ヴェルディ:歌劇《イル・トロヴァトゥーレ》(録音:1962年7月31日) |
フランコ・コレッリ(T)、
マリア・カラス(S)、
レナータ・テバルディ(S)、
ビルギット・ニルソン(S)、
カラヤン指揮、
ウィーン国立歌劇場管&合唱団、他 |
輝かしい歌声で世界的テノール歌手として活躍したフランコ・コレッリが出演したオペラ7作品(全曲/ライヴ録音)のコレクターズ・ボックス。カラス、テバルディ、カラヤンなど共演者も超一級のアーティストが並ぶ。第1弾のテバルディ・ボックスと同じく24ページのブックレット封入、厚紙のスリム・ボックス仕様。 |
OPD 7013
(3CD) |
モーツァルト:歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》
(録音:1972年7月30日) |
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、
カール・ベーム指揮、
ウィーン国立歌劇場管&合唱団、他 |
OPD 7021
(2CD) |
ベッリーニ:歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》
(録音:1958年10月23日) |
フィオレンツァ・コソット(Ms)、
アントニエッタ・パストリ(S)、
ロリン・マゼール(指揮)、
ローマ・イタリア放送管&合唱団、他 |
OPD 7022
(2CD) |
ジャック・フロマンタル・アレヴィ(1799−1862):
歌劇《ユダヤの女》(録音:1973年3月4日) |
リチャード・タッカー(T)、
林康子(S)、
アントニオ・グァダーニョ指揮、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管&合唱団、他 |
OPD 7023
(2CD) |
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》(録音:1975年5月15日) |
マリリン・ホーン(Ms)、
ルイジ・アルヴァ(T)、
クラウディオ・アバド指揮、
ミラノ・スカラ座歌劇場管&合唱団、他 |
OPD 7027
(2CD) |
ヴェルディ:歌劇《マクベス》(録音:1970年) |
シェリル・ミルネス(Br)、
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)、
カール・ベーム指揮、
ウィーン国立歌劇場管&合唱団、他 |
OPD 7028
(2CD) |
サン=サーンス:歌劇《サムソンとダリラ》(録音:1964年2月29日) |
ジョン・ヴィッカーズ(T)、
オラリア・ドミンゲス(A)、
ジャン・フルネ指揮、
オランダ放送管&合唱団、他 |
OPD 1445
(2CD) |
ワーグナー:歌劇《さまよえるオランダ人》(録音:1959年) |
ジョージ・ロンドン(Bs)、
レオニー・リザネック(S)、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団、他 |
OPD 1446
(2CD) |
ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》(録音:1976年11月4日) |
テレサ・ストラータス(S)、
イヴォ・ジーデク(T)、
ボフミル・グレゴル指揮、
オランダ歌劇場合唱団&ブロードキャスト・オーケストラ、他 |
OPD 1447
(2CD) |
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》
(録音:1955年9月29日) |
マリア・カラス(S)、
ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(T)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリンRIAS交響楽団、
スカラ座合唱団、他 |
OPD 1448 |
マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》
(録音:1963年12月7日) |
フランコ・コレッリ(T)、
ジュリエッタ・シミオナート(Ms)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮、
スカラ座交響楽団&合唱団、他 |
OPD 1449
(2CD) |
プッチーニ:歌劇《エドガール》
(録音:1971年10月12日) |
ヴェリアーノ・ルケッティ(T)、
ミエッタ・シーゲレ(S)、
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ指揮、
トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団、他 |
OPD 1450
(2CD) |
ジョヴァンニ・パチーニ(1796−1867):歌劇《サッフォ》
(録音:1967年4月7日) |
レイラ・ジェンチェル(S)、
ティト・デル・ビアンコ(T)、
フランコ・カプアナ指揮、
サン・カルロ劇場管弦楽団&合唱団、他 |
OPD 1451
(2CD) |
レスピーギ:歌劇《炎》(録音:1955年8月7日) |
マラ・コレヴァ(S)、
アンナ・モッフォ(S)、
フランチェスコ・モリナーリ=プラデルリ指揮、
ミラノ・イタリア放送管&合唱団、他 |
OPD 1452
(3CD) |
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》(録音:1962年2月19日) |
チェーザレ・シエピ(Bs)、
ミレッラ・フレーニ(S)、
ゲオルク・ショルティ指揮、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管&合唱団、他 |
OPD 1453
(2CD) |
プッチーニ:歌劇《つばめ》(録音:1971年2月2日) |
ジャネット・ピロー(S)、
アルド・ボッティオン(T)、
フランチェスコ・モリナーリ=プラデルリ指揮、
ボローニャ市立劇場管&合唱団、他 |
OPD 1454
(2CD) |
ワーグナー:歌劇《恋愛禁制、またはパレルモの修道女》
(録音:1962年) |
ヒルデ・ツァデク(S)、
アントン・デルモータ(T)、
ロベルト・ヘイガー指揮、
オーストリア放送管&合唱団、他 |
OPD 1455
(2CD) |
ロッシーニ:歌劇《ゼルミーラ》(録音:1965年4月10日) |
ヴィルジニア・ゼアーニ(S)、
ニコラ・タッガー(T)、
カルロ・フランチ指揮、
サン・カルロ劇場管&合唱団、他 |
OPD 1456
(2CD) |
カタラーニ:歌劇《ワリー》(録音:1972年10月9日) |
マグダ・オリヴェロ(S)、
ニコラ・ザッカリア(Bs)、
フェルッチョ・スカーリャ指揮、
ドニゼッティ歌劇場管&合唱団、他 |
OPUS蔵
|
OPK 7024/5
(2CD)
\3800 |
チャイコフスキー:白鳥の湖(abridged version) |
アナトール・フィストラーリ指揮
ロンドン交響楽団
[ヴァイオリン独奏]
アルフレッド・カンポーリ |
録音時期は殆ど歴史的年代を示しているのに、これだけの音の鮮度。やはりffrr録音の秘盤だけのことはある。この《白鳥の湖》の日本での初出は1957年7月新譜。フィストゥラーリは一躍バレエ音楽の巨匠と認められたが、録音がモノーラルで、翌年あたりからレコード界は「ステレオでなければ売れない」時代となって、『女王陛下の
Swan Lake』と欧米で喧伝されたこともあると言うこの名演名録音の《白鳥の湖》も、熱心なバレエ音楽ファンやモノーラル録音愛好家に惜しまれながら『幻の名盤』になっていたのである。すぐれた音のCDとしての復活をよろこびたい。(小林利之) 録音:1952年(Kingsway
Hall, London)英Decca LXTシリーズLP |
OPK 2061
\2500 |
ドヴォルジャーク:
(1)チェロ協奏曲ロ短調作品104
(2)交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」 |
(1)エマニュエル・フォイアマン(Vc)
(1)ミヒャエル・タウベ指揮
ベルリン国立歌劇場管
(2)ジョージ・セル指揮
チェコ・フィル |
聰明さと情熱の混合。たしかに、このCDのドヴォルジャークのチェロ協奏曲にも、そうしたフォイアマンの個性が強く出ている。音の輪郭はシャープで逞しく、烈しい気合をこめて描き出されている。オーパス蔵の復刻も、その烈しさをより明確に示す音質となっている。《新世界》も、同様に筋肉質の新即物主義的演奏の典型である。キビキビとした進行、バネの効いたリズム、そして一音一音にこめられた気迫。こうしたキレのよい音楽は、20世紀後半にはすっかり聴けなくなっていたが、21世紀になってようやく蘇りつつある。その半世紀前の「先達」の音が、ここにある。(山崎浩太郎) 録音:(1)1928,29,30年
Berlin(Parlophon) (2)1937年
London(HMV) J-Columbia, Victor SP |
OPK 2062/3
(2CD)
\3800 |
[CD1]
モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調K.563 33’10”
ドホナーニ:セレナードハ長調作品10
18’20”
ブラームス:ピアノトリオ第1番ロ長調作品8
27’15”
[CD2]
ベートーヴェン:
ピアノトリオ第6番変ロ長調作品97大公
34’30”
シューベルト:ピアノトリオ第1番変ロ長調作品99
31’55” |
CD1:
ハイフェッツ、
プリムローズ、
フォイアマン
CD2:
ハイフェッツ、
フォイアマン、
ルービンシュタイン |
ヨーロッパの伝統的な室内楽演奏に見られるリラックスした仲間同士の音楽的対話、という趣とはまったく無縁の、共演者に真剣勝負を臨むような、異常に緊張度の高い、激しい身振りのアンサンブルが展開されている。1941年9月にハリウッドのRCAスタジオで行われたこれらの録音は、ほんの数ヶ月遅れていたら実現不能だった4人の大芸術家の一期一会の出会いを捉えた、かけがえの無い演奏記録なのである。(板倉重雄) 録音:1941年
California US-RCA SP |
ORF
|
CD 401
(2CD)
\4600 |
レハール:オペレッタ「エーヴァ」/
スッペ:
オペレッタ「娘は10人、男はなし」 |
フレッド・リーヴェール(T)、
オットー・ファスラー(歌)、
トニー・ゲロルト(歌)、
エヴァ・シェーベック(S)、
エーリヒ・クンツ(Bs-Br)、
マグダ・シュタイナー(S)、
マックス・シェーンヘル指揮
ウィーン放送大管弦楽団他 |
エーヴァは1911年アン・デア・ウィーン劇場で初演された。当時劇場支配人は、貧富という社会問題を扱ったオペレッタを上演して政治問題に巻き込まれることを懸念し、工場主からエーヴァを守ろうとするのは人間の問題で、全く社会主義ではないと述べた。レハールも、演劇によって社会問題に取り組もうとは思わないと弁明した。「エーヴァ」は初演後3か月の間に100回上演され、アリア「夢さえあれば」は今も人気がある。もう一曲はスッペの珍しいオペレッタ。1950年録音 |
オタケン・レコード(CD)
|
TKC 305
\2300 |
モーツァルト:
(1)交響曲第40番ト短調 K.550
(2)セレナード 第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361 |
フルトヴェングラー指揮
(1)ウィーン・フィル
(2)ウィーン・フィル管楽アンサンブル |
昨今、音盤に刻まれたかつての名演奏の版権が切れだし、誰でも自由にそれらを複製し多くの人々に提供できる有り難い時代になりました。しかしここで復刻盤製作者に要求されることは、原盤をいかに忠実に複製するかの一言に尽きるかと思います。雑音を取り過ぎて演奏者のキャラクターまで消してしまったり、パソコンで音をいじくり回して原音と似ても似つかぬものとしてしまったりすることは、厳に謹まなければなりません。もし綺麗な盤と巡り合うことが出来たなら、それをそのままストレートに複製するにこしたことはないのです。幸い今回、品川征郎氏の盤庫で発見された本CDの原盤となったレコードは、何れも状態の良いもので、何も足さず引かずのストレート復刻が可能となりました。40番はオリジナル盤も含めLPは音質的に満足出来るものがこれまでなく、今回SPを復刻するに及び初めて十全な再生が可能となりました。又、グラン・パルティータの方もフルトヴェングラーのありがたい?唸り声や靴音までも鮮明にとらえた大変クリアーな音質を実現しております。しかし今回それらのことより重要なことは、ここでは本当に涙の出るぐらい美しい音楽が鳴っていることで、改めてモーツァルトを始めフルトヴェングラー及びウィーン・フィルのメンバーへの感謝の念でいっぱいになりました。この思いをモーツァルト・イヤーの今年、一人でも多くの方とお分かち出来ればと存じ上げる次第です。(オタケンレコード
太田憲志)録音:(1)1948年12月7〜8日,1949年2月16日,ウィーン,ムジークフェラインザール (2)1947年11月10日〜12月3日,ウィーン,ブラームス・ザール 原盤:(1)英HMV
78rpm D.B.9441-3 (2)独エレクトローラ
E 91
175 |
OTAKEN RECORDS(CD−R)
|
TKW 206(2CD-R)
¥2900→¥2690 |
ベートーヴェン:
(1)交響曲第3番 「英雄」作品55(1944)
(2)同第4番 作品60(1943.6.27/30) |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
(1)ウィーン・フィル
(2)ベルリン・フィル |
ウラニアのエロイカと云えばこれまでの色んな復刻を聴くかぎりフルトヴェングラーにしては珍しくすっきりとした演奏というイメージが強かったのですが、今回オリジナル盤を綿密なピッチ調整の上復刻するに及びそれが全くの間違いであることが判明しました。むしろ東芝の最後のスタジオ録音よりスケールが大きいのではないかと感じさせるほどで、ファンの方にはぜひ当CDにてお確かめくださればと存じ上げます。当盤演奏のピッチ調整において今回一点落し穴を発見しました。オリジナル盤は全体的にハイピッチながら2楽章のみ他の楽章に比べピッチが低めに設定してあることです。きっと当楽章は弱音部が多いので盤面の消費量が少なくて済むと云うことなのでしょうが、当時はこんなことが罷り通る呑気な時代だったのでしょう。第4の方は1,2楽章が聴衆入り、3,4楽章が聴衆なしのハイブリッド盤です。どうしてこうなったか、当原盤をご提供いただきました先生によれば初版で後半楽章において持続ノイズを発見したメロディア社が第2版でノイズなしのゲネプロテイクに差し替えたとのことです。(オタケンレコード
太田憲志) 原盤:(1)米ウラニア
URLP 7095 (2)メロディア
ГОСТ 5289-68 |
オタケン・ビンテージ・コレクレション(TK-4000番シリーズ)開始
1CD−R¥2300
|
TK 4001 |
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 作品64
(2)ヴェニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番
作品22 |
ミッシャ・エルマン(Vn) (1)(2)
(1)シカゴ交響楽団
Defauw 指揮
(2)フィラデルフィア・ロビン・フッド・デル響
Hilsberg指揮 |
あらえびす著「名曲決定盤」のエルマンの項に次のような文章があります。「関東大震災の報がアメリカに伝わった時、第一番に起って、義援金募集の演奏をしたのはエルマンであった。それより二年前に日本を訪ねて、予想以上の歓迎と厚遇を受けたことを好漢エルマンは忘れなかったのである。エルマンの良さは其処にあると思う。彼の直情径行的な性格は、あらゆる場合に『上品ぶり』も『気取り』もせず、あるがままの野趣と魅力とを発散させる。」とあります。(一部現代カナ遣いに変更)エルマンの人柄を偲ばせる文章です。尚、エルマンは後年腕が落ちたと言われますが、戦後すぐ入れたこの初期LPオリジナル盤で聴くかぎり、全くそのようなことは感じさせません。またこの時期のエルマンのオリジナル盤は中古市場で今でもなぜか高額で取引されているのも特徴と言えます。(オタケンレコード
太田憲志) 原盤:RCAビクター
LM 9024 |
TK 4002 |
シューベルト:(1)「死と乙女」、(2)「鱒」 |
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団 他 |
シューベルトの音楽の明暗両面のそれぞれの代表作をウィーン・コンツェルトハウスQ他の名演で。「死と乙女」は米ウエストミンスター、オリジナル初期盤(1stプレス)良品より復刻!「鱒」は米ウエストミンスターがリオデジャネイロのSINTER社のためにプレスしたLPより。オリジナルWLと同原盤のため音質的に遜色ありません。(オタケンレコード
太田憲志) 原盤:(1)米ウエストミンスター
WL 5052 (2)SINTER SLP 5511 |
PML
|
PML 23636
\1400 |
オペレッタ「白馬亭にて」 |
リュク・バルネ(レオポルト)、
コレッテ・リーデインガー(ヨゼーファ)、
フェルナン・サルドゥ(ビスターニュ)他
フェリックス・ヌボローネ指揮による管弦楽団と合唱団 |
エリック・シャレルとハンス・ムラーの台本による2幕のオペレッタのリュシアン・べナールによるフランス語版。ロベルト・シュトルツ他の甘く美しい歌曲が次々と登場し、題名の白馬亭の女主人ヨゼーファと給仕頭レオポルトの恋物語をいやがうえにも盛り上げている。オリジナルはチェコの作曲家べナツキー作曲、台本ブルーメンタールの3幕ものオペレッタと思われるが、こちらは1930年の初演以来ドイツ語圏ではレハールを凌ぐほどの大人気作品。録音:1954年 モノラル |
PREISER 1CD¥1900
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PRCD 93445 |
ヨゼフ・ヘルマン/アリア集
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ウェーバー:「オイリアンテ」
ワーグナー:「マイスタージンガー」,「ワルキューレ」
ヴォルフ:「お代官様」
R.シュトラウス:「サロメ」,「影のない女」
ヴェルディ:「オテッロ」 |
ヨゼフ・カイルベルト指揮,
カール・エルメンドルフ指揮,
クルト・シュトリーグラー指揮
ドレスデン国立歌劇場管
フェルディナント・ライトナー指揮
ミュンヘン・フィル 他 |
ヨゼフ・ヘルマン(1903-1955)は、ドレスデンを中心に活躍したバリトン。ことにワーグナーを得意としていて、「マイスタージンガー」のザックスは当り役でした。このCDには、放送用録音と1954年のDG録音から収録されている。カイルベルトが指揮している「フィデリオ」のピツァロのアリアも聞きもの。録音:1943-54年 |
PRCD 89652 |
マティオイ・アーラースマイヤー/アリア集
ヴェルディ:
「トラヴィアータ」,「運命の力」,
「ドン・カルロ」, 「マクベス」,「オテッロ」
ビゼー:「真珠採り」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「外套」
シリングス:「モナリザ」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
からのアリア,場面 |
マティオイ・アーラースマイヤー(Br)
グフタフ・ゲーリヒ指揮
シュトゥットガルト放送管 他 |
マティオイ・アーラースマイヤー(1896-1979)はケルン生まれの名バリトン。1934年からドレスデン国立歌劇場で活躍。歌唱のみならず、演技力においても非常に高く評価された人で、ヴェルディに優れた適正を発揮した。全てドイツ語による歌唱。録音:1932-1953年 |
PRCD 89633 |
ミヒャエル・ボーネン/アリア集第2集
モーツァルト:「魔笛」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ウェーバー:「魔弾の射手」
ワーグナー:「タンホイザー」,「ローエングリーン」,「ラインの黄金」
ブリュル:「金の十字架」
ネスラー:「ゼッキンゲンのラッパ吹き」
マイヤベーア:「ディノーラ」,「悪魔ロベール」
グノー:「ファウスト」
ビゼー:「カルメン」
レオンカヴァッロ:「道化師」
からのアリア、場面,ほか |
ミヒャエル・ボーネン(Bs) |
ミヒャエル・ボーネン(1887-1965)はケルン生まれのドイツの名バス。ドイツで活躍したのはもちろん、1922年から10年以上、メトでスター・バスとして活躍したことでも知られており、晩年、不遇のボーネンに、米国の人々から支援が向けられたという美談が伝わっている。このCDはその米国時代のBrunswick社への録音。ボーネン全盛期の堂々たる歌が聞ける。「ディノーラ」だけが伊語で、あとは全て原語。録音:1923?28年 |
PRCD 93446 |
トドール・マサロフ/アリア集
ロッシーニ:「ギヨーム・テル」
ヴェルディ:
「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,「アイーダ」,「オテッロ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」,「トゥーランドット」
ビゼー:「カルメン」
からのアリア |
トドール・マサロフ(T) |
ブルガリアは名歌手を多数輩出した国で、このトドール・マサロフ(1907-1975)もその一人。ソフィアで細々と活動した後、1937年ウィーンで行われたコンペティションで優勝。ブルーノ・ワルターにウーン国立歌劇場に招かれ、ワルターの指揮する「アイーダ」のラダメスで初舞台。ワルターはさらに彼を「カルメン」、「ドン・カルロ」、「ダリボール」などに起用している。ワルターがウィーンを去った後も残り、戦後までスピントなテノールとして重用された。若干東欧系歌手独特の癖があるものの、声の力感と強い表現意欲はかなりのもの。録音:1950年代初頭 |
PRCD 89631 |
ヘルベルト・エルンスト・グロー/アリア集
ヘンデル:「セルセ」
ロルツィング:「ウンディーネ」,「皇帝と大工」
アダン:「ロンジュモーの郵便御者」
ネスラー:「ゼッキンゲンのラッパ吹き」
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」,「マイスタージンガー」
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「蝶々夫人」
R.シュトラウス:「バラの騎士」
からのアリア、ほか歌曲 |
ヘルベルト・エルンスト・グロー(T)
オットー・ドブリント指揮
管弦楽団 他 |
ヘルベルト・エルンスト・グロー(1905-1982)はスイス生まれでチューリヒとミラノで学んだテノール。1927年にデビューしてドイツの地方都市でオペラに出演する傍ら、ハンブルクで、当時急速に普及していたラジオ放送で人気を博した。その後、端正なマスクと演技力で人気オペレッタ歌手となりました。当時大衆的人気の高いテノールは多数いましたが、その中にあって声の実力はピカイチで、イタリアでも人気があったと言うのも頷ける。「ロンジュモーの郵便御者」では頭声でハイDを決めている。全てドイツ語の歌唱。録音:1929-39年 |
PRCD 89643 |
ルチアーノ・ネローニ/アリア集
モーツァルト:「魔笛」(イタリア語)
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,「イタリアのモゼ」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ベッリーニ:「清教徒」
マイヤベーア:「ユグノー」
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」,「シモン・ボッカネグラ」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
ゴメス:「サルヴァトーレ・ローザ」
カタラーニ:「デヤニーチェ」
ワーグナー:「ワルキューレ」
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」
のアリア、場面 |
ルチアーノ・ネローニ(Bs)
マリオ・ロッシ指揮
ウーゴ・タンジーニ指揮
アルフレード・シモネット指揮
トリノEIAR交響楽団、他 |
ルチアーノ・ネローニ(1909-1951)は、子供の時から注目されるほどの美声で、22歳の時にデビュー、同い年のジューリオ・ネーリと1930、40年代の代表的イタリア人バス歌手として活躍した。しかし健康に優れず、42歳と言う働き盛りで亡くなってしまった。その直前にはメトロポリタンからのオファーも来ていたというから、もう少し長命していれば国際的に有名なバス歌手となっていただろう。録音:1943-1948年 |
PROFIL
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=ドレスデン・シュターツカペレ・エディション=
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PH 06023
\2300→¥2090 |
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43 |
キリル・コンドラシン指揮
ドレスデン・シュターツカペレ |
極上ライヴが注目の的!ドレスデン・シュターツカペレ・エディション。Profilがメモリアル・イヤーに放つのは、ショスタコーヴィチの問題作、第4交響曲。驚くべきは指揮が1961年に世界初演を手がけたコンドラシン!前年には世界初の全集録音をモスクワ・フィルと同じく4番から開始しているが、こちらはドイツ初演ライヴという歴史的価値の計り知れない内容。シニカルでユーモラス。第4番は政治的な圧力による無力感に苛まれていた歳月を表出したものともいわれ、プラウダ紙で批判を受けたオペラ「マクベス夫人」に相次ぎ1936年に完成。リハーサル後に作曲者自らの手で封印され、これより四半世紀もの間、日の目をみることがなかったいわく付きの内容。創作上著しい発展をみせた意欲作であり、それまでに比べ編成も拡大し長大化。なにより、レントラー風のスケルツォを中央におきシンメトリカルな3楽章形式をとることや、はっきりとした引用から、マーラーに連なる作品であるのも見逃せないポイント。ショスタコーヴィチとマーラー。第4番というオマージュ的作品に対する、屈指のマーラー指揮者でもあったコンドラシンの正鵠を射たアプローチ。また、ドレスデンがマーラーを奏でるときそうであるように、豊潤な弦に加えて木管の表情の濃さなども語り尽くせぬ魅力。録音:1963年2月ドレスデン、国立歌劇場大劇場(ライヴ)モノラル |
PH 06031
(2CD)
\4600 |
ドヴォルザーク:「ルサルカ」(ドイツ語) |
エルフリーデ・トロチェル(ルサルカ),
ヘルムート・シンドラー(王子),
ゴットロープ・フリック(水の精),他
ヨゼフ・カイルベルト指揮
シュターツカペレ・ドレスデン,
ドレスデン国立歌劇場合唱団 |
ドイツの偉大な指揮者、ヨゼフ・カイルベルトの貴重な「ルサルカ」。カイルベルトは、第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたドレスデンの歌劇場の音楽監督を1945年に引き受け、復興に大きな貢献を果たしている。この「ルサルカ」はその頃の貴重な録音。さすがカイルベルト、実にしっかりした名演。歌手も実力派が揃い、ドイツ語ながら聞き応え十分!カイルベルト・ファンには逃がせないCD。録音:1948年 |
ROYAL OPERA HOUSE HERITAGE SERIES
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「BBC LEGENDS」でおなじみのIMGが新たにお届けする、ロイヤル・オペラ・ハウス・ヘリテイジ・シリーズ。これまでBBC
LEGENDSのカタログになかったオペラもの、コヴェントガーデン歌劇場の歴史的音源がドサッとでます!!!
大注目のシリーズがスタート! |
ROHS 001
(2CD)
\3600 |
ヴェルディ:「オテッロ」 |
ラモン・ヴィナイ(T オテッロ),
グレ・ブラウエンスタイン(S デズデーモナ),
オタカール・クラウス(Br イヤーゴ),
ジョン・ラニガン(T カッシオ),
ノリーン・ベリー(Ms エミーリア),
レイモンド・ナイルソン(T ロデリーゴ),ほか
クーベリック指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管,合唱団 |
これはビックリ、こんな音源が眠っていたとは!!名指揮者、ラファエル・クーベリックの指揮したヴェルディ、それも「オテッロ」!!クーベリックは1954年から1958年までコヴェントガーデン王立歌劇場の音楽監督を務め、この歌劇場の発展に多大な貢献を残しました。その時期の録音そのものがごく少ないので、その点だけでも貴重。クーベリックのヴェルディとは意外だが、このほぼ一月後には、ウィーン国立歌劇場再開公演に招かれ、ドイツ語とはいえ「アイーダ」を指揮しているので、高い評価を得ていたことも間違いない。そして歌手は、ブッシュ、トスカニーニ、フルトヴェングラーの指揮のもとでも歌った天下のオテッロ歌手、ラモン・ヴィナイに、オランダの名ソプラノ、グレ・ブラウエンスタイン、チェコ出身でロンドンで大活躍したオタカール・クラウスと、かなり豪華。おそらく海賊盤でも流通したことのない、初出音源です!録音:1955年10月19日ロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)モノラル |
ROHS 002
(2CD)
\3600 |
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」 |
ジョン・サザランド(S ルチア),
ジョアン・ジビン(T エドガルド),
ジョン・ショー(Br エンリーコ),
ジョゼフ・ルルー(Bs ライモンド),
ケニス・マクドナルド(T アルトゥーロ),ほか
トゥリオ・セラフィン指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管,合唱団 |
20世紀の大プリマドンナに、ジョン・サザランドを選ぶのに異論のある人はいないだろう!彼女は1952年にはコヴェントガーデン王立歌劇場の舞台を踏んでいるが、脇役だったり、あるいはヴェルディなどのドラマティックな役だったりと、本領を発揮していなかった。しかし、この1959年の「ルチア」が大成功、サザランドは一夜にしてスターになり、まもなくDECCAへ録音を開始、世界的プリマドンナへの道を突き進むようになる。海賊盤ではかなり知られた録音だったが、蔵出しで登場!録音:1959年2月26日ロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)モノラル |
SUPRAPHON
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SU 3870
(3CD)
\4500→¥4190 |
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
第15番イ短調Op.132 / 第11番ヘ短調Op.95
/
第12番変ホ長調Op.127 / 第14番嬰ハ短調Op.131
/
第13番変ロ長調Op.130 /
大フーガ変ロ長調Op.133 / 第16番ヘ長調Op.135 |
スメタナ四重奏団 |
弦の国チェコ有数のアンサンブルとして高い人気を得ていたスメタナ四重奏団。レパートリーは幅広く、なかでもドヴォルザークやスメタナと並んでベートーヴェン演奏には特別のものがあった。ここに収められたすべての曲目を80年代デジタル初期に再録しているが、より緊密なアンサンブルが聴けるのはこちらのほう。やわらかくみずみずしい音色がそのまま、2006年の最新リマスタリング(スタニスラフ・シコラ担当)でよみがえった。録音:1967年1月23-27日(第15番)1961年6月4-7日(第11番)1961年4月4-7日(第12番)1970年6月15-29日(第14番)1965年9月29日-10月6日(第13番、大フーガ)1968年11月25-29日(第16番)以上すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ |
SYMPOSIUM 1CD¥2100
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SYMPCD 1342 |
アーノルドソン/オペラ・アリア集
「フィガロの結婚」〜恋とはどんなものかしら、
「ドン・ジョヴァンニ」〜打てよマゼット、
「魔弾の射手」〜静かに、静かに、敬虔な調べよ、
「セヴィリアの理髪師」〜今の歌声は心にひびく、
「ミニョン」〜君よ知るや南の国、
「椿姫」〜ああ、そはかの人か、
同〜さようなら過ぎ去った日よ 他全22曲 |
ジークリッド・アーノルドソン(S) |
SYMPCD 1353
¥1890 |
リスト:ピアノ協奏曲第1番
(シモン・バレル(P)デヴィッド・ブロックマン指揮管弦楽団 1946年)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第1番
(レギナルド・パウル(P)スタンリー・チャップル指揮
メトロポリタン交響楽団 1930年代前半)
パデレフスキ:ピアノ協奏曲
(ヘスス・マリア=サンロマ(P)アーサー・フィードラー指揮
ボストン・プロムナード管弦楽団 録音年不明) |
SYMPCD 1305 |
3人のフランスのピアニストたちによる自作自演集
シャミナード(1857〜1944):
6つのエール・ド・バレ、へつらう女 他全7曲
ディエメル(1843〜1918):
Grand valse de concert in
D flat Op.37、Chant
du nautonier、
無言歌集第6巻より「紡ぎ歌」(メンデルスゾーン)
夜想曲Op.27-2(ショパン)他全5曲
サン=サーンス(1835〜1921):
アフリカ幻想曲、かわいいワルツ、ピアノ協奏曲第2番より抜粋、
オーヴェルニュ狂詩曲、エレジー、アルジェリア組曲 他全14曲 |
録音年:シャミナード=1901年 ロンドン、ディエメル=1904年 パリ、サン=サーンス=1904年、1919年 |
SYMPCD 1350 |
20世紀初めの歌手たち
イワン・エルショフ(サンクト・ペテルブルグ 1903):
「タンホイザー」〜あなたをたたえて歌おう、
「ジークフリート」〜鍛えろ、私のハンマー 他全4曲
フランシスコ・ダンドラーデ(ベルリン 1907):
「ドン・ジョヴァンニ」〜酒がまわっているうちに、踊りの準備だ、
「セヴィリアの理髪師」〜私は町の何でも屋 他全5曲
ルイゼ・ペラルト=ペツル(ベルリン 1913):
「魔笛」〜ああ、愛の喜びは露と消え、
「エルナーニ」〜エルナーニよ、いっしょに逃げて 他全4曲
フランシス・マクレナン(ハンブルグ 1908):
「タンホイザー」〜あなたをたたえて歌おう、
「アイーダ」〜清きアイーダ 他全4曲
ロキシー・キング(ベルリン 1905):
「魔弾の射手」〜たとえ雲がおおい隠しても、
「ジプシー男爵」〜みすぼらしく誠実な 他全5曲
フョードル・シャリアピン(ミラノ 1907):
Ekh, you, Van`ha、Nochen`ka-Ah,
you night,
dark night、Luchinushka-A
wooden splinter,
my little one |
TACET
|
152
\2400 |
マックス・レーガー自作自演(ピアノ・ロールによる)含む作品集
「テレマンの主題による変奏曲とフーガ」
Op.134
以上、フリーダ・クワスト=ホダップ(Pf)
1920年演奏のピアノ・ロール
「シルエット」Op.53より第2、3番
「私の日記」Op.82より第3、5、6、10、11番
「5つのユモレスク」Op.20より第5番
「6つの間奏曲」Op.45より第3、5番
以上、マックス・レーガー(Pf) 1905年演奏のピアノ・ロール |
フリーダ・クワスト=ホダップ(Pf) 1880-1949はレーガーのピアノ協奏曲やこのアルバムに収められた「テレマンの主題による変奏曲とフーガ」を初演した女流ピアニスト。クララ・シューマンに学び、親交が深かったレーガーの作品を多く演奏している。 |
TAHRA
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TAH 592
(3CD)
\6900→¥6270 |
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ブラームス:ドイツ・レクイエム |
カール・シューリヒト指揮
NDR交響楽団
エリーザベト・グリュンマー(S),
オットー・ヴィーナー(Br),
NDR合唱団 |
TAHRAからシューリヒトとNDR交響楽団の秘蔵音源がまた登場!まずはシューベルトの未完成交響曲。DECCA録音でも定評高いシューリヒトのお得意ながら、濃厚さではさすがライヴがずっと上。従来音の悪い海賊CDやCD?Rでしか発売されたことがなかったもので、クリアな音で甦っている。ブルックナーの第8交響曲は、既に他社からも発売されているもので、シューリヒトの残したこの曲の録音の中でも筆頭に挙げられることの多い、白熱した名演、もちろん完全収録。そしてブラームスのドイツ・レクイエムはおそらく海賊盤でも出回ったことのない完全初出のようだ。ブックレットにシューリヒトのディスコグラフィも収録。録音:1954年10月4日(シューベルト),1955年10月23、24日(ブルックナー),1955年10月27日(ブラームス) |
TESTAMENT
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SBT4 1391
(4CD)
¥8400→¥7900 |
ワーグナー:楽劇「ヴァルキューレ」全曲 |
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
バイロイト祝祭管&合唱団
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ;S)、
ハンス・ホッター(ヴォータン;Br)、
グレ・ブラウエンスティン(ジークリンデ;S)、
ラモン・ヴィナイ(ジークムント;T)、他 |
伝説として語り継がれてきたカイルベルトの55年リング。マスター・テープが発見され、全編がテスタメントからリリースされるという情報だけでも、世界を震撼させた。それでも製作過程には長い時間を要し、時にはその情報が欲求が嵩じての幻影だったのではないかとまで感じさせたもの。そして遂に、2006年3月、第一弾の「ジークフリート」が世界同時発売。すべてのワグネリアンの憧憬が具現化された。しかしながら、実際の音楽に触れた人々は、単に探し求めていた物を手に入れた喜び以上の感動を得たと思う。その感情は喜びというよりは、驚愕に近かったかも知れない。長年の憧れに満ちた空想で、噂の中でどんどん理想化され続けた「指環」だったが、現実に現れた音楽はそれらより遙か上回るものだったようだ。その証拠に、世界中のどのメディアも、その素晴らしさを表現する言葉を選びあぐねるかのような評を発表し続けている。それこそ世界中の音楽誌やオペラ専門誌、そして新聞がこぞって最高評を掲載した。そして、これは大変異例なことなのですが、テスタメント社には一般ユーザーから手紙やメールが山のように届いたのだそうだ。そこには、CDを聴いていかに感動したかと、この音楽をリリースしてくれたことへの感謝が綿々と綴られていたそうだ。事実、ドイツ語圏(+日本)以外の国では、今やカイルベルトの名前を知る人すら少ないらしく、リリース前には少々心配もされた。しかしながら、全ヨーロッパでこのリリースは熱狂的に歓迎され(特にスペイン)次の作品の発売が待ち望まれている。こうした世界的熱狂の中、第二弾「ヴァルキューレ」が発売となる。前回と同様の美麗パッケージに、今回のライナーには複雑であったバイロイト/EMIの契約やなぜこの「指環」が今までお蔵入りとなっていたのかが詳細に語られている。そしてそれらのエピソードは、バイロイトそのものの歴史や関係者の思惑や大志までも浮き彫りにしており、脈々と流れる伝統の中でこのカイルベルトのリングがどういう位置づけであったかが鮮明に語られています。CDが驚異の高音質で当時の音楽を忠実に再現してくれているのと同様、商品まわりからも当時の聴衆や関係者の息遣いが感じられる作りとなっている。録音:1955年7月25日(Mon)、バイロイト ※ステレオ録音 |
関連旧譜
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SBT2 1384
(2CD)
\4200→¥3790 |
カイルベルト/
ワーグナー:
歌劇「さまよえるオランダ人」全曲 |
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
ヘルマン・ウーデ(Br)、
アストリッド・ヴァルナイ(S)、
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)、
ルドルフ・ルスティヒ(T)、
ヨーゼフ・トラクセル(T)、
エリーザベト・シェルテル(Ms)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 |
3月に「ジークフリート」がリリースとなり、世界中を興奮の坩堝にまでした、55年のカイルベルトによるステレオ・リング。なんと、お膝元バイロイトの新聞に「史上最高のリング!」なる評まで現れ(書いたのはしかも、バイロイトの広報官!!)、これ以上ないお墨付きまで頂いている。そのリング・リリースの狭間に、もうひとつの朗報が。同年の「オランダ人」はすでに発売になっていたのだが、なぜかCDはモノラルのマスターが使われており、70年代ステレオのLPが発売されていたことから、ステレオ版の「オランダ人」の発売が熱望されていた。今、55年当時のデッカの録音技術の熟成度と、カイルベルトその人への感嘆にもにた喝采の中、遂にステレオ・マスターの「オランダ人」がリリースとなる。バイロイトにおいてデッカは、すでにパルジファルとリング全曲を1951年に録音。そのリングのうち「神々のたそがれ」もまた、テスタメントの大発見として99年リリースされた。(SBT
4175)しかしながら、52年から54年は、EMIバイロイト間のエクスクルーシヴ条項に阻まれ録音は行われない。51年のモノラル録音もすでに完成され洗練されていたことは残された録音からも明らか。なんと52年のEMI内部資料にはかのウォルター・レッグが「音質のことでいえば、我々自身の録音をリリースする際、デッカのものと比較されるのが正直恐ろしい。」と発言した記録が残っているとか。そして55年、デッカはステレオでも同等以上のクオリティを維持し、かのリング、そしてこのオランダ人の録音を敢行したのです。録音:1955年 |
UNITED ARCHIVES
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UAR 002
(3CD)
\3200→¥2790 |
「The Art of Conducting〜ミトロプーロスの芸術」
【CD1】
ボロディン:『だったん人の踊り』 (1952年12月1日)
イッポリトフ=イワノフ:
『コーカサスの風景』第1番作品10 (1953年3月20日)
ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調作品38 (1950年1月) |
オスカー・レヴァント(P)
ディミトリー・ミトロプーロス指揮
ニューヨーク・フィル |
【CD2】
メンデルスゾーン:
『フィンガルの洞窟』作品26 (1953年11月2日)
『ルイ・ブラス』序曲作品95 (1953年11月2日)
ブラームス:
ハイドンの主題による変奏曲作品56a (1942年4月4日)
チャイコフスキー:組曲第1番作品43 (1954年11月17&18日) |
ディミトリー・ミトロプーロス指揮
ニューヨーク・フィル |
【CD3】
サン=サーンス:
『死の舞踏』作品40 (1950年11月27日)
『オンファールの糸車』作品31 (1950年1月23日)
コダーイ:『ハーリ・ヤーノシュ』組曲 (1956年2月27日)
ファリャ:『三角帽子』組曲第2番 (1953年11月2日)
スクリャービン:交響曲第5番『プロメテウス』 (1953年3月20日) |
レオニード・ハンブロ(P)
ディミトリー・ミトロプーロス指揮
ニューヨーク・フィル |
ミトロプーロスは、1949年にストコフスキの後任としてニューヨーク・フィルの指揮者に就任し、58年までの約10年間、同楽団を世界最高水準にまで高めた。ミトロプーロスの指揮者としての世界的な名声を確固たるものにしたニューヨーク・フィルとの貴重な録音をおさめたボックスが、お求め安い価格で登場。強烈なまでの緊張感に満ちた演奏、ニューヨーク・フィルのまだ無骨さを残した音色が堪能できる。ミトロプーロスといえばマーラーという向きも多くいらっしゃるかもしれないが、ここにおさめられている曲達からも、彼の爆発的な緊張感に圧倒され、オーケストラにこれほどまでのパッションを与えることができるのかとあらためてミトロプーロスの力量とオーケストラの凄さを実感できる。ユナイテッド・アーカイブスのレーベルのモットーである「Best
Artistic Value at the Best Price!」のとおり、これだけの大芸術家の偉大な足跡をこのお値段で聴けるというのはきわめて価値のあること。 |
UAR 003
(2CD)
\2400→¥2190 |
ハイドン:弦楽四重奏曲集op.76
[CD1]
弦楽四重奏曲第75番ト長調 Op.76-1
弦楽四重奏曲第76番ニ短調 Op.76-2『五度』
弦楽四重奏曲第77番ハ長調 Op.76-3『皇帝』 |
ブダペスト四重奏団
ヨセフ・ロイスマン(第1Vn)
ジャック・ゴロデツキー(第2Vn)
ボリス・クロイト(Va)
ミッシャ・シュナイダー(Vc) |
[CD2]
弦楽四重奏曲第78番変ロ長調
Op.76-4『日の出』
弦楽四重奏曲第79番ニ長調 Op.76-5『ラルゴ』
弦楽四重奏曲第80番変ホ長調
Op.76-6 |
ブダペスト弦楽四重奏団がワシントンにある国会図書館付きの演奏家として活躍していた頃の録音(コロンビア)のCD化のものの登場。第一ヴァイオリンのロイズマンが楽団を率いた時代のもので、実にまっすぐな音色とすべてのパートが同等の重みを持って聴くものにたたみかけてくる演奏は聴きもの。ハイドンの名曲ばかりがそろった2枚が初CD化でこれまたお得なお値段でなんともうれしいかぎり。音も実にクリアで、彼らの澄み切った伸びやかな音色が見事にCDに復刻されている。録音時期:1954年5月3-14日 録音場所:アメリカ国会図書館 使用楽器:ストラディヴァリウス(ガートルード・クラーク・ウイットール寄贈)モノラル |
VAI(CD) 1CD¥2200
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VAIA 1253 |
アンナ・ラッセルが語るヴェルディ
「ナブッコ」とモーツァルト「魔笛」 |
アンナ・ラッセル |
アンナ・ラッセルは、クラシック音楽を題材に取ったエンターテインメントで知られるコメディエンヌ。彼女のお得意は、オペラを物語を語りながら、役をパロディーして笑いを取る芸。ここではヴェルディの「ナブッコ」とモーツァルトの「魔笛」が選ばれている。これは1973年、シドニーのオペラハウスの柿落とし行事の一環として行われた「上演」のライヴである。 |
VAIA 1245
(2CD1枚価格)
\2200 |
イヴリン・リアー 80歳記念CD
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房達」から、
ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」から、
モーツァルト:「フィガロの結婚」から、
ヴェルディ:「オテッロ」から、
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」から
R.シュトラウス:「バラの騎士」,「アラベラ」から
バーバー:ノックスヴィル 1915年の夏
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番、
ベルリオーズ:「夏の夜」から
マーラー:浮き世の生活、
R.シュトラウス:眠りに つくとき
シューベルト:漁師の歌,夜と夢、
アーン:恍惚 のとき
フォーレ:愛の歌,マンドリン,牢獄、
チャイコフスキー:舞踏会で,言葉でなく、
ラフマニノフ:りら
R.シュトラウス:おはよう!,夜,セレナーデ 他 |
イヴリン・リアー(S)
マゼール指揮
ウィーン・フィル
カルロス・クライバー指揮
ミラノ・スカラ座管
ディーン・ディクソン指揮
ヘッセン放送管
ルドルフ・ヤンセン(P)
エリック・ウェルバ(P) 他 |
イヴリン・リアーは1926年、ニューヨーク生まれのソプラノ。カール・ベームに認められ、1960年代か70年代にかけて、ドイツを中心に活躍した。このCDは彼女の80歳を記念して、様々な上演のライヴ録音を集めたもの。なかでもミラノ・スカラ座でカルロス・クライバーが指揮した「バラの騎士」の元帥夫人の独白が貴重だ。2CDで1CDの特別価格。収録:1969年 演奏会形式 |
VENEZIA
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CDVE 64251
(6CD)
\5000 |
ムラヴィンスキー指揮ショスタコーヴィチ:交響曲選集
Disc.1
交響曲第5番(1984年4月4日 ステレオ)
交響曲第6番(1972年1月27日 ステレオ)
Disc.2
交響曲第7番「レニングラード」(1953年2月26日 モノラル)
Disc.3
交響曲第8番(1961年2月25日 モノラル)
Disc.4
交響曲第10番(1976年3月 ステレオ)
Disc.5
交響曲第11番「1905年」
(1957年11月3日 モノラル
レニングラード初演)
Disc.6
交響曲第12番「1917年」(1961年 ステレオ)
交響曲第15番(1976年5月26日
ステレオ) |
ムラヴンスキー指揮
レニングラード・フィル |
決定版として愛される名演奏の数々。録音年代の古さや当時の録音技術の不備から特に1960年前後、及び1960年以前録音の一部に、マスター音源に起因する音の揺れ、歪み等あります事、ご了承下さい。 |
CDVE 24250
(2CD)
\1800 |
ロジェストヴェンスキー/チャイコフスキー:後期交響曲集
(1)交響曲第4番(1970年9月)
(2)交響曲第5番(1972年4月)
(3)交響曲第6番「悲愴」(1972年) |
ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエトRTV大交響楽団(1)(2)
ソビエトRTV大交響楽団(3) |
数あるロジェストヴェンスキーのチャイコフスキーの演奏から特に名演奏といわれる記録を選んだ2CD。お買い得盤。 |
CDVE 44252
(6CD)
\5000 |
プロコフィエフ:交響曲全集、ピアノ協奏曲全集
Disc.1
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番(1938年録音)
(2)「ロメオとジュリエット」第2組曲(1938年録音)
(3)ピアノ協奏曲第1番
Disc.2
(4)(5)ピアノ協奏曲第2番、第3番
Disc.3
(6)(7)ピアノ協奏曲第4番「左手のための」、第5番
(8)交響曲第1番「古典的交響曲」
Disc.4
(9)(10)交響曲第2番、第4番(改訂版)
Disc.5
(11)(12)交響曲第3番、第6番
Disc.6
(13)(14)交響曲第5番、第7番「青春」 |
(1)ダヴィド・オイストラフ(Vn)
セルゲイ・プロコフィエフ指揮
ソビエトRTV大交響楽団
(2)セルゲイ・プロコフィエフ指揮
ソビエトRTV大交響楽団
(3)-(7)ヴィクトリア・ポストニコワ(Pf)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエト文化省交響楽団
(8)-(14)ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエトRTV大交響楽団 |
交響曲は1962-68年録音 ピアノ協奏曲は1983-87年録音
メロディア原盤。特に交響曲2番にマスターテープに起因する音の揺れ、左右バランスの悪さが聴き取れる。ご了承下さい。
ソビエトRTV大交響楽団は、現在のモスクワ放送交響楽団。名演奏の復刻。お買い得盤。 |
VISTA VERA 1CD¥1900
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VVCD 00021
【再発売旧譜】
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ラフマニノフ・プレイズ&コンダクツ Vol.1
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第2番ハ短調
Op.18(*)
交響詩「死の島」Op.29(+)
パガニーニの主題による狂詩曲
Op.43(#) |
ラフマニノフ(P(*/#)、指揮(+))
ストコフスキー指揮*/#
フィラデルフィア管 |
録音:1929年(*/+)/1934年(#) |
WALHALL
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WLCD 0172
(3CD)
\3000 |
初出!
モーツァルト:歌劇「イドメネオ」 |
ホルスト・タウブマン(イドメネオ)、
グレタ・メンツェル(イダマンテ)
ゲルトラウト・ホップフ(イリア)、
ゲルトルーデ・グローブ=ブランドル(エレットラ)
マインハルト・フォン・ツァリンガー指揮
ウィーン交響楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団 |
バレエ音楽を含む完全版 ウィーン 1950年録音スタジオ録音 放送用音源かと思われる。1950年録音とは思えないほど良い音質とのこと。 |
WLCD 0174
(3CD)
\3000 |
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」 |
レオニー・リザネク(エリザベート)、
ビルギット・ニルソン(ウェヌス)
ルドルフ・ルスティヒ(タンホイザー)、
マルセル・コルデス(エッシェンバハ)
ゴットローブ・フリック(ヘルマン)、
カール・テルカル
カール・ベーム指揮
サン=カルロ歌劇場管、合唱団 |
1956年3月17日 ナポリ、サン=カルロ歌劇場 ライヴ録音 ARCHIPEL:ARPCD0011(#7640104000112)のレーベル移行。 |
WLCD 0175
(3CD)
\3000 |
初出!
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 |
ヘレン・トローベル(イゾルデ)、
ラモン・ヴィナイ(トリスタン)
ブランシュ・シーボム、
スヴェン・ニルソン
フリッツ・ライナー指揮
メトロポリタン歌劇場管&合唱団 |
1950年12月9日 ライヴ録音 全体的に音質は劣悪なものではないとのこと。特に少々遠いオーケストラに比べ歌手の声は通りが良い。しかし、雑音、音切れ等がありますので、万人向けでは無い事ご了承ください。 |
WLCD 0173
(2CD)
\2000 |
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」 |
ヘドヴィヒ・ミュラー=ビュトウ(レオノーレ)、
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(フロレンスタン)
ヤーロ・プロハスカ(ドン・ピツァロ)、
ハインリヒ・プフランツル(ロッコ)
ヘルマン・アーベントロート指揮
ベルリン国立歌劇場管、合唱団 |
1952年ベルリンでのライヴ録音。会話部分は収録されていない。第1幕に欠落があり。残念ながら音が割れ、耳障りな箇所が多く聴かれるとのこと。 |
WLCD 0177
(3CD)
\3000 |
初出!カイルベルト指揮1955年
もう一つのワルキューレ
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」 |
ジークムント:ラモン・ヴィナイ
ジークリンデ:アストリッド・ヴァルナイ
フンディング:ヨーゼフ・グラインドル
ヴォータン:ハンス・ホッター
フリッカ:ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィッツ
ブリュンヒルデ:マルタ・メードル
カイルベルト指揮
バイロイト祝祭管&合唱団 |
1955年8月録音 モノラル 話題のテスタメント SBT41931(1955年7月25日ジークリンデ:グレ・ブラウエンスティン、ブリュンヒルデ:アストリッド・ヴァルナイ)とは別テイク。こちら(WALHALL)はモノラル録音。 |
WLCD 0178
(4CD)
\4000 |
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」 |
ジークフリート:セット・スヴァンホルム
ブリュンヒルデ:キルステン・フラグスタート
グンター:ヴァルデマール・ヨンセン
グートルーネ:イングリート・ビョーナー
フェイルシュタット指揮
ノルウェー国立歌劇場管&合唱団 他 |
1955年8月 オスロでの録音 音質良好とのこと。 |
WEITBLICK
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SSS 0059-2
\2200→¥1990 |
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
ヤナーチェク:ラシュスコ舞曲集より第1、2、5、6番 |
クラウス・テンシュテット指揮
ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団 |
WEITBLICKによるテンシュテット・エディション第2弾!誰がこの組合せを想像できただろうか!何と鬼才テンシュテットがあのミュンヘン・フィルを指揮した唯一の録音。しかもバイエルン放送によるスタジオ録音という信じがたいシチュエーションでの共演。テンシュテットとミュンヘンとのご縁はいくつかのバイエルン放送響との共演で確認済みだが、特にこの音楽都市と密接だったというわけではない。それなのに、なぜ「チェリ以前」のミュンヘン・フィルとこうしたセッションがなされたのか、興味は尽きない。内容も尋常ではない。演奏家が極限状態で繰り広げる凄演としか言いようのないシリアスでパワフルなテンシュテット節が炸裂。弱音の美しさも特筆モノ。楽器同士でなされる間断なき対話が隅々まで聴こえる点も、いかにもドイツの名門オケらしい所。録音も非常に分離が良く、幅広い音色変化による快感を得られる。テンシュテットはこの第5番「革命」を愛奏したが、初CD化レパートリー。フィルアップのヤナーチェクも初出レパートリー。なにゆえ、この希少な作品をテンシュテットが取り上げるのか?それは、このスタイリッシュで、緻密な演奏を聴けば理由がはっきりする。WEITBLICKのテンシュテット・エディションは、未亡人との良好な関係を背景に今後も継続するとのこと。ご期待下さい。 |